山田詠美のレビュー一覧

  • 風味絶佳
    1.著者;小説家で漫画家。高校で文芸部に所属、フランソワーズ・サガン等を愛読。大学の時に、漫画研究会に所属。在学中に漫画家デビュー。「ベッドタイムアイズ」で文芸賞、「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞、「風葬の教室」で平林たい子文学賞他、多数受賞。福田和也氏が、山田氏の「4U」「MA...続きを読む
  • 100万分の1回のねこ
    著名な作家によるトリビュート。やはり一流、表現の仕方や情景描写が素晴らしい。

    個人的には角田光代が1番好きでした。
  • 賢者の愛
    あなたは、『仇討ち』をしたいと思ったことはあるでしょうか?

    “主君や直接の尊属を殺害した者に対して私刑として復讐を行った日本の制度”とされる『仇討ち』。有名な忠臣蔵をはじめ、私たちの国には後世まで語り継がれる『仇討ち』の歴史があります。武士の時代には制度化もされていたというその事実は、そんな考え方...続きを読む
  • マグネット
    これか、色彩の息子が一番すきかも。
    多分中高で江國香織さんや川上弘美さんとかにハマってた時期に古本屋で見つけ出して読んだ。
  • 私のことだま漂流記
    自伝的私小説とか。
    全てのことが事実かは不明だが
    それでもここまで赤裸々に自分自身を描ける小説家という人種は面白い。

    字を書けるだけでは作家になれない。
    作家は職人である。
    なるほどと思いました。

    年齢を重ねるにつれ
    山田詠美の興味も変わってきていると思うと
    次に何処へ行くのか
    次回作が楽しみに...続きを読む
  • ラビット病
    解説読んで、ゆりちゃんとロバくんの関係性の尊さがさらに理解できてもっと好きになれた
    『お互いの悪いところ分かりつつ変えさせようとしない』めちゃくちゃ大事だと思う
  • 吉祥寺デイズ うまうま食べもの うしうしゴシップ
    食べ物とゴシップの話らしいけど、ゴシップ多めでした。しかも懐かしいゴシップがたくさんあって、そういえばそんなことあったねと思える本。それだけゴシップというのは人の頭の中に残っているということなんだろうと思った。独特な感性をお持ちの山田さんとの共通点はホッピーで楽しく飲めるというところでしょうか。通勤...続きを読む
  • A2Z
    山田詠美さんの作品は、主要な女性キャラクターがサバサバ自立していて魅力的。
    心情や情景描写もとても好き。

    夏美に感情移入して読み進めてしまったので、前半は一浩に対して嫌悪感を抱いていたが、後半になるにつれて自分が一浩の立場だったらどうしただろう?と考えさせられた。

    テーマがテーマだけに読んでいて...続きを読む
  • つみびと
    血か、連鎖か、環境か。
    体の奥底に固く積み重なってきたものを、一枚一枚針で突っつくようにしてめくってゆく。
    どうして自分はこうなってしまったのだろう。
    助けを求めるというのはそう簡単ではなかった。わかっているのに止められない。
    吹き出す痛み、苦しみ、叫ぶ声。当事者では、あるいは当事者であればこそ、表...続きを読む
  • 私のことだま漂流記
    作家、山田詠美(本名・山田双葉)の自叙伝。幼い頃から想像力が豊かで実行力があったのだなとしみじみ感じ入る。自由で正直で逞しい彼女の生き方が小説に生かされている気がした。
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨
    ベッドタイムアイズはわざとらしく格好つけた表現も多かったが、他の2作にはそれが無くて楽しんで読めた。どの作品にもペーソスと優しさを感じる部分が合わさっていて、それが良かった。
  • A2Z
    アマプラでドラマ化する+山田詠美さんに少し関心があったということもあり、本作を手に取りました。大人の恋をテーマにした本作ではありましたが、やってることの割にはスッキリしてる印象を受けました。しかしあくまで、不倫小説なので、人には勧めにくいといった点で少し評価が低くなったかなと。

    本作の1番の魅力は...続きを読む
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち
    明日、大事な人や自分が死ぬかもしれないという忘れがちな事実を、ずっと中心に据えて生きている人たちの話。
    ラストは理解するというより、自分の中で解釈を作らないといけない。
    とても良かったし、読み返して深く考えることのできる小説。昔読んでいた山田詠美作品とは一味違うが、彼女らしい節も健在で、そこがまた味...続きを読む
  • 100万分の1回のねこ
    有名作者による13話の猫?愛?の話が次々に繰り広げられる。

    いろいろな人がこの絵本を読んで自分なりの100万回生きた猫を書いていてとても面白い作品でした。

    この人の作品を読んでみようかなぁと思えていい出会いになりました
  • ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨
    英語に興味を持った時、猛烈に英会話を勉強していた時に出会った1冊。

    この作品で山田詠美を知り、好きになりました。

    とても切なくて美しい物語を書かせたら日本一なのでは?と個人的に思っています。

    恋愛ものはほぼ読みませんが、これは何度も何度も読んでしまう名作です。
  • 明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち
    読者感想文に良さそうな本でした。
    読みやすいしテーマ性があるし
    感想が人によって変わりにくいかなぁと思う。
    山田詠美さんとして読むと少し物足りない気はするけど
    自分も歳をとったので、一緒に歳をとっていってる気がして
    時の大切さを感じます。
    これも成長ということで。
  • 私のことだま漂流記
    子どもの頃から現在までの自伝的エッセイ。家族や夫、文豪や作家たちとの交流など赤裸々に書かれていて面白い。
  • 吉祥寺ドリーミン ~てくてく散歩・おずおずコロナ~
    そうだよねえ!と思うことたくさん。
    しかし色々強いなぁ

    コロナで緊急事態宣言のときの話は、、、私もニュースやワイドショーのギャーギャーや家族全員お籠りで参っていたので、、、リアルタイムで読みたかったな。余計滅入ったかな笑


  • 私のことだま漂流記
    デビューしてからのマスコミのいじめにあうあたりから俄然面白くなった。山田詠美とはいえ、かなり凹んだのだなあ。我関せずでずっと堂々としてるイメージだったのだが。そこで支えてくれた文壇の大御所たちが、山田詠美の腕を磨いてくれたという。
    私もかつて、「風味絶佳」を読んで、山田詠美ってなんかメチャクチャ一皮...続きを読む
  • タイニーストーリーズ

    うーん

    詠美さんの世界は、やはり文章の世界で光るものだと思いました。