中島らものレビュー一覧

  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    素朴な質問が明後日の方向へ話題が飛んで行き、信じられない角度から答えを導き出す人気シリーズ。

    もう復活することすらないと思うと悲しい。
  • 恋は底ぢから
    エッセイと、少しの恋愛小説。

    この中に『その日の天使』というエッセイがあるが、絶望的な気持ちの時に、ふとしたことで救われるということがあるという。
    中島らものエッセイには、そんな救いがちりばめられ、思わずくくくっと笑ってしまう。

    そして、『恋するΩ病』という恋愛小説が好きだ。
    そこに描か...続きを読む
  • 愛をひっかけるための釘
    この本に収録されている何作品かに、本当に感銘を受けた。初めて読んだとき、何度も何度も、繰り返し、繰り返し読んだのを覚えている。
    もうこのタイトルからして彼にやられてしまった。「無限分の一秒」で完全に心を掴まれた。
    中島らもはすごく賢い。学問上の勉強ができる賢さではなく、生きる上で、心のありようとして...続きを読む
  • 恋は底ぢから
    初めて「中島らも」と出会った本。予備知識ゼロでなんとなく手にしたのだけれど、この出会いから15年、ずっとらもさんがだいすきです。エロ?セックス?それはひととしてとてもあたりまえのこと!
  • アマニタ・パンセリナ
    これでもかー!のドラッグ体験記。ここまであっけらかんと薬遊びされちゃうと気持ち良いです。笑。毒キノコってこわいですね・・・
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    「ターバンをしたインド人がバイクに乗ったら、ヘルメットをかぶらなくても捕まらないんでしょうか」、「風呂場に生えたきのこを食べても大丈夫でしょうか」という読者の悩みに中島らもが真剣に応えます。
  • 僕にはわからない
    質の高いエッセイを数多く遺した著者だが,この本はとくに傑作が多いのではないか.その中でも,「人は死ぬとどうなるのか」という一編では,時間を遡って考えることで自然思考的な見方を反転させると,全く今までとは違った世界観が現れてくるという,不思議な感動を味わせてくれる.
  • 僕にはわからない
    ガダラの豚のアフリカ呪術士のくだりの舞台裏が分かるだけでも面白いほとんどが実際にあったことを小説にしているようだ
  • 頭の中がカユいんだ
    あとがきにあるには、らもの唯一のユーモア&エンターテイメント抜きの本らしい
    ほとんどラリって書いたという文章は素敵です
  • とらちゃん的日常
    何てめちゃくちゃなんだと思っていた中島らもが、とらちゃんと一緒に写っている写真の中ではまともに見えるから不思議だ。
  • 寝ずの番
    咄家の死と、その弟子たちが葬儀で繰り広げるあれやこれやを描いた作品。相当面白い。また、短編の形式なんですが一作一作の量も長すぎずサラリと読める話。全体的に軽快なテンポで進んでいく。咄家って粋だな、と思わせてくれる一作。
  • 寝ずの番
    中島らも。映画化決定作品。
    落語家たちの艶話、下品でありながら品格を漂わせ、ぎりぎりのラインをゆく作家。
    この才能が亡くなったの思うと、切ない。読む価値は充分にあるので、☆5つどうぞ。
  • 寝ずの番
    映画を見てから読んだ。映画もよかったが、原作でも存分に会話の洒落ぶりが伝わってくる。今まで知らなかった単語もいっぱい知ったし。もう一度映画も見たくなる。
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    どんな深刻な悩みでも、他人にとってはどうでもいい事、些細な事。
    そんな悩みはまじめに相談するのがバカです。
    悩んでる暇があるなら笑いましょう。
  • とらちゃん的日常
    とらちゃんを見つめる目を通して、中島らもの内面が垣間見えるようです。他のエッセイとは一線を画した
    まさにとらちゃんLOVEな一冊。らも氏ととらちゃんの関係が微笑ましいです。
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    取り敢えず読みましょう。色々悩んでる事がバカバカしくなる事請け合い。特選版は三冊、元のシリーズは七冊出てます。元のシリーズも勿論お勧め。
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    物心ついたときからこれが単行本で揃ってました。限られたスペースでこれだけクレヴァかつユニークなのを書けるのはこの人しかいない。しかも簡潔できちんとオチがある!テキトーに読んで充分面白い〜
  • お父さんのバックドロップ
    お父さんの愛を感じる短編集

    どのお父さんも純粋(ちょっとバカ)で可愛くて、でもかっこいい。

    テンポよく面白くじんわり心温まるストーリーでした。
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉
    ”酒は喉で殺して飲め”という教えがある。そんなことはできない。

    アルコールで幻覚を見るということは、重度な依存症だ、通常は酩酊して意識は変容しても、幻覚を見ることはない。怖いのはアルコールを摂取して幻覚を見るのではなく、摂取しないことによる離脱症状で幻覚を見てしまうことだ。本人は精神的な逃げ場がな...続きを読む
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉
    ビール好きですが、読み終わるとビールではなくお酢ドリンクで乾杯したくなるような本でした。
    何事も、"ほどほど"が大切だと改めて感じた。
    アル中について深く考えたこともなかったので、心理学的や精神医学的に描かれていておもしろかったなぁ。アル中のことを、無理にポップに明るく書かれている訳ではないが、しっ...続きを読む