嶽本野ばらのレビュー一覧
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美しい……お耽美ですわぁこれは。
感想書きます。
『世界の終わりという名の雑貨店』
わたしの中で、嶽本野ばら初作品。その甘すぎる耽美に圧倒。なんて美しいのか。それも少し歪んだものに、ここまでうっとりできるものなのか。すごい。ここまで来るとどのページも蜂蜜でコーティングされたような艶めかしさを感...続きを読むPosted by ブクログ -
映画を見て原作に興味を持った。エンドロールの途中で、「え、原作とかあんの。」って。
シンプルに面白い。映画よりも作者の色が濃く出ていて笑える。
割と初めの方にある「(頭の悪い人、少しだけ我慢してくださいね)」で、声出して笑った。
お馬鹿さんにロココは少し難しいですわね。
桃子(の中の人、野ばら先生)...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった!桃子の世間に対して、冷めた落ち着いたような見解で、でも生きがいのロリータに関してはあついところ、すごく好き。人生の醍醐味ってそういうところだと思う。
いちごもとても好き。まっすぐで綺麗。
手を繋がない、2人だけど1人なれる、そんな友情が最高だった。お互いの大切なものを、理解出来ずとも、...続きを読むPosted by ブクログ -
とても好きだった。
美しかった。退廃的で何が悪いか。
思想の貫かれた清潔な想いを感じられる作品は本当に美しく、面白い。
登場人物たちは誰も、社会の大きな歯車の中に、諦めて入っていこうとはしない。自分の美学を、生き方をちゃんと選んでいてどんなに傷つこうと、死んでしまおうとちゃんと守っている。そういう...続きを読むPosted by ブクログ -
好きな事への道を真っ直ぐに進む2人がかっこいい。ボケで桃子が大好きなイチゴ、ツッコミで何だかんだイチゴを気にかけて最後にはデレる桃子、デコボコだけど仲良しな2人が可愛くてほっこり(*´꒳`*)ロリータ服と刺繍が好き&頭お花畑な貴族に憧れる桃子が発する、庶民的で冷静なツッコミが好きすぎるww思いっきり...続きを読むPosted by ブクログ
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好きです…とても。
乙女というには恥ずかしい年齢ですが、でもこの心は私のなかにもまだ確かにあります。
怒濤のように押し寄せる野ばらちゃんの美意識…その高さに憧れます。野ばらちゃんワールド。
中井英夫は読もうと思いました。弥生美術館も行ってみたいです。
キラキラでも傷があっても、美しく歪んでいけたら、...続きを読むPosted by ブクログ -
酸っぱいものじゃなく、甘いのだけで生きていきたいロココ精神を貫く桃子に憧れた。貸したものは返ってこなくても文句はない。だってそれって手放していいものなのだから。きゅーとでろっくで大好き。Posted by ブクログ
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初読みは20歳頃。30歳を過ぎてから再読。
「世界の終わりという名の雑貨店」
20歳頃は何の違和感もなく読み、美しい世界観にうっとりしつつも、ラストは作者が何を言いたかったのか腑に落ちなった記憶があります。感涙はしたんだけども。
30歳すぎて再読し、女の子にすぐに手を出しすぎなあたり、こんな男い...続きを読むPosted by ブクログ -
映画を見て、すごくおもしろかったので原作を…と10年以上前に読んでからの再読。
映画と同じくらいおもしろい!!!
下妻でロココな生き方を貫こうとする桃子のシビアさ、それは筋の通ったブレない彼女の強さを感じてとても好き。
そしてヤンキーイチゴはまた義理堅くて、愛嬌のある頭の悪さでとても好き。
真逆な...続きを読むPosted by ブクログ -
バカでまっすぐでバリバリヤンキーなイチゴと、捻くれまくって洋服以外眼中にないロリータ桃子。これで完結だなんて…。もう「パクリ」には笑ったし最後には胸にじんわりきて最高でした。桃子の恋がほんとうに胸にくる…。面白かった〜〜!Posted by ブクログ
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下妻物語の続編、かつミステリー。相変わらずロリータの桃子と相変わらずヤンキーのイチゴは、揃って留年してしまった。そんな中で巻き込まれた、東京から帰るバスの中で起こった殺人事件。二人は謎を解き明かすことができるのか。Posted by ブクログ
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尼崎から下妻に引っ越してきた高校2年生の竜ヶ崎桃子は、ロリータ服を身に纏い、ロココの精神を持つが故に、孤高の暮らしを送っていた。とあることから、地元のヤンキー娘で同じく高校2年生の白百合イチゴと出逢う。まったく趣味の異なる二人だが、次第に打ち解けていく。
二人とも自分の在り方に対して純粋なところが...続きを読むPosted by ブクログ -
桃子とイチコ。このデコボココンビがなんとも愛おしい。
似た者同士、ではなく、正直に生きるもの同士、だからこその真っ直ぐな友情。
いつ読んでも元気が出る。Posted by ブクログ -
嶽本野ばら先生はエッセイと映画しか見たことが無かったのでついに小説に手が出せて良かったです。乙女のカリスマと呼ばれるに相応しい文章で惚れ惚れしてしまいました。
世界の終わりという名の雑貨店
最初ミシンが気になりすぎて、ミシンのあとに読みました。ですがこれはこれでとても良い作品でした。いきなりキスを...続きを読むPosted by ブクログ -
P.137「おう、歩きなのに早かったな」を読んだ瞬間、自然と笑みがこぼれた。素晴らしい伏線。パチンコのこのシーン大好きすぎる。映画のイメージが強すぎて読まず嫌いだったけど、単なるギャグじゃない。全てに意味がある。大好き。Posted by ブクログ
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久々に嶽本野ばら気分だったので。ていうか昨日からこれ読んでたからうっかりヴィヴィアンウエストウッドのお財布買ってしまったと思われる。
「世界の終わり〜」素敵すぎた。嶽本野ばらのすごいところはあそこまで作り込んだ美意識の高い世界のなかに、しっかりとほころびの伏線を紛れ込ませているところ。絶対に美しくは...続きを読むPosted by ブクログ