小池真理子のレビュー一覧

  • 夜の寝覚め
    小池真理子さんの小説はとても素晴らしいです。(∩.∩)
    まるで映画のスクリーンを見ているかのように
    情景が浮かんできます。
  • 無伴奏
    1960年代などの学生運動が盛んだった時代を背景とした小説を初めて読んだけど、読みやすかった。
    結末には意表を突かれました。
  • 午後の音楽
    メールのやりとりの本というのは、初めて読みました。情景が目に浮かぶような読みやすい作品でした。ただ、女も男も、誘惑に負けていけないことにはしり、秘密のままにするといったことが少なからず誰にでもあるのではないかと思わされ、なんだか信じられなくなりました(笑)
  • 彼女が愛した男
    切なすぎるでしょ、小池さんってのが読み終わったときの正直な感想。
    そして尾木に不覚にもきゅんってした。
    強引さと彼女に対する思いにね。
    後半の2人の逃亡があたしは好きだなー
  • 無伴奏
    小池真理子さんの小説で一番好きな本です。
    70年代、切なくてノスタルジーに溢れた作品。
    事件から20年後、主人公が訪れた仙台の街から無伴奏という
    喫茶店は無くなっていて、街の景色は一変していた。
    ただ、あの頃の景色、空気、匂いというものが、セピア色の記憶の中に悲しく、甘美でかけがえのないものとしてい...続きを読む
  • 水の翼
    主人公に共感でき、世界に引き込まれる物語だった。
    恋、芸術、時代がうまく調和していて、この物語こそハッピーエンドで終わってほしいと思ったし、美しい少年を強くイメージした。

    その後の続きがあるなら是非読みたい。

    途中から読み始める時、どこまで読んだっけって前後を読み返す事が多いがなぜかこの本はどこ...続きを読む
  • 恋

    頭の中で映像が飛び切り美しく描けた本。普通の三角関係を想像して読むと大きく裏切られる。最後まで一気に読まされ、直後に幸せだった時の三人の姿を思い出させられ、涙。余韻が凄い。
  • 無伴奏
    女性側から見た男同士の恋愛ものというのが、私は好きなんだと思います。
    男性視点からの作品も好きですが、どうにも自分は女である枠から逃れられないので、女の視点から見た男同士の恋愛への嫌悪・戸惑い・甘美という感情を受ける女性の主人公に、共感と共にリアルさを感じるのだと思います。
    時代背景など含め、惹きこ...続きを読む
  • 愛するということ
    一日で夢中になり読破してしまった。
    今の状況にぴったりはまっていて、心の隙間が多少うまったような気持ちになり、涙がとまらなかった。甘くセツナイ、でもためになる本。
  • 冬の伽藍
    【既読】
    本当に長い、長くて深い愛の話。ラストの描写に号泣しました。
    こんなに胸が締め付けられるのは、2人が出会えた喜びだと思いたい。
    けれど、もう少し出会いが早かったら悠子は…と終わったことを考えてしまう自分が嫌だ。

    自分と正反対で強く、一途に愛に輝く主人公が好きだからこそ小池さんの描く物語を読...続きを読む
  • 恋

    大学教授とその妻、そして彼のもとでアルバイトする女生徒の不思議な三角関係。それが崩れそうになった時、教授夫婦の軽井沢の別荘で彼女は猟銃で撃ってしまった。
    (再読)

    良かった。なかなか良かった。最後の手紙を読むと泣けてしまった。ミステリーだけど恋愛小説とも言っていいかも。
  • 夜の寝覚め
    巻頭の「たんぽぽ」が好きだ。
    何度読んでも、泣いてしまう。
    なんとも泣かせる言葉が終盤出てくる。
    その相手を想像できるあなたは幸か不幸か。
  • 無伴奏
    今はこの表紙なのかな?
    思い出すだけで熱いものが込み上げてきます…

    歩さんの言葉の一言一言が、幼稚な私には上手い表現方法が見つけられませんが、とにかく温かく、ウツクシイ
    言葉が心に、悪い意味ではなく、突き刺さり、痛くて、辛くて…辛くて…

    あぁ、上手い言葉が見つけられない自分に対するもどかしさ…
    ...続きを読む
  • 瑠璃の海
    晩秋の夜、高速バスが炎上。この事故で夫を失った園田萌と、娘を亡くした作家・石渡遊作が出会ったのは、二か月後の遺族会がはじめてだった。喪失の同じ痛みが、ふたりを分かちがたく結びつけてゆく。だが孤独と絶望の淵からはじまった愛は、スキャンダラスに取りざたされることに。互いに溺れ、社会に背をむけたふたりに残...続きを読む
  • ナルキッソスの鏡
    読んだのはかなり昔ですが、めちゃくちゃ怖くてめちゃくちゃ面白かったのを覚えてます・・・またミステリとかサスペンスも書いて欲しいものです・・・
  • 水の翼
    「ヒーローはイケメンであれ」
    です。

    胸がきしきしする場面ばっかだった記憶が。
    気持ちを文字にしてみるとすごく重い。
    でもなんか、ぴったりハマる。
    そうそう、この気持ち文字にしたらこういう感じ、っていうのがぴったりハマってて切なくなる。
  • 恋

    一気読み。

    一つの事件を起こすべく
    みんなが動いていったようで
    運命ってこういうものなのかなと
    思った。
  • 水の翼
    2009年12月4日。主人公と一緒に恋を体験できた気がする。だからこそ、切なく、苦しくなることも多く、特に読後は不安定な空虚さに襲われた。読後、再度冒頭を読み直して救われ、主人公のその後の人生を想像した。個人的に、この始まりかたや終わり方がいいなと思う。小池氏の文章は、普段人にはとてもさらせないよう...続きを読む
  • 恋

    初めて終わらないでと念じながら読んでいた本。
    懐かしい。数年ぶりに読むとあのときの興奮は
    色褪せてしまったが、今でも好きな作品だった。
  • 雪ひらく
    女たちの愛と哀しみと、刹那の喜びを描いた短編集。
    官能と共に語られる女の真実の姿。
    個人的・好きな本ランキング第1位の神作品。