トーベ・ヤンソンのレビュー一覧

  • 新装版 たのしいムーミン一家
    初めて読んだムーミンの原作。ムーミンたちが魔法のぼうしを見つけたことから始まる騒動。特に最後の章がとても良かった。
    昔のアニメ版ムーミンのイメージが強いせいか、ムーミンママがスナフキンに「あんた」と話しかけたり(p.89)、スナフキンが「あんたたち」と言ったり(p.148)、ムーミンが「~じゃないぜ...続きを読む
  • 新装版 ムーミン谷の十一月
    ムーミンシリーズ最終巻。
    なのにムーミンは出てこない。
    でも常にムーミンたちを感じる。

    何かを求めて、ムーミンの家に集まり、
    目的とは違う形で得て帰っていく。
    各章のタイトルも良い。

    ホムサトフトのちびちび虫だけ理解が難しかった。
  • 新装版 ムーミンパパ海へいく
    相変わらず不思議空気があり、わかりにくい…

    ただ後半のムーミントロールの変化と成長、パパとママの変化は興味深かった。
    ミィは嫌なヤツに見えて、1番まともに物事を見ていて、助太刀してくれる。特にムーミンたちはメルヘンな思考だが、ミィは読者も含めて切ってくれる。ちょっと好きになる。

    いつもモランに対...続きを読む
  • ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出
    ムーミン谷の子どもたちが生まれる前のムーミンパパの物語。
    ムーミンパパが書いた回顧録という体で話が進み、所々でムーミンパパが子どもたちに読み聞かせているシーンが入ります。ムーミンパパだけでなく、スナフキン、スニフのパパも登場し、語られる物語に夢中になるムーミンたちがかわいい。
    ムーミンパパが自分を特...続きを読む
  • 小さなトロールと大きな洪水
    トーベヤンソンは、祖父母が建てた大きな家で、彫刻家の父と画家の母の長女として、1914年に生まれる。1歳半の時にお母さんの真似をして、絵を描いていたという。それから、絵を描き物語を作るのが好きだった。本人は、お母さんを目標として、画家を目指した。
    父親は、トーベが3歳のときに勃発したフィンランド内戦...続きを読む
  • 新装版 ムーミン谷の仲間たち
    短編集。

    時々よくわからん、時々ほっこり。

    騒がしいことが嫌いなヘムルの話が良かった。
    見た目が大好きなニョロニョロの生態もちょっとわかった。
    クリスマスの話もいかにも童話って感じで良い。

    ニンニは…ちょっと性格に難あり。
  • 新装版 たのしいムーミン一家
    ムーミンシリーズの初期代表作。巻末の解説にもあるが原題は「魔法の帽子」である。そのタイトルの通り、魔法の帽子を巡る摩訶不思議なストーリーが展開される。しばしば主人公たちはシビアな状況に追い込まれるのだが、その中でも前向きな態度で”遊びを見つける”彼らの姿は、大人になってから読んでも学ぶところは多いと...続きを読む
  • 新装版 ムーミン谷の夏まつり
    * 今回は全体的に絵が可愛い、とくにミイ。
    * みんなの大冒険の末に帰還、生きて帰りし物語だった。
    * 最後の回収はすごく綺麗な終わり方だったな。
    * 最初は全く出てこなかったけど、スナフキンもちゃんと出てきて嬉しい。
    * 挿絵がすごく可愛い本だった。
    * トーベ・ヤンソンは、作家であり、画家でもあ...続きを読む
  • 新装版 ムーミン谷の彗星
    ・あんなに似てると言われてキレてたムーミンが、いざフローレンに会ってすぐ口説き始めるのとても面白い。
    ・フローレンは急に人の話を遮って違う事を言い出すおかしな子です。
    ・スノークはなにかと会議を開きたがるうざキャラでした

    ・ナレーターがたまにキャラをディスるのがシュールで面白いです。
    ・スナフキ...続きを読む
  • 新装版 ムーミン谷の夏まつり
    ムーミン谷が洪水になって、
    劇場に移り住んで、
    めちゃくちゃな、
    でも最後はうまくいくお芝居をする話。

