夜の寝覚め

夜の寝覚め

495円 (税込)

2pt

3.9

結婚10年目、小夜子は初めて恋を知った。それから15年。夫の友人との秘密の恋が、結ばれることもないまま終ろうとしている。行き着く果ての見えない愛を描く「たんぽぽ」。真夜中に父と睦み合う叔母の姿を目撃して30年。秘めたる思いを胸に抱いたまま、今、その叔母の命が尽きようとしている。表題作「夜の寝覚め」。人生の残り時間を数えはじめる季節を迎えた6人の女たち。寄る辺なき恋の短編集。

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夜の寝覚め のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    抱えている傷をなぞるように語り始めているのに、話が進むにつれ、主人公が傷口に爪をたててえぐっていく感じが好きです。

    0
    2013年12月23日

    Posted by ブクログ

    小池真理子さんの小説はとても素晴らしいです。(∩.∩)
    まるで映画のスクリーンを見ているかのように
    情景が浮かんできます。

    0
    2011年09月14日

    Posted by ブクログ

    巻頭の「たんぽぽ」が好きだ。
    何度読んでも、泣いてしまう。
    なんとも泣かせる言葉が終盤出てくる。
    その相手を想像できるあなたは幸か不幸か。

    0
    2010年06月13日

    Posted by ブクログ

    今、この本に出会えてよかったなぁと思える、大人の恋愛小説でした。
    人を愛する気持ちそのものが美しいのだということを、教えられました。

    0
    2013年04月06日

    Posted by ブクログ

    漫然と朝を迎え、夜を迎える
    永遠に持続する関係などないのである。愛も情熱も友情も、変容がそれに取って代わる。私たちは一刻も同じ形をしていないのだ。
    私たちは変わっていく

    0
    2022年12月03日

    Posted by ブクログ

    アラフィフの不倫がテーマの短編集。
    好き嫌いが分かれるテーマではあるが、
    小池作品は文章がキレイなのでサラリと読める。
    『共感出来ない』人が多いであろう話ばかりなのだけど、
    文字が視覚に訴えると言うか、容易く映像化出来る文章にイヤミを感じさせない。
    サラリと読める割には、ネットリした内容だ。
    ザ・小

    0
    2017年07月09日

    Posted by ブクログ

    主人公が中年の女性からなる6編の短編集。
    人生の残り時間、女性としての賞味期限切れというものがテーマになっている。
    どの作品も驚くような展開が隠されている訳ではなく、しっとりとした筆致を愉しむ本なのだと思います。
    小池さんの作品はどの作品も情景が思い浮かぶかのような美しい文章で、この短編集でもたんぽ

    0
    2015年04月09日

    Posted by ブクログ

    解説の吉田修一の「触れればすっと消えてしまうのに、どうしても触れてみたくなるような、そんなきらきらとした水滴を小池さんの小説は持っている。」という文。
    まさにこの本を表している表現だと思う。

    過去を振り返ることの出来る大人の女性たちの大人の女性ならではの烈しい恋模様を描いた短編集。

    読み終え

    0
    2014年03月07日

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