嶽本野ばらのレビュー一覧
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全体を通して嶽本野ばらさんの世界観がよくでていて、とてもよかった♡
私的には、前半の「ハートの国のアリス」の方が好き!
特に「香水、着替えぬ」「アイドル、用意する」「寂しさ、比例する」「満月、意見する」はなるほどと思った。Posted by ブクログ -
下妻物語は映画化しましたが、それの続編かつ完結
ま、まだ続けることもできそうな感じではあるけどね
今回は殺人事件もありでミステリの要素もアリ
トリックはなんとなく「もしかしてアレか?!」と思わないでもない
そのトリックを使う必然性とかがまたなんとも面白いPosted by ブクログ -
ロココに生きるロリータ桃子によるロリータ精神、ロリータ服語りから物語は始まる。
ロリ服欲しさに、ブランド品のバッタもんをバッタもんとして売りさばこうとした結果、ゾッキーでバリバリ伝説なイチコ(イチゴ)と出逢う。
嶽本野ばらの恋愛の国のアリスを読んだが、ナル臭で胃もたれ。落ちぶれっぷりも知っていたの...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の小説処女作。
客観性を極限まで削り落とした一人称小説。
です/ます調で描かれる偏執的思考は読んでいくと不安と恍惚感を引き起こす。
エロティシズムの観点から論じられる処女性や美少年に特有な孤高の精神が感じられる。
本書の解説を読んでみると、これは嶽本氏が好んで用いる「乙女」という概念と同じもの...続きを読むPosted by ブクログ -
映画は大分前に見ていたのですが、原作を読んだ事が無いわ…。
と思い、是非原作重読みたいと思ったら、
続編が出たので一緒に読みました。
内容は大体原作通りですが、私もロリィタなので、
リアルなロリィタさんの思想にシンパシーを感じで嬉しかったです。
お洋服の描写も細かくて、その当たりも乙女心をくすぐりま...続きを読むPosted by ブクログ -
正直映画がすごく面白かったので原作はどんな感じなのかドキドキしながら読み始めたのですが、最初のロリータについて読むのが辛かったです。でもイチコが出て来てからはスラスラ楽しく読みました!
映画のその後を書いた方も楽しく読めるといいなぁPosted by ブクログ -
忙いでてムシャクシャして借りました。
なので、何時もなら選ばないジャンルの本だったけど、こんなに面白い物語に出会えたから後悔はしていません。
「ミシン」も「世界の終わりという名の雑貨店」も愛が主題の物語を、服描写多彩に美意識でできた様な文章で作られていますが、180度中身が違うように感じました。
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洋服、靴、鞄、全ての自分を包む空間にこだわりを持ってる人がこだわりぬいて書いた物語。女の子って、誰でもこれくらいかわいくて怖い。でも、目が離せない。それが女の子。Posted by ブクログ
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作品のテンポなどは前作と変わらず、桃子とイチゴの掛け合いも最高に楽しいです。
完結なんてもったいないなぁ~。
ただ、なんで殺人事件なんだろう??(笑)
まぁ、楽しかったんでいいんですけど。Posted by ブクログ -
獄本さんの作品は初めて読んだのが「ハピネス」だったせいか、少し毛嫌いしていた節があったが、洋服の細かい描写は好み。今回の読んだ「ミシン」の中でも、「世界の終わりという名の雑貨店」の方は作品の雰囲気が好き。これからも好んで読むと思う。Posted by ブクログ
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今思い返せば恥ずかしいですが、高校生の時分、この本は私のバイブルでした。
あの時代にしかない不安定な自我、突出した過剰意識、ナルシシスティックな被害者意識に、無意味にがっちりとそびえ立つ選民思想。そういったものを否定することなく、ひとりぼっちにさせるでなく、かと言ってあまりに過激な方向に走らせること...続きを読むPosted by ブクログ -
オシャレな小説。
言い回しとか好きです。
ひねくれてますが。
てか、この人のキャラの立たせ方うまいよな。
個性とかパワーとかすごい伝わってくる。
なかなか好きです。Posted by ブクログ -
嶽本野ばらによるエッセイ集。
時には「極端な意見だ」と思う箇所はあるが、そこに著者の一貫性を見ることができる。
自分の美徳をつらぬく姿勢は
まっすぐな背中とどうどうとした歩き方を連想させる。Posted by ブクログ