唯川恵のレビュー一覧
-
結婚することでの家庭を作っていく責任は負いたくないけど、彼を手放したくない真以子。
仕事はできるが世間知らずで、ひとりで子どもを産み育てるかを決めきれない脇子。
結婚している時、夫婦の間に常に秋生を感じていた七恵。
何も望まず、ただ秋生と暮らしていた佑美。
外見のコンプレックスが行動原理になってしま...続きを読むPosted by ブクログ -
とても面白かった!
自分も山登りをするのですが、初めての登山のぐったり感からの、山に徐々にハマっていく過程がほとんど同じで、共感の嵐。
ひたすら頷きながらあっという間に読んだ。
山の魅力を余すとこなく、とても読みやすく書かれている。
また読み返したいなPosted by ブクログ -
この間読んだ『淳子のてっぺん』の著者の山行エッセイ。
愛犬のために軽井沢に引っ越した著者。
しかし老衰により死亡。そのロスを埋めるように、夫が浅間山に登ることを提案。初めての登山は辛かったが、やがて山の魅力に取りつかれ、エベレストへ行くまでを作家らしい筆致で丁寧に綴られている。
しかし、涸沢カールの...続きを読むPosted by ブクログ -
不倫と離婚を経験する2人の女性。
どちらの女性の心情も、見事に表現されています。
両方とも辛い経験なのに、それほど暗さを感じませんでした。
読んだ後に「しっかりこれからの人生を考えてみよう」と思えましたが
読む立場や考え方によっては好き嫌いが分かれる作品かもな、と思います。