小川一水のレビュー一覧

  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC
    この巻で一巻に繋がる。
    ここまで読んだら
    完結まで行くしかない。
    読むほど繋がっていく、いよいよ
    振り出しに戻ってきた。
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3
    この巻までで、読むのをやめた人が
    いたのもわかる。苦しい展開が続く…

    毎回、一言では現せないのは
    複雑な種族と多様な場面の切り取り方にある
    今回も悲しい結末に向かいつつ
    希望がチラリと見えては途絶え…

    なんだけど
    「謎の生命体達による人類を巻き込んだ
    ただの代理戦争」にならない。

    これでようや...続きを読む
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3
    パート1からは想像もつかない展開、そして結末。
    巨大という言葉では形容できないほど大きな陰謀と振り回される人類たち。

    本巻でも引き続き激しい艦隊戦は繰り広げられるが、本巻の見所はそこではないだろう。
    シュタンドーレとブレイドの戦いこそが本巻の見所だと思う。本作のタイトルであり、宿怨PART3第2部...続きを読む
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2
    本巻ではついに明確に太陽系外生命体が登場し、救世群の暴走の裏側が判明してくる。
    時が経ち成長したイサリと救世群との考え方の違いは広がるばかり。そんなイサリをよそに、救世群はついに太陽系に対して戦争を始める…
    人数こそ少ないものの、カルミアンのテクノロジーにより圧倒的な力を見せつける救世群。対して、相...続きを読む
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1
    物語は後半に向けて加速している感じがする。
    新しい登場人物や出会いもありつつ、今まで出てきた要素がどんどん絡み合ってくるのがたまらない。

    本巻は救世群の少女イサリとアインが出会うところから始まる。イサリはアインと出会うことで救世群に疑問を持ち始めるが、救世群の暴走は止まらない。一方、ロイズ傘下のM...続きを読む
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)
    一つの時代の闘いが終わって
    とんでもない展開が…
    なぜこんなことが起きたのか?
    謎と伏線だらけ

    ここから
    どうやって終わりに持っていくのか楽しみ。
  • 天冥の標 IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと
    非常に面白かった。

    そろそろ大詰めを迎える場面となった。長い道のりだったような感じだが、今回は結構最後あたりが、一気に解決してしまえという感じもあったような...。まあ、やはりいつまでも同じ人類同士で争っていたくはないし、冥王斑の治療方法も確立したと言っても良いと思うので、太陽系の人々も含めて共に...続きを読む
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC
    『私たちの新しい社会を豊かで素晴らしいものにしましょう。その願いを込めて・・・』
    ブラックチェンバー編。コツコツと積み上げてきたストーリーにのみ許される高み。本当に凄い。脳シナプスの結合が止まらない。 巻を進めるほどにルッツとアッシュの存在が気になってきていたけれど、今は光り輝いてる。
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3
    燃え尽きた。ここまでやるか。最終巻ですと言われても納得しちゃいそうな濃度でしたが、もしかするとここからを描きたい物語なのかもしれない。底知れない。凄い。 ブレイドの孤独な戦いが好き。天冥の標とは彼が築いた関係のことかな?
  • アリスマ王の愛した魔物
    粒ぞろいの短編集。「アリスマ王」が一番好みだけど、ラストは好みが分かれるところか? 書き下ろしのリグ・ライトも良い。自動運転の法制度整備が盛り上がる中、非常にタイムリーな一編では。
  • 天冥の標 II 救世群
    SF。ファンタジー。シリーズ2作目。
    今作はパンデミックもの。
    前作からどう繋げるのか心配していたが、時系列をずらしたっぽい。裏表紙だと"すべての発端を描く"とあるので、今作から読み始めても問題なさそう。
    パンデミックを描いた作品にはあまり馴染みがないせいか、非常に刺激的だった。
    登場人物に感情移入...続きを読む
  • 天冥の標 II 救世群
    惑星間航行あたりまえな時代。惑星ハーブが舞台な1巻。打って変わって現代の東京から始まる2巻。キャラクターもストーリーも全然違っていて。そんな中で出てくる共通のキーワード。どう繋がるのっ!
  • 時砂の王
    宇宙からの侵略者「ET」と人類の、時を跨いだ永い闘い。高度知性体、タイムワープ、歴史改変とSFの面白さを堪能。やっぱり硬派なSFは面白い。
    AIが取りざたされる昨今なので、高度知性体などはあながち夢物語ではないかも?と感じながら読んだ。
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)
    謎が謎を呼んで、てんこ盛りな1巻。10巻構成と最初から謳われているし、ちゃんとプロットの練られた壮大なシリーズの予感がしてワクワクしますよ!容赦ないストーリーがとても好み。
  • 美森まんじゃしろのサオリさん
    チョット未来の中山間地が舞台なラノベ?ジュブナイル?
    見かけはごつくてたくましいけど、心根優しい何でも屋の若者、いいわね~
  • 導きの星IV 出会いの銀河
    小川一水『導きの星』は、シンプルにいえば、地球外生命体を進化させる超SFです。加えて、地球そのものの新たな歴史を目指す、未来小説です。時間感覚も空間感覚も真に宇宙的なスケールであり、どこを切っても魅力の果実で溢れている。

    しかも、このあらたな人類を見守るという行為が、「地球」の人類の安全を守るもの...続きを読む
  • 天冥の標 IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと
    うーむ、かなり色々な背景がわかって来たようだ。しかし、この宇宙は広すぎる。ダダーのこと、カンミアにも新たな謎が出て来たようだし...。まだまだこの先、未知な生命体やなんかが登場するのだろうか。

    今回はいくつかの集団に分かれて、それぞれの描写がなされており、読みやすいと思った。
    IとIIでカドムが殺...続きを読む
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2
    メニーメニーシープにおいて、植民地臨時総督による体制が崩壊した後の話。

    天を目指すもの、メニーメニーシープの情勢、アクリラ・アウレーリアの三本立てでの話の展開のようだ。
    ここに至ってようやくメニーメニーシープの住人たちは、自分たちが植民惑星に住んでいるのではないということに気づき始めたようだ。人々...続きを読む
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)
    面白すぎて一気読み。
    あとがきに書かれている通りとはいえ、1巻からこんなにやりたい放題やってしまって、今後どうなるんだ…。
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)
    SF。
    2803年。植民星メニー・メニー・シープ。
    各章ごとに中心人物が代わり、物語が広がりまくり。想像力が追いつかないぞ…。
    五章のアクリラたちの冒険は鳥肌モノでした。
    イサリ、クレヴ、カヨ、ベンクト…。人間以外のキャラクターが好きすぎる。
    早くも傑作の予感しかない。絶対にシリーズ全冊読むぞ!