竹内薫のレビュー一覧
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サピエンス全史以上の読書体験。タイムマシンで地球誕生から滅亡までの生物の趨勢を眺めた気分。とても壮大なのに全く飽きない。『かつてこの星には人類という生き物がいた…』そんな火の鳥の呟きが聞こえてきそう。Posted by ブクログ
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最高にエキサイティングだった!ゲーデル・チューリング・チャイティン・一摘みのノイマン。最後の万物理論はこのシステム内では証明不可能かもしれないが、外宇宙(システム外)では証明可能かもしれないという"妄想"は私が初めてカラビ・ヤウ多様体を観た時に感じた"感想"にかなり近く、とても面白かった。(ちなみに...続きを読むPosted by ブクログ
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ちょっと奇妙な異世界物語。語り部はいるけどヒーローはいない。モノの見え方を想像しながら読んでいくのがとても新鮮に感じました。
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二次元界(フラットランド)に住む四角形が主人公の物語。
ある日、主人公の四角形氏はほかの次元に行って帰ってくる。数学者である彼は次元の違いを理解する。お話としてはそれだけだが、二次元の世界の歴史や文化、そこに住む図形たちの生活を四角形氏が丁寧に説明してくれ、異世界を描くファンタジー作品として読みご...続きを読むPosted by ブクログ -
本人によると、生命とは自然淘汰を通じて進化する能力、としている。細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、化学としての生命、情報としての生命の5つに分けて説明している。非常に分かりやすいので、生命のついて語る際には必需品であろう。Posted by ブクログ
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・人や組織が、世界に通用する仕事をするために必要なのは、第一に使っている言語での「流暢さ」であろう。
言語を自由に使いこなせないと、アイディアは枯渇し、コミュニケーションもうまくいかず、
多大なストレスが生じ、大きな成果が生まれることはない。
・社内英語公用化の弊害は、(英語で思考することが普...続きを読む -
今、なぜこんなにもヒトは信じるのだろう?と疑問が湧く。まあまあつっこめる。ただ、突っ込むと怒りだしたりするし、水を差して嫌われるってもの。だいたいヒトってのは自分も含むわけだし、程度差はあれ、なにかそうじゃないなって心はどこにも向くものだ。Posted by ブクログ
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科学哲学に関して、例えを多く用いてとてもわかりやすく書かれていた。
学問的なことよりも、一般人の身の回りに起こることに関連づけた内容が主となっているため簡単に理解できる内容が続いている。
反面、文章の量に対して質量が他の本と比較して劣るので学問的な知識を深めたい人には向かず、初学者や教養を身につけた...続きを読むPosted by ブクログ -
入門編なのでページ数も少なく、
数時間で読み終えることが出来た。
宇宙物理は興味あるテーマだが、
素人の自分には難解な理論が飛び交い理解が困難だが、少しずつ学んでいきたい。Posted by ブクログ -
日本人は科学と言えば、客観的で正しいことを教えると考えがちだが、実は科学といえども仮説の集まりにすぎないことを説いてくれる啓蒙書である。すなわち、まだ反証されていない仮説の集まりが科学という訳だ。なので「99.9%は仮説」というタイトルになったのである。
唯一の真理と思われていたことが実は違って...続きを読むPosted by ブクログ -
面白いです。
中高生というより大人にも通用しそうな悩み解決法です。
特にリスクゼロへのアプローチ。現実社会でリスクゼロなんてありえません。それを知っているか知らないかでだいぶ違うと思います。Posted by ブクログ -
この手の本はわかっていない事もわかっているように書くのが多いのに、この本はわかっていない事はわかっていないとそのまま書いていて、さらに例もわかりやすく書かれているので、とてもわかりやすくて理解でき面白かった。どうもイタリアでベストセラーになったらしいが、それも頷ける。Posted by ブクログ
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飛行機の飛ぶ原理はわかっていない。うまく飛ぶから飛ばしているのが現状である。このことからもあらゆる物事が実は仮説で進んでいるということに驚かされる。天動説から地動説しかり、今の常識は未来の常識と必ずしも一致しない。この常識を疑うことを踏まえて生活することが大事である。Posted by ブクログ
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物理と哲学はとても近いものと思っている自分としてはとても良い本でした。
ホーキンス然り、こういう物理本は入門ぽい感じでも途中から結構難しくなると思っていて、この本も同様でした。Posted by ブクログ -
もう一度読みたいと思った近年のベスト。
無人島に持って行きたい本は?と聞かれることがあれば今はこの本をあげたい。
それくらいすごく面白い本だった。
著者はとても分かりやすく噛み砕いて書いてくれているのだが、初めのうちはいわゆる「理科」な話が難しく、めげそうにもなった。それはもちろん、私自身がその背...続きを読むPosted by ブクログ