竹内薫のレビュー一覧

  • 思考のレッスン 発想の原点はどこにあるのか
    サイエンスライター竹内薫によるルネッサンス人のすすめ的な4章に加え、竹内と茂木健一郎との対談2コマ。
    最終的には、世間の常識や価値観を知りつつも、それに流されることなく自分の基準をもって興味の持てることに邁進すればよいという合意が踏まえられているのだが、竹内のいう「境界人」(ルネッサンス期の人々のよ...続きを読む
  • 隠れていた宇宙(上)
    非常に難解な最新の宇宙論をほとんど数式なしにわかりやすいたとえ話とともに説明してくれる。なんとなく概念はつかめて分かった気になれる。

    上巻は様々な宇宙モデルの紹介とひも理論について。

    とはいえやはり本格的に理解するには数式を追う必要がありそうだし、宇宙論で使われる数学は勉強してみたいと思った。
  • 思考のレッスン 発想の原点はどこにあるのか
    既存の分類や「カテゴリー」によって、自らを無理に定義しようとするよりも、興味を持ってやりたいことを自由にやっていけばいいのだ。という主張。
    見方によっては、エスタブリッシュメントから弾き出されて、小才を頼みにマスコミ系で売名している二人のパンフレットと言えそうだが・・。
  • 理系バカと文系バカ
    理系的な発想や文系的な思考にとらわれず幅広く知識や興味を持つことを勧めている。自分で考えることが必要なんだな。とても読みやすい本だ。
  • 量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”
    量子コンピュータへのアプローチを計算とは何かというところから分かりやすく解説してあります。過去から現在までの数学界の偉人達の色々なエピソードも興味を引き立てられます。
  • 2035年 火星地球化計画
    今現在、地球以外で人類が長期に渡って住める可能性が最も高いとされているのが火星だ。しかし、今の状態では人は住むことができない。火星を住める星にするには、火星を地球に似た星にテラフォーミングする必要がある。課題はいくつかある。

    ①太陽光の照射量が不十分で、気温が低すぎること
    ②大気が薄く、必要な量の...続きを読む
  • 理系バカと文系バカ
    面白そうな題名だと思ったら、竹内薫の本。期待通り面白かった。

    フォトリーディング&高速リーディング。高速を交えて熟読。

    どちらかというと、文系の人に対する理系への招待のような本。そもそも本書に載っているような「理系バカ」は本書を読まない。「文系バカ」は読むと思う。

    著者が「グーグルの非公式入社...続きを読む
  • 99.996%はスルー 進化と脳の情報学
    近年、流通する情報量が爆発的に増えてしまって、 人は情報を受け取り切れず、殆どの情報がスルーされている ことが書かれていると思います。 情報の発信や受信について考えさせられました。
  • 素数はなぜ人を惹きつけるのか
    数論の読み物は好きで、いろんなものを手にしてきた。
    なるべく数式の少ないものを選んでいる。本書にあっては「数式は見るだけでいいんです」とまで著者が言ってくれている。でもある段階で決定的についていけなくなる。そこが悲しい。
    原子核のエネルギー準位とゼータ関数の零点分布が同じかもってのも凄い発見だけど、...続きを読む
  • 隠れていた宇宙(上)
    宇宙論の本を固め読みしたおかげで、超弦理論、膜理論、カラビヤウ空間、11次元時空間などの専門用語はだいぶ耳慣れてきたが、この本にはぶっ飛んだ。いろいろな種類!の並行宇宙を論じている。空想科学小説の世界とばかり思っていたが、真面目な科学の世界になっていたのか。脳みそが一瞬で時空間を飛び越えた。
  • 隠れていた宇宙(下)
    上巻に引き続き、平行宇宙のオンパレード。述べられている仮説は証明可能なんだろうか?本当かもしれないが、そうで無いかもしれない。なんか腑に落ちない。
  • 量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”
    バベッジやチューリングなど現代のコンピュータを形作った偉人を数多く登場させ、コンピュータの歴史を振り返るところから話が始まり、コンピュータの基本的な動作原理なども説明して、量子にたどり着く、量子とはエネルギーやモノなどの最小単位で粒子でもありかつ波でもあり、その存在は確率的との説明を研究者を紹介しつ...続きを読む
  • ねこ耳少女の 相対性理論と超ひも理論
    500 円と安価だったので購入 (大学の書籍部に 1 冊だけ残されていた).前作“ねこ耳少女の量子論”の続きではあるが,どちらから読んでも問題ない (前袖より).正直に言ってこれだけで相対論を理解するのは無理であるが,イメージをつかむくらいはできるかもしれない.また超弦理論についてはおまけ程度である...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる素粒子
    面白かった。素粒子をどのような考え方で分類しているのかをわかりやすくまとめられていた。一番衝撃だったのは素粒子はブラックホールであるとの説明。確かに質量が違うだけで同じなのかも知れない。
  • 素数はなぜ人を惹きつけるのか
    【確かに魅力的】
    素数は法則性が見つからない不思議な数字です。

    また、現在わかっている最大の素数が何千万の桁というのもおもしろいです。
    途中、発見されずに飛ばされている素数もあるのでは・・・と思うとわくわくします。
    見つけることができれば、第一発見者になれます。

    実際に存在するが、発見されてい...続きを読む
  • 素数はなぜ人を惹きつけるのか
    まえがきに書いてある子供の話しが面白い。「どうして九九の表には11、13、17、19、23みたいな数が抜けているの?」。おお、これは素数の本質を言っているなあ。小学生の観察力は凄い!

    いろいろと勉強になったけど、自分なりにまとめると、
    1.数の種類
    2.公開鍵暗号の仕組み
    3.素数階段とゼータ関数...続きを読む
  • 猫が屋根から降ってくる確率 世の中の出来事は猫と科学で解明できる
    竹内さんの本は多分初めてで、なんだか好きだと思えたのはなるほどオピニオンを押し付けてないからか。
    あんまり「自分はこう思う!」とフンガーされると引いちゃうものね。
  • 理系バカと文系バカ
    日本の教育制度上、理系とか文系という選択はせざるを得ない。しかし、そこで生じてしまう選択科目。特に私立大学受験を目指した勉強では、極一部の科目しか勉強しないことになる。そして、大学に入った後も大した勉強をしないで済んでしまう。

    勉強はしなければならないものではない。しかし、すれば豊かな生活やよりよ...続きを読む
  • 科学予測は8割はずれる
    20150218
    副題にあるとおり科学史入門。
    ほんとに入門で足早に触りだけだが、楽しく読める。
    次はもう少しボリュームのある内容の本を読みたい。

    宗教と科学。
    日本における科学の成り立ち、立ち位置。
    は面白かった。
  • 理系バカと文系バカ
    日本人が必ず分けたがる理系と文系についてその最たる人間たちの主な特徴やこの分類の危惧を述べた作品。かなり極論な部分もあったが分類してすぐに思考停止してしまう日本は本当にまずいと思う