中島らものレビュー一覧
-
中嶋らもさんの落ちこぼれ時代が描かれていた。
「滅多にないが生きていてよかったと思う夜がある それがあれば、あとはゴミクズみたいな日々でも生きていける」
エッセイは作者の人生を追体験して、そこから見える世界や考え方に触れることができて面白い。Posted by ブクログ -
ドラッグについてのエッセイ。私は気分が悪くなるとこの本を開く。ドラッグを賛美するわけでなく、突き放して冷徹に描写している文章を読むと落ち着くのだ。らもさんはドラッグとは幼児のくるくる遊びだと書いている。やった人間にしか分からない醒めた視点が心地よい。Posted by ブクログ
-
いや~~~~面白い!!!
アフリカには絶対に行きたくないという気持ちを強く抱いた。
呪術が当たり前のように存在していることがおもしろい。
呪いの根本的なものは「妬み」だと知って納得。
怒涛の展開でまたもや一気読み。面白い!Posted by ブクログ -
大人になりきれてない大人?
お父さんになりきれてないお父さん?
4人のお父さんは大人の男としてお父さんとして、一生懸命子どもと向き合おうとしてる。子ども側からはちょっとズレてはいるんだけど。
こんなちょっとズレた親の感じって、お父さんだと笑えるのに、お母さんだとなんか笑えない。
それは私が女だか...続きを読むPosted by ブクログ -
生きる意味が分からなくなっていた時に、「浪々の身 3」を読んで心が救われた気がした。長い人生で、私も額縁に入れて時々眺めるような瞬間を少しずつ集めたい。Posted by ブクログ
-
とくに後半はバタバターっとホラーとハードボイルドとコメディがごちゃ混ぜになって面白かった。また、逸美が1巻2巻3巻と進むにつれ強くなっていくのが妙に嬉しかった。
大宇部教授と共に行動してきた仲間を容赦なく何人も派手に殺しちゃうのが中嶋らもさん流なのか?他の本も読んでみたくなった。Posted by ブクログ -
初めての中嶋らもさん。
この前に読んだイヤミス本のおかげ?でモヤモヤした気分が抜けない後には、爽快な感じで楽しめる本でよかった。
大生部、逸美、納、道満…登場人物も魅力的。
Ⅱのアフリカ編も楽しみだ。Posted by ブクログ -
かなり好きな作品です
傍から見ればドラッグ、セックスばかりの自堕落に見える日常の中で仲間内の様々な出来事、変化によって主人公である大島ラムとその妻'み'の心情やら何やらだんだん変化していきます。
展開とかはそんなに派手ではないし、途中途中に眠剤でラリってるときの頭のなか
を表現した言葉の羅列がでてき...続きを読むPosted by ブクログ -
らもさんの本で最初に読んだのがこのアマニタ・パンセリナです
内容はらもさんの体験による様々なドラッグ使用時のエフェクトの感想とその時のエピソードをおもしろおかしく書いたものです
中島らもは思考、性格、文の書き方が79〜82'頃の日本のパンクという感じなのでINUとかあの辺のパンクの雰囲気が好きなひと...続きを読むPosted by ブクログ -
新聞連載ですから、エッセイと呼んで良いのか・・・
相談する方もされる方も、どこまで本気なのか・・??
ま、暇つぶしには最高の一冊ですが、あまりにあっさり読み終えるのが難点で・・・(^_^;)Posted by ブクログ -
ほんと申し訳ないですけれども、中島らもさんの小説は竜頭蛇尾のことが時々ありますが…この本は最後まで美しくてまとまっていると思います。雰囲気に浸りたくて、キャラクターに会いたくて、文章を、言葉を味わいたくて、何年か経つと読みたくなってしまう。Posted by ブクログ