竹内薫のレビュー一覧

  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    タイトルで思わず手に取ってしまった本。語り口も柔らかく、内容も初心者向けでよい。タイトルへの答えも著者としての回答をきちんとしている。良い本です。
    章で分けて説明していくのもわかりやすい。生命とはなにかは明確な答えのでないとてもむずかしい問題なんだなと改めて思う。コンピュータやシステムが難しいと言わ...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    シュレディンガーの著書『生命とは何か』のオマージュという事だが、原作を読んでいないので、関係性が分からず。ただ、そのテーマを考える時、シュレディンガーが生命の秩序を保つ上で「遺伝」の重要性を指摘する他方、著者のポール・ナースは、ノーベル賞受賞者であるハーマン・マラーの定義「進化する能力を有するもの」...続きを読む
  • わが子をAIの奴隷にしないために(新潮新書)
    今まで読んだAIの本で、一番面白かった。
    このテの本を読む時は、
    「分からないだろうな」と想定して読んでます。
    もちろん今回も分からない事は多かった。
    でも、面白かった。
    なんというか、
    人間的で笑、スピード感がありました。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    生物の目的は「自分を永続させること」にあり、その方法は「生殖」し「遺伝子を残すこと」。つまり生物としての人間が人生でやるべき唯一のことは、遺伝子を残すことだと解釈しました。一方で、生物は自然淘汰によって進化し、その進化は「生き残れなかったものたち」のおかげでもある、とも書かれていました。自分が後世に...続きを読む
  • すごい物理学講義
    日本では超ひも理論(超弦理論)が有名だが、本書は「ループ量子重力理論」の信奉者だ。古代ギリシャからアインシュタインの一般相対性理論までの物語はなかなか面白かったが、量子力学になった途端難解の極み、とは言っても超弦理論も似かよったものだが、とても納得いくものではない、挙句の果て時間は存在しないなんて言...続きを読む
  • すごい物理学入門
    前提知識がなくても自然界の物理法則の概要がなんとなくはイメージできるようになる本。
    物理学をしてこなかった人からしたら世界の見え方がガラッと変わるだろう。
    本書の言葉でもあるが、「科学は見方」である。
    理系アレルギーみたいな人にとっては難しい理屈や数式に拒否反応があるのかもしれないが、科学とは視覚的...続きを読む
  • 隠れていた宇宙(下)
    上巻で息切れして、下巻はしっかり読めなかった。
    若い頃に読めたら良かった。
    今若い人はこれが読める事を思うと「巨人の肩の上」とはこういう事だなぁと思う。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    「生命とは何か」というワードで検索するとたくさんの本がヒットする。それだけ普遍的かつ根源的な問いなのだろう。本書はそれらの類書の中で大きく二つの特徴がある。最新の知見まで網羅している一流科学者による最新の著書であるということと、想定読者の間口をかなり広く取ろうとした、ある意味入門書であるという2点で...続きを読む
  • すごい物理学入門
    いやループ量子重力理論についてはまったく知らなかった。ひもが主流なのだと勘違いしていた。
    細かいところは全然わからないが、量子論の自然な拡張に思える。
  • すごい物理学入門
    現代物理学や量子重力理論について解説されている本。同著者の他の本と比べると、易しくてパパっと読めるエッセイ風の解説書だが、人間とは、意識とは、自由意志とは、などもテーマに取り上げられていて、興味深かった。
  • 量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機”

    難しい話を読みやすくして◯

    元々難しい話なので、簡単に読ませる努力が「関西弁」のボケ、突っ込みを折り込んだ文章に現れています。整数の二進法から、虚数を用いた1、-1、i、-iの4つの単位を計算することで計算速度が飛躍的に上がる、と理解したのですが、間違ってたらごめんなさい。難しいことを数式無しで読みたい方にはおすすめです。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    What is life?というと、人生ってなんだろう?。この年になると、哲学的な問いではなく、これまでを振り返って、何かしら、思うのですが。
    What is life? を、生命とは何か? 地球全体の歴史とロマン、そしてこれからの課題。となって、何かとってもイイねって思いました。
  • 竹内薫の「科学の名著」案内  文系でも面白い! 世の中の見方が変わる90冊!
    日本が今後世界と競争していくには科学技術の向上が不可欠だが、最近のスマホ漬けや本を読まない人が増えてきた状況に危機感を覚えた著者が選ぶ科学の名著90冊を紹介している。前半の16冊では引用も含めて詳しく解説、後半では2006年から日本経済新聞に連載されている「今週の3冊」の短い書評が収録されている。
    ...続きを読む
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞した著者が、「生命とは何か」という根源的な問いに対して、細胞・遺伝子・自然淘汰・化学反応・情報処理という5つの観点から解説した一冊。

    著者は、生命とはその最小単位である細胞において、シグナル伝達経路がもたらす情報が示す外部環境の変化に応じて、DNAに保管され...続きを読む
  • AI時代の進路の選び方 「文系?」「理系?」に迷ったら読む本
    AI時代の進路の選び方って表紙にある通り、これから何を学んでいきたいのかを考えるヒントになる一冊。数学、プログラミング、コミュニケーション。それと探究型学習。メモメモ。
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

    科学の観点から生命について論じていて、迷信やこじつけなどを頼りにするのではなく科学によって物事を公正に見ることで人類や地球にとって真っ当な判断をしていこう。
    (例えば抗生物質を適切に内服しなかったり、臨床試験で効果や安全性が証明されたワクチンを批判して打たないことは倫理的に問題である。自分と家族の...続きを読む
  • 「耳コピ」日常英会話 日本にいながらわが子をバイリンガルにした、たった1つの方法
    個人的な感想は、英語学習は何よりやる気とはじめの一歩ですね。
    Do you mind 〜のYES、No の回答は迷います
  • WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
    大変読みやすく理解できます。「生命」とは「自然淘汰による進化によって、情報が暗号化された高分子の周りに築かれた、自律的で化学的かつ物理的な」モノだそうです。生命の本質が「化学反応」と「暗号化による情報伝達」というのは、私にとって新しい認識でした。これが35億年前に起きた「一回限りの奇跡」とは凄い。そ...続きを読む
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~
    研究者になって改めて読んでみたら(たぶん、以前にもよんだことがあるんだけど、あまり印象に残らなかった)、腑に落ちることがたくさんあった。
    自分にとっては口語体の文章で読みづらかったけど、一般書としての親しみやすさというところを重視しているのだろう。煙に巻くような書き方も竹内さんらしい文章だとおもう。...続きを読む
  • 99・9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方~
    科学とはそもそもその時代の最も有力な仮説のことである、と子供の頃習ったのに、いつの間にか絶対だと思い込んでしまっているのは不思議なことだ。それでも飛行機が飛ぶ原理がよくわかってないという衝撃的な掴みに始まり、今では宇宙の始まりはBIGBANGではないとか、ダーウィンの進化論は間違ってるとか、ニュート...続きを読む