嶽本野ばらのレビュー一覧
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むちゃくちゃにポップで分かりやすい内容でありながら、散りばめられる桃子とイチゴの美学と生き方がカッコよく思えます。
相手の好きなものをバカにしつつも、相手の大切な領域は侵さないという、一本芯の通った友情(というと桃子には嫌がられるだろうけど、「付き合い方」というとちょっと違ってきちゃうし)の貫き方...続きを読むPosted by ブクログ -
10年以上前に読んで面白かった記憶があり再読した。
高校生のロリータ魂で生きる桃子と、ヤンキー魂で生きるイチゴが茨城県下妻市で出会う。
きっかけは桃子のダメ親父が大量生産したVersaceのバッタものをイチゴが買い求めに来たことから始まる。
普通に生きていたら交わることのなかったロリータとヤンキ...続きを読むPosted by ブクログ -
ほぼ500ページの大作。
何ヶ月も前から読み始めたのですが物語に入り込むまで時間がかかってしまい他の本も挟みながら休み休みで読みました。
ただ没頭できれば後は早い。
特に終盤の勢いが凄くてハラハラしました。
これが『純潔』というタイトルというのがまた……Posted by ブクログ -
いや、面白い。
若かりし頃がフラッシュバックする。
好きなものは、とことん極めるのがいい。
周りの目なんて気にしない。
今さらだけど、本作がヒットして、映画化され、その映画も話題になるのもうなずける。
そして、やっぱりこの2人の友情がいい。
うらやましいね。
映画みたくなったぞー!Posted by ブクログ -
実在する/したカフェーをモチーフにした短編集
実在するカフェーと、一人称で語られる物語が多く、嶽本野ばら節がきいてるので、ついつい作者のエッセイのように読んでしまう。
短いお話が12編収録されているので、短い時間で読め、ロリータ好きやレトロな空間、静かな世界が好きな人向け。Posted by ブクログ -
再読。表題作の「Sleeping Pill」がとても好きです。不穏な雰囲気がありながら、潔癖なまでに美に貫かれた世界観は野ばらさんならでは。真珠をテーマにした「Pearl Parable」も着想がユニークで面白いです。「Chocolate Cantata」は狂気が入り交じる禁断の近親愛。読んでいると...続きを読むPosted by ブクログ
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5年振りに再読。「世界の終わりという名の雑貨店」の続編。愛する人を失った「僕」は教会で出会ったひとりの少女に惹かれてゆく。痛み、傷付き、病みながら、それでも相手を必要とし、愛すること。愛を超えた愛。執着とも言えるかもしれない。彼と彼女の間には常人には理解できない深い繋がりがあって、それはやはり愛とし...続きを読むPosted by ブクログ
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嶽本野ばらとの出会い
映画化してたけどそれは見ていなくて、お洋服に興味のある時期だったから余計に楽しく読めた
ポップででもしっかり芯があるキャラクターが最高Posted by ブクログ