トーベ・ヤンソンのレビュー一覧
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ちびのミイとミムラねえさんの関係性がとくに大好きだった4巻。
夏至をお祝いするフィンランドの短い夏への入り口を、火山の噴火による洪水という驚くべきエピソードで描いてしまう、トーべのユーモアの感覚に驚かされます。
ムーミンハウスが浸かってしまい、たまたま流れてきた家に移り住んでみたところ…そこはな...続きを読むPosted by ブクログ -
家があること、家族や仲間がいること、夢中になれるものがあることは改めて素晴らしいなと思った。
登場人物達がムーミン一家と過ごす内に前向きになったり心を開く場面が多いのも良かった。
牢屋でのヘムルとのやり取りがコントみたいでめちゃくちゃ面白かった。
煙草を吸いながら「大事なものは全て揃ってるよ」と言...続きを読むPosted by ブクログ -
八月の大パーティーのシーンが好き。
スナフキンが居ない寂しさとパーティーを楽しむムーミン谷の人達の姿が合わさって読みながら泣きそうだった。
大好きなスナフキンを見送った後ムーミンが走って家に帰るのが切なくて、子供らしくて良かった。Posted by ブクログ -
同シリーズの他の作品とは趣向を変えて、ムーミンパパが自分の若かりし頃の話を書き、息子たちに語って聞かせる形式。
「ムーミンみなしごホーム」で育ったムーミンパパは、ヘムレンおばさんの窮屈なしつけに嫌気がさして逃げ出し、冒険家を志す。発明家のフレドリクソンと知り合い、彼が造った船に乗って大海原へ。何が...続きを読むPosted by ブクログ -
2019年にムーミン全部読む!って言ってたのに・・・ダラダラしちゃってました。反省です。
ひさしぶりに小説を読み終わりましたが、ムーミンだけじゃなく、やっぱり小説って面白いな!大切だな!ちゃんと時間取らないとって思いました。毎日ちょっとずつでも読み進めていた頃を思い出して・・・
ムーミンパ...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わっていたのに、感想まとめるの忘れてました・・・
飛行おに!モラン!トフスラン、ビフスラン!癖のあるキャクター登場!
本当に大事なこととか、悲しさとか寂しさとか切なさとか・・・
自分は多分読むのが2回目なのですが、とても大好きなお話です!
ムーミンファンにもそうでない人にもオススメです!...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わっていたのに、感想まとめるの忘れてました・・・
スナフキン、スノーク、スノークのおじょうさんとの出会いが描かれています。
物語も見所、語りどころ盛りだくさんで面白く、数々の心に響く言葉もあります。
読み終わってから、かなり時間が経ってしまったので、またどこかで魂の更新をできたらと思...続きを読むPosted by ブクログ -
ありじごくが思っていたのと違った。子供の頃ならこれがありじごくか〜ってなったのかも。私は今大人なので、ありじごくは思っていたのと違った。もっと虫だと思っていた。
こういうのもありじごくなんだなって知ることができたので、また少し大人になれた。
入れ歯何に変わったんですか。(怖)
ピーホー!
世界が...続きを読むPosted by ブクログ -
「このスナフキンと対面している美少年は誰ぞ?!」と完全にジャケ買いでございました。「したくてたまらないことをすればいい」っていう一見簡単そうなことが意外と難しいんだよなぁ、と感じるお話Posted by ブクログ
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短編集。
ニョロニョロのひみつ、この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ、しずかなのが好きなヘムレンさんが特に面白かった。
また、スニフとセドリックの話では、大人びたスナフキンと、めんどくさ可愛いスニフのやりとりが良かった。
特に印象に残ったニョロニョロのひみつは、無い物ねだりをして、理想化した他人...続きを読むPosted by ブクログ -
今までムーミンは可愛いキャラクターくらいの認識がなかったが、先日ムーミンバレーパークへ行ってその世界観に魅了。是非ストーリーを知りたいと本を読んでみた。
最初のお話がいきなり隕石⁈とビックリしたが、愛らしいキャラクターと優しさあふれるストーリー展開で楽しめた。ムーミンの世界観はこうしてら作られたんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
スニフの声が頭の中でスネ夫で再生される。
スニフは自分が小さいことをアドバンテージとも感じているし、ディスアドバンテージとも捉えていて、その両方の考えが一文の中に何度も出てきたりしてすごい。
自己愛の強すぎる幼子、末っ子ってこういう考え方をするんだよなあ。
ムーミンママのハンドバッグがなくなると村...続きを読むPosted by ブクログ -
随分前に行ったムーミンバレーの記憶が芽吹いてきて、ムーミンの原作をちゃんと読んでおきたいという気持ちになって読んだ。
ムーミンは欠点がそのひとのアイデンティティとして描かれているのがいい。
キャラクターを構成するとき、長所と特殊技能を中心とするのが普通だろうに、
ムーミンでは欠点が欠点でしかなく別...続きを読むPosted by ブクログ -
ムーミン一家は11月から4月まで冬眠するため、シリーズ作品はみな夏を舞台にして描かれているが、本作はムーミントロールだけが冬眠中に目を覚ましてしまい、初めての冬を経験するという点で異彩を放っている。
(これがきっと、雪というものなんだ)
見渡す限り白一色の世界に踏み出したムーミントロールは...続きを読むPosted by ブクログ -
冬の暗く静かな雰囲気から春を迎える喜びに移る流れが、すごくよかった。1日1章大切に読んだ。
特に響いたのは5章の元気なヘムレンさんを、なぜか好きになれないムーミントロールの気持ち。
個性豊かなキャラクターも物語の魅力だ。
2021.1.16Posted by ブクログ -
長年、ムーミンが読みたいな、と思いながらもあまり良いイメージがなかったので躊躇していた。
子どもの頃にアニメを見ていたことから興味を持って本を読んでみたのだけれど、あまり面白くなかった記憶があるからだ。
大人になって手にした今、意外にも楽しめた。
これは、ムーミンシリーズの1番初めの物語だが、邦...続きを読むPosted by ブクログ -
ムーミンパパ海に行く…っていうか灯台守になるっていったほうがいいお話。まあ灯台の明かりはつかなかったんだけど。失ったと思ってたものが再び元に戻ってくる話…と思っていいのか? ママがとても可哀想になるのと同時に、私もムーミン谷が恋しくなってしまったw ミィがいつの間にか養女になっていたり、ムーミントロ...続きを読むPosted by ブクログ
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ムーミンシリーズの処女作。一番最初に作ったせいか、設定が色々とちがっているし、ムーミンママの性格もちょっと違う気がする。パパがいなくなって必死に探しているからかもしれないけど。
でも、作者のトーベ・ヤンソンさんの作風は変わらず、読んでいる私を温かい気持ちにさせてくれました。Posted by ブクログ