荻原規子のレビュー一覧

  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界
    ずっと寝かしてあったが、勾玉三部作を再読したので読んだ。
    『空色勾玉』の短編は泣いてしまった。
    結果を知ってしまっているから余計に響いた。
    命が輝く瞬間は、とても大切な瞬間なんだよなぁ。
    上橋菜穂子さんとの対談も必読♪
    サイン会で手に入れたエッセイ読むぞ〜♪
  • 薄紅天女[下]
    おもしろい! なんてわくわくして楽しいお話なんだろう!
    下巻からはヒロインである苑上が登場。この苑上がまたかわいい。皇女ではあるけれど今までと比べると勾玉も持たず、力のない女の子。皇女であるが故の不自由さからくる影とワガママっぷりはあるものの、元気でがんばってる姿は、妹や犬っころをみているようで微笑...続きを読む
  • 白鳥異伝[下]
     二人で一つであるかのように育った遠子と小俱那が別れ別れになった上巻から、再会の下巻へ。
     「小俱那と再び会うまでは女にならない」と誓っていた遠子が小俱那と再会し……。

     ハッピーエンドが分かっているとは言えど、思春期と青春の狭間のような二人の恋がどのような行方を辿っていくのか、そして、その中で見...続きを読む
  • 薄紅天女[上]
    上巻は二人の魅力的な少年の冒険物語。
    二連と呼ばれる藤太と阿高は、何をするにも一緒の同い年の叔父と甥。 二人とも、タイプは違えど、とても素敵な男の子です。それから阿高の両親のロマンスもいいんですよね。下巻はヒロインもでてきたはず。

    以前読んだときよりずっとおもしろくて、前の2作より洗練された文章...続きを読む
  • 白鳥異伝[上]
     勾玉三部作の中で始めて読んだ本で、一番好きな本です。
     初めて読んだ中学生の頃は、ヤマトタケルの白鳥伝説も知らなかったし、分厚い本の内容を終始集中して頭に入れる芸当もできなかったけど、話の奥深さを察することはできて、それが理解できない自分が歯がゆかったのを漠然と覚えています。それでも夢中になって読...続きを読む
  • 【電子特別版】〈勾玉〉の世界
    この本に自分が大好きな作家さん、荻原さんと上橋菜穂子さんの大対談が載っている!!??
    それだけでもうテンションがマックスまで振り切れるほどにウキウキで読んだ本。
    なんて豪華で涎が滴る美味しい対談なんだと思って読んだらもう予想を超える素敵対談で自分もその対談の現場に居たかったと随分おこがましい妄想をし...続きを読む
  • 白鳥異伝[上]
    前2作とは違い、男の子主人公はあまりヘタレていない(鈍いのは同じだが)。女の子は活発でないとは言わないが、突飛、とまではいかない。その分、わかりやすいが物足りなくはある。
  • 白鳥異伝[上]
    遠子はとても勇敢で憧れるっ☆
    小俱那は利用されて(?)可哀相・・・。

    遠子は言葉では、小俱那を殺すだなって言っているけど
    心のどこかで小俱那を信じているんだと思う。
    下巻では遠子と小俱那が結ばれてほしいな!
  • 西の善き魔女 外伝
    アデイルとティガの関係好きですvできればティガとルーンの絡みを・・・!と思ったけど原作にもないですしやっぱり無理ですよね・・・。ティガの手紙を恋文と解釈したアデイル様の腐女子っぷりが可愛いwこの外伝を読めば彼女をもっと好きになるはず!
  • 西の善き魔女 1巻
    フィリエルとルーン可愛いv原作読者ですがこれなら大丈夫かと。ただ、1巻辺りのフィリエルとルーンは12歳くらいに見えるのに6、7巻となると20歳を超えて見えるのが気になる・・・かな。
  • 西の善き魔女1 セラフィールドの少女
    『ファンロード』の本ページで紹介されていたので、三洋堂で買った。
    初めての荻原作品がこれだった。

    最初は、中扉カラーと1章表紙のまつ毛バサバサに若干失敗したかな…と思った。だがあっという間にストーリーの面白さと文章のうまさにはまった。

    ファンロードの紹介文は、「無愛想で不器用で実は美形な黒髪眼鏡...続きを読む
  • 西の善き魔女2 秘密の花園
    本屋で買うとき、表紙を出しても裏表紙を出しても恥ずかしい…でもどっちも好きな絵。

    キャラがみんないとおしすぎる。筆がノリにノってて、とても楽しかった。

    ルーンが、ルーンが、ルーンが…、という巻。
    そして、あのお姉さまが…、アデイルの性癖(?)が…、ユーシスの王子様っぷりが…、といろいろ盛りだくさ...続きを読む
  • 西の善き魔女4 世界のかなたの森
    2回ある、ルーンとフィリエルの再会の場面が好き。

    1回目は、「なんてばかなんだ」
    ああ彼だ、と思った。

    2回目は、「消えないでくれ、頼むから!」
    そのあとは、彼の素直な思いが吐き出されて、色んなわだかまりが溶けていくようで、今までフィリエルが頑張ってたこと、すべてが報われた気がした。

    世界の果...続きを読む
  • 西の善き魔女3 薔薇の名前
    1番好きな巻。
    表紙の世界観が独特で、好き。中表紙も、牛島さんお得意の「キャラを描くのではなく、場面を描く」絵で、作品の世界を膨らませていた。

    ルーンがフィリエルのもとを去る場面が美しくて何回も読み返した。
    挿絵も劇的で大好きだった。
    上田敏「海潮音」、こんな美しい詩があるんだと初めて知った。

    ...続きを読む
  • 西の善き魔女 外伝2 銀の鳥 プラチナの鳥
    【ネタバレ多発】


    ・アデイルと文芸部長の旅
    ・部長本名発覚
    ・アデイルと、小国の王子
    ・ティガは良い子
    ・アデイルをミーミと呼び続けたティガが切ない
    ・ティガにとって、星女神は『夜空の下のミーミ』なんですよね
    ・アデイル、ついに気持ちを自覚?
    ・もしかして、ルーンの出生が…
    ・多...続きを読む
  • 西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば
    ・フィリエルとルーンの出会い
    ・ルーン本当に可哀相……
    ・子供ゆえの純粋な気持ちが余計に怖い
    ・ディー博士……
    ・でも博士は多分、ユーナに似たフィリエルを直視出来なかったんじゃないかな……
  • 西の善き魔女 外伝3 真昼の星迷走
    ・フィリエルまさかの子育て
    ・バード…!
    ・おっとろしい夫婦喧嘩(笑)
    ・フィーリの正体
    ・バードという存在の意味
    ・実はSF要素も入ってた?
  • 西の善き魔女 外伝1 金の糸紡げば
    ちびフィリエルとお父さんがお出まし。
    おじさん見るたびに切なくなる…
    そしてディー親子は結構好きかもしれない
  • 西の善き魔女2 秘密の花園
    個人的に、例のお嬢様が腐女子なのは素敵です

    そして、ルーンって意外と「むっつりなんとか」なんですね
  • これは王国のかぎ
    ライトファンタジーで、とってもおもしろいんだけど、この表紙は大人にはちょっとつらい。
    主人公がキッチンのガスで身体を乾かしているシーンがなんだかとても好き。
    (こう書くと語弊があるけど)