    スナフキンは良いパパになれる。
  • 新装版 ムーミン谷の彗星
    面白かったです。シビアでかわいい世界。
    こんなに辛辣でドラマチックなのですね。そんなにほのぼのしてない。
    でもかわいい。ムーミントロールやスナフキンたちが竹馬に乗ったりして、風景の中に虫みたいに小さく描いてある挿絵がたまらなく好きでした。イナゴのシーンとかも。
    スナフキンやスノークのおじょうさんとの...続きを読む
  • 新装版 たのしいムーミン一家
    わがまま、奔放な新キャラクターたちがムーミン谷にくる。が、ムーミン一家は相変わらずマイペースで、結局自分たちのペースに自然と進んで、丸く収まる。
    スナフキンとムーミンの関係がいい感じ。
  • ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出
    ムーミンの好きなところは、人間がいないところ。
    みんな自分の心地よさとポリシーで生きている。とても自由。
    気持ちいいくらいにとっ散らかり、だけどなんやかやで認め合って前に進んでいく。
    パパ世代はそれが引き立つなぁ…笑
    羨ましい!
  • 小さなトロールと大きな洪水
    飯能市にムーミンパークができたということで、ムーミンを読んでみたいと思い購入。この話はムーミンのお話の第1作だったけれど、翻訳が出たのはムーミンシリーズが終わった後だったらしい。幻の第1作。

    読み終わってほっこりした気持ちになれた。ニョロニョロが可愛かった。

    どうでもいいけど、挿絵に裸の女性がい...続きを読む
  • 小さなトロールと大きな洪水
    妖精たちのさざめきを描いた作品。
    物語というより、観察して記録したような客観性を感じる。
    イラストにしたってムーミンもママも可愛くないし(癖になる味はあるけど)、物語の大部分は森が舞台だからか、なんだか鬱蒼として暗い雰囲気。
    それでも、「たのしいムーミン一家」よりも好きだ。
    ふわふわ楽しい物語よりも...続きを読む
  • 新装版 たのしいムーミン一家
    心休まる童話です。登場するのは架空の愛らしい動物。人間は登場しません。人間の欲望や怒りも現れてきますが、ムーミン一家の自然な優しさで平和に解決します。▼とくにムーミンママの優しさは、冷たい心を温かい心に変えてしまいます。トフスランとビフスランは、ママがハンドバックが無くなって悲しんでいるのを知って、...続きを読む
  • 新装版 たのしいムーミン一家
    冬の始まりから、夏の終わりまでの物語。
    冬眠というシステムは私にはとても羨ましいものだけど、ムーミンにとっては、時間が勿体無い気がするということ。
    毎日を呑気に面白おかしく鷹揚に過ごす彼が、ひとつの季節をまるまる眠って過ごしてしまうのは惜しいと感じるのも確かに無理もないのかな。

    物語の中で季節は確...続きを読む
  • 新装版 ムーミンパパの思い出
    2014.10/14 ムーミンパパらしい自叙伝(*^_^*) 冒頭に誇張も「ちょっぴり」入ることや、各章の始めにさも立派な話を語りますよっていうのが面白おかしい♪ミィの兄弟が30人以上いるとか、ムーミンママとの衝撃的な出会いとか漫然とアニメを見ていた私には知らないことがたっくさん詰まってました(^_...続きを読む
  • 新装版 たのしいムーミン一家
    2014.8/19 長く寒い冬、あったかい毛布にくるまれて冬眠に入る序章が好き。ムーミンママのハンドバッグがドラえもんの四次元ポケット並みの収納力なのが楽しい♪大がかりなパーティで、ラジオから流れてくるのがアメリカから放送されてくるダンス音楽だったりするのが不思議などなど。
  • 新装版 たのしいムーミン一家
    私の中の、児童書としての元祖ムーミンという感じ。ファンタジックで、スニフもスノークのお嬢さんも生き生きしてる。魔法の帽子で雲に乗ったり思いがけないことが起きて楽しい。
    トフスランとビフスランのルビーの話も、夢があって良い。