中島らものレビュー一覧

  • 白いメリーさん
    人が感じる恐怖とか、可笑しみとか、悲しみとか、その他いろいろ。
    この短編集を読むと、思いもよらぬ不思議な方向からそういった感情をチクリと刺激される。
  • 恋は底ぢから
    一番はじめの「チビの女神さまへ」が好きです。(中島らもは、小柄な女の子が好きでした。)痛々しいともいえる恋愛感情が伝わってきます。あとは、恋愛などをテーマにしたエッセイ、小説などなどです。
  • 砂をつかんで立ち上がれ
    おもしろかった!
    3ページくらいの解説とかエッセイををまとめた本
    中島らもの人間性ってすごくすき
    あほっぽいけど賢い
    自分の感性に触れる単語や文章があって やってくれるわい
    色んなほんのなまえがでててどれもこれも読みたい!
  • こどもの一生
    確からもさんの最後の作品だったはず?

    B級ホラーといわれてますけど、しっかり怖いです
    世界観もユーモアーも統一されていてらもさんなのに途中ブレのないいい作品やったと思います

    これ是非とも映画にしてほしいです
  • 変!!
    やー、久しぶりに大爆笑できるエッセイに会いました。
    これは面白い。
    キュンキュン抜きで中島らもを楽しんだのは初めてです。
    リリー・フランキー「美女と野球」以来の笑い笑。
    いい時間をありがとう、らもさん。
    この世は「変」なフツーばかり。
  • 恋は底ぢから
    らもさん曰く、
    「とにかく、僕はこういう本を書く男は嫌いだ」
    そうだが、私は好きですよ笑。
    今まで読んできたらもさんの中では一番好きです。

    たぶん、いわゆる切ないきもちになるとこが多かった。
    キュンとするってやつです。
    こういう読者は嫌われますかね、らもさんに笑
  • 白いメリーさん
    コメディ的だったり幻想的だったり陰鬱だったり、中島らもの魅力がたっぷりつまった短編集でした。

    「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」が特によかった。

    脳の王国は本当に怖いけど。

    「日の出通り商店街いきいきデー」は世にも奇妙な物語で実写化されてたやつかなぁ?
  • 寝ずの番
    笑えておもしろいよ!と友人に勧めたら電車内で読んでしまったらしく、後悔していました。
    思いっきり笑える場所で読んでください。

    故・中島らも氏作の、小説です。

    「寝ずの番」というタイトルにねずみの絵の表紙ってだけで、なんかもうノリが伝わるかな、って。
  • 恋は底ぢから
    中学生だった私の恋愛観を決定付けた一冊
    恋は人生に対して垂直に立っている 
    編集し最近出版された「その日の天使」はこの本に掲載されたものを読みました
  • とらちゃん的日常
    何回読み返しても、猫をかわいがる人はなんともいえないやんわりした気持ちにしてもらえる。
    猫飼いたいのに飼えないので、これ読むと慰められるわー。
  • 舌先の格闘技
    この人は笑いの反射神経がいい。さらに笑いについてむちゃくちゃ細かく分析している(そういう本も出ている)。
    そういう理論をつくるやつの言う事はたいていくそつまらないのだけれど、彼のは大阪という水のせいかなんなのか、おもろい。
    本書は「へらずの口の叩き方」「二歳でもへらず口はたたける」をテーマに、実践レ...続きを読む
  • 白いメリーさん
    母が運転中にラジオから聴こえてくる らもさんの声が好きで、
    最初は母と一緒に「ガダラの豚」から入りました。
    でも、高校生当時の私には理解するのに時間がかかり、
    遠ざかっていましたが、同級生の友人が、
    らもさんが旗揚げした『リリパットアーミー』の映像を
    見せてくれたことがキッカケで、原作を読みました。...続きを読む
  • 酒気帯び車椅子
    らもは天才。
    天才の遺作。
    物語の中に出てくるんですよ、キヨシローの歌詞が。
    日本の時代の流れを感じて、泣きそうになった。
    パンクとロックの一つの時代が終わったことを再確認した。
  • 頭の中がカユいんだ

    どーもこーも生き辛さや世知辛さをガンガンに感じる頃、
    この人の著書を読み心の底辺からぶわっと救われた気になった。

    言葉選びも描写も独特で面白い、
    この人の詩的な感覚が、個人的に超ツボ。



    同世代のくたびれた友人諸君の横っ面をこの本で叩いてやれ


  • 寝ずの番
    かなり下ネタ満載で、中学生以下には勧めていいのかどうか迷いますが、単純に面白い作品。
    らもじゃなければ書けないよなぁ、と思わされます。
    おかしくて、おかしくて、それでもほろっとさせる所がなんともいい。
  • 恋は底ぢから
    美容院でパーマかけながら一気に読んだ。
    面白かった!!!!!!!!
    中島らもの文章すごい好き。独特の世界だなーと思う。いっぱい共感した。
    ちょっと極端だけど。
    ほんっとに面白い本だと心から思った1冊でした。
  • こらっ
    中島らもさんのエッセイの中で一番大好きです!
    らもさんの本が大好きで、エッセイ、小説と色々読んでいますけど、らもさんのルーツ、というか、思想がこの本に集約されているような、鬼才らもさんのブラックなユーモアが凝縮されている、そんな気がします。

    らもさんの後期のエッセイはどことなく、暗いオーラをまとっ...続きを読む
  • ビジネス・ナンセンス事典
    中島らもは、エッセイがすこぶる面白い。

    脱サラをした中島らもが見た、ビジネスマンの悲喜こもごもを超軽快に綴る傑作。

    ボキャブラリー、エピソード、ユーモア、どれも豊富すぎてただただ圧倒されるばかり。

    だからこそ、本当に惜しい人を亡くしたと思う。
  • 寝ずの番
    笑った!腹を抱えて笑った!電車の中で声を殺して全身をヒクヒクさせて。

    日常生活で笑い足りない御方、楽しいことを探している奥様方には一読をおすすめします。
    (ただし、下ネタが嫌いな方はおよしになって。)

    本書は短編集でありますので、寝ずの番自体は100ページ足らずの分量であっちゅう間に読んでしまわ...続きを読む
  • お父さんのバックドロップ
    こんな父親になれたらええなぁ… 

    と、みごとに惹き込まれてしまった。
    子どもより子どもっぽくて、遊び心と思いやりにあふれたお父さんたち4人のエピソード。

    プロレスのリングで、おわらい新人大賞の舞台で、
    息子が通う小学校の校庭で、はたまた家庭訪問の近づいた家庭で…
    お父さんは子ども以上にエ...続きを読む