小池真理子のレビュー一覧
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掌編恐怖推理小説20話。
解説を阿刀田高が書いている。
小池真理子があとがきで、アメリカを舞台にした理由を書いている。
恐い話が多いが、嫌な話ばかりではない。
抜けるような爽快さか、暗い笑いがおきるか。
結末が様々なので、予想をいつも裏切られる。
だから推理小説と言えるのだろう。Posted by ブクログ -
久しぶりに小池真理子の話を読むと、
突然の自殺、殺人に戸惑う。
そうだ、小池真理子は推理小説を書くんだ。
解説の森瑶子がうらやましがっている。
「アルレーみたいなものを書きたいの」
ごめんなさい。アルレー読んでません。
アルレー読んでから、又読みます。Posted by ブクログ -
コワイ話
踏んだり蹴ったり
詐欺師
恋の季節
男を愛でる
キョーフの白タク
化粧仮面
男と女
女流とは
。。。
短い随筆。4ページくらいづつ。
「知的悪女のすすめ」のような棘はないかも。
猫を抱いて長電話するような世間話の延長線上。
それなりのするどさと、小池真理子らしさは満載。Posted by ブクログ -
三島由紀夫の話題が全編の下敷きになっている。
著者の三島由紀夫に対する、あこがれと一つの回答になっている。
登場人物が、著者の三島由紀夫に対する回答の道具になっているかもしれない。
次々に亡くなっていく知人達。
生き残った主人公の思いが不透明。Posted by ブクログ -
掌篇小説とは,英語でshort short。
人名の固有名詞なしの小説群
食卓
千年烈日
一炊の夢
声
いのち滴る
死に水
妖かし
飼育箱
玉虫
さびしい
短いあとがきにかえて
「午後のロマネスク」の「短いあとがきにかえて」に
川端康成の作品集に「掌の小説」と題した1冊があるとのこと。
超短編...続きを読むPosted by ブクログ -
随筆集
二人で夜どおしおしゃべり
男と女のつづれ織り
濃いのストリップディーズ
人生は風をはらんで
男たちとのサークルゲーム
解説 江森陽弘
初出の記載がない。
ざっくばらんな話のなかに,文学などの話題がちらほら。Posted by ブクログ -
短編5話
夢のかたみ
チルチルの丘
路地裏の家
ディオリッシモ
約束
巻末エッセイ5 遠い日の情景
解説 稲葉真弓
稲葉真弓はほぼ同世代とのこと。
読者を引き込む無駄の無い書き出しを誉めている。Posted by ブクログ -
短編小説 5話
命日
家鳴り
流山寺
水無月の墓
ミミ
現世と異界その往復 巻末エッセイ3
解説 辻章
恐怖小説,推理小説,魔界小説。
恐いといえ恐い,結末が予想できなかったといえば,予想できなかった。
いい意味で期待を裏切る。Posted by ブクログ -
短編3話。
ひぐらし荘の女主人
花ざかりの家
彼なりの美学
官能の風景 巻末エッセイ2
解説 皆川博子
まさか,そんな落ちとは。
予想だにしなかった。
小池真理子もやはりお嬢様だったのか。Posted by ブクログ -
知的悪女のすすめ の延長線上の評論集。
解説を小沢遼子が書いている。
日刊スポーツ,野生時代,住宅新報,赤ちゃんとママ,女子大生ノート,オールセールス,PHP,ミステリーマガジン,月間プレイボーイ,けいしんニュース,王様手帖,婦人画報ビューティ,Peopleなどに掲載の話。てんでばらばら。Posted by ブクログ -
短編恐怖小説6話。
やまざくら
縁えにし
坂の上の家
イツカ逢エル
蛍の場所
康平の背中
蛍の場所は恐い。
結末の理由が分からない。
著者がなぜこういう小説を書くのかが分からない。
恐すぎて,読み切るのに3日かかりました。
次の話が読めない。Posted by ブクログ -
収まるところに収まった感。
亡くなった人の姿を見るのはなんだったんだろう。
本人の不安定さが原因なのかもしれない。
亡くなった人にかこつけて,自分の反射を見ていたのかもしれない。Posted by ブクログ