嶽本野ばらのレビュー一覧

  • ミシン2/カサコ
    良かった〜( ´ ▽ ` )ノミシン1のラストが衝撃だっただけに、読んでよかった♡♡♡ライブのシーンが好き!
  • それいぬ 正しい乙女になるために
    乙女の定義ってご存知?

    それは、意地悪でわがまま、かわいいものだけしか愛さない精神の持ち主。

    生活の全てを「かわいい」で埋めつくすことによって、乙女は乙女であることに安堵します。

    その「形式的」な儀式がもたらす安心感は、疲れ切った現代にこそ必要な、美しい「哲学」ではなくて?

    男であっても、乙...続きを読む
  • スリーピング・ピル 幻想小品集
    様式美のエンターテイメントと感じた。

    短編集です。

    語り口は美しいけど、獄本野ばらさんはフィクションらしい都合の良い美しさに収まってないところが好きだ。

    「Religion」のセックス目的の男たちとか、ボーナストラックの「Notsubo」もそうだけど。美しい幻想だけではなりたたない世界というの...続きを読む
  • ロリヰタ。
    囁くことしかできないくらいの距離にもかかわらず、
    触れるのをためらってしまうその葛藤こそが、
    背徳なんだろう?
  • それいぬ 正しい乙女になるために
    この人の乙女論が楽しくて好きです。ものすごい根性論と暴論なんだけども。

    どっかの章にあったキリストの話がツボった。
  • それいぬ 正しい乙女になるために
    数えきれない程読み返した大好きな一冊。野ばらさんの作品の中でも一番好きかも。意地悪で残酷な乙女の為のバイブル。
  • それいぬ 正しい乙女になるために
    野ばらちゃんのエッセイが大好きで、書籍化されているものは全て読んだ。
    それでもやっぱり、これは特別。
    花柄のブックカバーをかけて毎日持ち歩いているけど、そんなことしなくたってこの作品はいつも、胸の中にある。
    中学生のころ、何もかもが大嫌いで信じられなかったけど、この本だけはわたしの味方だった。わたし...続きを読む
  • それいぬ 正しい乙女になるために
    カフェー小品集と同じくらい、大切。
    これを読むときに使うしおりは、押し花にした形見分けのバラの花びらか、ステンドグラスのフクロウでなければならない。という、いつの間にか決まってしまった(わたしの)ルール。
  • 鱗姫
    エリザベト・バートリと、ブラック・ジャックに出てきた女占い師と、シーラカンスの呼吸と、人魚姫とその中に出てくる魔女。
  • ハピネス
    主人公は私たちだ。
    ロリータ好きな姉がいたり、そのせいでロリータに詳しかったりするけど、基本的に主人公は私たちが感情移入しやすいように作ってある。
    冒頭で私はもうすぐ死ぬ、といった後の怒涛のファッション用語攻撃。
    戸惑ってさっと読み飛ばした人も多いだろうけど、そのことで最初の一文が薄れることはない。...続きを読む
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
     映画にもなった「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」の続編です。
     
     茨城人はこんなのあるある~って言いながら暢気に楽しむが吉。東京-水海道間の高速バスで起こった殺人事件で、推理小説の形を取りつつも、ロリータの桃子とヤンキーのイチゴとの友情と青春が主題なんだなと感じました。
     イチゴの真っ...続きを読む
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
    『下妻物語』の続編。
    めちゃめちゃおもしろかったと断言できる。
    娯楽小説、エンターテイメントとしては最高だ。
    主人公のロリータ少女モモコのお洋服へのこだわりはますます強くなり、ツレのイチゴのヤンキー度も最高潮。
    2人は一巻よりますますパワーアップしている。

    モモコの芯のブレない考え方はとても潔い。...続きを読む
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
    桃子とイチゴは相変わらず笑わせてくれますが、今度の二人が出会ったのは殺人事件!これで完結するのは惜しいなあ。
  • ミシン missin’
    大好きな野ばら先生の処女作
    本当に脆くて透明な短い短い物語
    世界の終わりという名の雑貨店にあなたも訪れてください
    ストーリーは若干異なりますが
    映画も是非・・・
    ストーリーは若干違いますが
    そんなことは特に問題ではありません

    いいとか悪いとか
    関係なく私を変えた1冊でした

    ごめんなさい・・・本編...続きを読む
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件
    笑えて泣けて清々しい気持ちにさせられました。二人のキャラが本当に生き生きと描かれていて、永く心に残りそうです。
  • シシリエンヌ
    メリザンドって女からみてもドキドキするほど魅力的な女性です。
    彼女の選択は彼女らしいとしかいいようがない。
    最初からぶっ飛びすぎだろうといいたくなるような性描写の嵐。
    多分今までにないくらいの、嵐。
    生々しいのに、けれどどこか品がいいのは野ばらちゃんの文章が美しいからなのだと思う。

    愛っ...続きを読む
  • ミシン2/カサコ
    前作「ミシン」はカサコによるミシンの殺害
    という、なんというか…自慰行為というか…
    「殺すことが、愛」という感じに違和感があった。
    続編であるこの物語はギャグの量が増してそこが単純に
    面白かったのもあるけれど、二人が一緒に生きていく
    というラストが良かった。
    ミシンとカサコにはハッピーエンドが似合う...続きを読む
  • それいぬ 正しい乙女になるために

    人生のバイブルのひとつ
    読んだ時期が中学生だったせいか
    今の考え方ひとつにしたってものすごく影響されている気がします

  • デウスの棄て児
    四郎=hydeだと思ry
    それでなくても色々考えさせられました。
    宗教って何なんでしょうね。な事を丁度少し思ってた時だったので、二度三度読み返す内何度も感銘を受けました。
    最後の締め方も好きです。
  • ミシン2/カサコ
    「死」で締めくくられる「ミシン」よりもこっちの方が断然良い。
    だから野ばらさん好きなんだなぁーなんて思った作品。