新装版 ムーミン谷の十一月

新装版 ムーミン谷の十一月

ものさびしい気配がおしよせる十一月。ムーミン一家に会いたくて集まってくる人たちがいました。ムーミンママになぐさめられたいホムサ、ひとりでいるのがこわいフィリフヨンカ、自分以外のなにかになりたいヘムレン、妹のミイに会いきたミムラねえさん、なにもかも忘れたスクルッタおじさん、五つの音色をさがすスナフキン。ムーミン一家のもどりを待ちながら、奇妙な共同生活がはじまります。「ムーミン」シリーズ最終巻!

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新装版 ムーミン谷の十一月 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    ムーミンバレー◯ークで書籍コーナーがあり、購入して再読。装丁がおしゃれな色で揃えたくなる。

    クセの強いキャラクター達が気まずい思いをしながらも少しずつわかり合い、自分を見つめ直していく様子、夏が過ぎて陰鬱ながらも美しい谷の自然の描写が緻密でとても良い。抜き書きしたくなるような台詞や言い回しも多い。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    コロナで寝込み、外出できなかった時に読みました。個人的に実家家族とのいさかいで心が疲れていたこともあり、この物語に心身ともに癒されました。ムーミンに出てくる登場人物って一癖も二癖もあるけどどこか憎めないし、自分と重なるところも沢山あって考えさせられる。フィリフィヨンカはまるで自分を見ているみたいで、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月29日

    ムーミンシリーズの中で一番好きな本。
    長雨の季節に読みたくなる。沢山雨の降る薄暗い中でじっくり読む。ムーミンシリーズの最後の作品。
    何度も読み返しては、新しい発見がある。

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    Posted by ブクログ 2019年12月30日

    ちょうど十一月だったので読んでみた。
    ムーミンは、ほとんど出てこないけど、ムーミンの身近な仲間たちが、思い思いに何を感じているのかを丁寧に描いていて、少しずつお互いを思いやっていって一つの結末を迎えるのが、とても良かった。
    一番のお気に入りは217ページ後半のフィリフヨンカの何気ない言葉。
    フィリフ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月19日

    ムーミン一家が出てこない短編集と聞いていたので、面白くないだろうと期待しないで読んだら、意外に面白かった。
    しんみりとし的な感じで、何度も読みたいなと思いました。

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    Posted by ブクログ 2016年03月14日

    トーベ・ヤンソンによるムーミンシリーズ全九冊の最後を飾る作品。最初に出版された「小さなトロールと大きな洪水」から四半世紀を経た1970年、ヤンソン56歳の年に出版されました。
    ヤンソンはその後も末弟のラッセとともにコミックでムーミンシリーズを生み続けますが、小説はこの作品で終わりです。

    小説最後の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    トーベ・ヤンソン著、鈴木徹郎訳『ムーミン谷の十一月』(講談社、1980年)はムーミンシリーズの小説最終巻である。ムーミン一家は旅に出ており、他のキャラクター中心の物語である。

    ヘムレンはムーミン一家の家に行き、「警察のものだぞ。玄関をあけろ」と大声で怒鳴った(49頁)。からかうことを目的とするが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月23日

    星の王子様とか、宮沢賢治の童話っぽくて、謎に怖くて、謎に暗く、森ににしかないような静けさや美しさの中で、孤独感や、人生観を表現する情景は、不気味でシュールでありながら、瞑想でもしているような不思議な感覚になり、何故か読後は落ち着く感じがした。どうにもならない闇という感覚は誰しもあって、なんとか消化し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月06日

    「ムーミン谷」が表題となっているのは本作を入れて5冊。その中で本作はまごうことなくムーミン谷が主人公でした。ムーミン一家が不在のムーミン谷、しかし、本作の登場人物の思いや動きの隅々に、ムーミン一家を感じました。
    登場人物が語る言葉にどこからか返事をしているムーミン一家の姿を思います。しかし、その返事...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月30日

    まさかのまさかで、最後までムーミン一家が出てこないびっくりの一冊。しかも普段は脇役の更に脇役的な子たちが集まり特に何も起きないというなんともシュールな展開に戸惑いが隠せない。
    どうも話自体を楽しむというよりは乏しい展開のなかで変化していく登場人物(妖精?)たちの心具合を読み解く哲学的なお話でした。最...続きを読む

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