中島らものレビュー一覧

  • 愛をひっかけるための釘
    ぴたりと寄りそって、完全に同じ瞬間を一緒に生きていくこと。二本の腕はそのため。サヨナラにサヨナラ、いい。雑賀氏だんけ。
  • こどもの一生
    古田新太が怖過ぎます。

    ジェットコースター


    半分以上を占める意味があるのか?無いのか?の話を吹き飛ばす。古田新太。
  • 頭の中がカユいんだ
    中島らもさんにハマったきっかけになった本です。

    衝撃でした。
    かっこいいし、おもしろいし。
    薬のこととかいっぱいだし。

    知らない世界のおもしろさです。
    ちっちゃなことどうでもよくなるし、読んでるうちに気持ちよくなってきます。

    オススメです。
  • バンド・オブ・ザ・ナイト
    内容はこれまでのエッセイで書かれてきた自伝エピソードをまとめたもの。
    エッセイを読んでいる人間には既知のものばかりだが、そんなことはこの作品の評価にはまったく関係がない。
    この作品の価値はキャラクターが本当に生きていること。
    だから、起承転結のないストーリーでもグングンと読み進めていける。
    村上龍の...続きを読む
  • 寝ずの番
    葬式が好きだ。とか言うと語弊があるかもしれないが、私個人の率直な感想として、盛大な結婚式よりも盛大な葬式の方が5000倍くらい心を動かされる、ということ。結婚式挙げて離婚する人はいるけど、葬式挙げて生き返る人はいないから。

    通夜葬式が終わるまで仏前の線香とろうそくを絶やさないように番をする「寝ずの...続きを読む
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
    読んでいてなんだかスカッとしたというか少し明日から生きやすくなるように思う。社会に出たらもう一度読み返したい。あの時の青春が恥ずかしさが今の自分に繋がっていると感じることができるだろうか。
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退
    1994年7月第1刷。「カンサイ」にまつわる、中島らものエッセイ。「ナゾのババア喫茶」、続く「古怪」。解説はチチ松村さん。
  • 永遠も半ばを過ぎて
    中島らもの小説。ずばり、この本に出会えて良かった。これまで読んだ中で、最高に好きな本だ。エッセイを書いているらもとは一味も二味も違う作品になっている。題材も15年前に書かれた作品と思えないほど新鮮だし、登場人物3人もお洒落でカッコイイ!
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
    まゆみちゃんのオススメ。かーなーりーハマッた!なんといっても舞台は知ってる町だらけ。三宮界隈の細かい道の名前にニヤニヤ、富田林の大阪芸大まで。行ったことあるとこばかり!らもさんって灘高だったんだねー。ドロップアウトの典型だけど。引き込まれる文章で、楽しくて仕方なかった。他のも是非読みたい!こういう青...続きを読む
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
    大学の時に読んで、友人と初めて関西へ行った。この本と『西方冗土』、合わせて持って行った。「らもツアー」である。わけもなく灘校に行ったりした。時代は全然違うけど、同じ時代も過ごしてないけど、らもの「落ちこぼれ」の日々、おもしろいです。自分の「ダメさ」をさらけ出せるところが、この人のすごいところなのかも...続きを読む
  • 恋は底ぢから
    チビの女神さまへが秀逸。
    一瞬の中に永遠を見る、そこにある輝きを汲み取るらも氏の考え方に
    共感と感銘を受けた!
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退
    エッセイというか・・・「VOW」みたいな本です(^_^;)
    こんなコト言うと失礼にあたるかも知れませんが・・・気軽に読み流せる一冊です。
  • アマニタ・パンセリナ
    10代好奇心旺盛だった頃にこの本に出会ってしまい、チョウセンアサガオ(ダチュラ)の幻覚に挑戦してみました。天と地がひっくり返ったような感覚に襲われ、しばらく動けなくなりました。

    若者には読んでほしくない本。

    けれど、自分の本棚には置いておきたい本。
    理解ある大人用の本です。
  • 砂をつかんで立ち上がれ
    中島らもが読んだ本や作家のコトを書いたり、書評やあとがきを集めた本。
    まさに本読みエッセイです。
    この本を読まなかったら山田風太郎も夢枕獏も東海林さだおも、なだいなだも読まなかったと思います。
    色んな本との出会いを作ってくれた一冊。何度再読したかわかりません・・・
  • アマニタ・パンセリナ
    あやうく「麻薬ってほんとは悪者でもないんじゃないかな?」と思わせられた(やっぱ悪者だと思い直したけど)
    フリーダムで面白くて、魅せられます。
    この本とは関係ないけど中島らもの「いいんだぜ」っていう歌は秀逸。
  • 白いメリーさん
    らもさん、短篇も書くのね。
    ごめんよ、とんでるヤツばっかしか読まなくて…

    いや、相当おもしろい。

    全部スキ!
  • ビジネス・ナンセンス事典
    中島らも本人のサラリーマン生活の体験を基にした、
    エッセイと小話。
    あ〜んまでの文字それぞれに話がある。
    やはりらもさんの笑いのセンスは信じれる。
  • せんべろ探偵が行く
    千円でベロベロに酔える店を求め、中島らも率いる中年探偵団が全国を駆け巡るという、グルメとは対極にあるオヤジな一冊である。

    安酒を飲みながらの中年探偵団のゆる〜い対談と中島らものコラムという構成になっている。

    一人あたり千円が上限(上限を超えてしまう回も多々あり)であるため400円のつまみを頼んだ...続きを読む
  • 永遠も半ばを過ぎて
    中島らもさんの小説の中で、一番好きな作品。久しぶりに再読。
    とにかく読んでいて胸がすくというか、物語が上手に収束されていく爽快感がある。同時に、らもさんらしい哲学が節々に感じられ、登場人物に愛着がわく。中でも美咲には、同性として深く共感する。
    あと、キキにしろ美咲にしろ、お酒を飲んでいる描写がとても...続きを読む
  • 永遠も半ばを過ぎて
    娯楽性と文学性を見事に兼ね備えた傑作だ。
    改めて、小説家としての中島らも氏の才能を痛感させられた次第。

    物語終盤、テレビのトーク番組の中で繰り広げられるやりとりの中にこそ、エッセンスが凝縮されている。