小川一水のレビュー一覧

  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC
    そうだったのか。ようやくつながった。
    それにしても、リーダークラスのメンバーの心労は想像を絶する。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3
    とうとう最終巻。時間をかけて読んだから、全てを理解できたわけではないけれど、すごい作品でした。どんどん世界が広がるエスカレーションぶりや、各巻色々な切り口が楽しめたこと、複線の妙(あまり理解できていないように思いますが…)など。あと巻末の資料集は本当にありがたかったです。感謝。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2
    残りあと1冊になり、寂しいかぎり。惑星セレスの戦いは一段落ついたみたいなんだけど、まだまだたたまなければならない風呂敷は、広がっている。カドムとイサリが大活躍するらしい次巻の盛り上がりに期待。個人的には〈恋人達〉の行く末が気がかりです。
  • 天冥の標 III アウレーリア一統
    子供のころ見た、宇宙で戦闘するアニメ…そういう世界にどっぷり・違和感なく浸かる読書だった。今までの2巻とのつながりが多々示されつつも、謎はまだ尽きない。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1
    前巻でまとまった人々が、MMS人としてまとまっていく姿が頼もしい。最後の決戦の前に今までの話を整理する一冊。過去の補足をする2つの挿話も味わい深い。いよいよ最後の敵が見えてきて、次巻以降の展開に期待したい。
  • 天冥の標 IX PART2 ヒトであるヒトとないヒトと
    誰かが書いていたけど、読んでいると、頭の中で「愛、憶えていますか」が無限ループするようになった本シリーズ。本巻では、最終巻を前に、今までの諍いが一応の終幕を迎えます。最後の敵を前にした登場人物達に、感慨無量。
  • 天冥の標 II 救世群
    パンデミックに圧倒される。しかも1巻とうって変って、こんなにかけ離れた話を完璧に独立した話として成り立たせるとは。とても自然で違和感のない話。それでいて、謎は深まるばかり。
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (下)
    「ちょ、おぃ!?」思ってしまった。世界設定に偽りありとは思っていたが、これほど死ぬとはね・・・。そして伏線だけの巻だとは。
  • 天冥の標 IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと
    完結へのカウントダウンが感じられる中、新たな存在も加わり、ますまし賑やかになってきた模様。本書では、セレスを舞台に様々な人々の行方が描かれており、戦いは苛烈になる中、なんだかしみじみする部分もあります。あと少しお付き合いしようと思います。
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)
    全体的に、異種族間の心の交流といったところに好感を感じる。特に、ラバーズのエランカが自分にも存在価値があることを理解できたシーンが良かった。また、小さいエリアの話だと思っていたのが、400kmの滑落などと突如宇宙規模のスケール感を感じさせてくれるところがよい。
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART2
    前巻で第1巻と見事に連結し、本巻では、過去と現在の「事件後」の惑星の姿が示される。個々の人々のレベルの動きが中心だったが、時間以降は、大きな存在(黒幕?)達も活躍しそう。最後まで楽しんで読みたい。
  • 天冥の標 VIII ジァイアント・アークPART1
    第1巻をイサリサイドから書いた話。1巻の内容がぼんやり思い出されてきた部分も。これで、1巻の衝撃のラストにつながったのかな? 次巻に期待のつなぎの巻。
  • 天冥の標 VII 新世界ハーブC
    まず、前巻の素直な続編であることに驚く。そして第1巻の前日譚であることにも。取り残された少年少女の苦闘を描くのは、十五少年漂流記と言うよりは、蠅の王的か。一方、外敵の存在もあり、内部の争いにそこまでバランスが割かれているわけでもないが、未来の世界に暗い影を残している。外敵と共に。羊はかわいい。
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART3
    小川一水は天才だ。シリーズ中盤にしてこの盛り上がり。今までの物語を大きく束ね、人々のそれぞれ懸命に生きる姿とその結果生じる悲劇を描くとともに、小松左京の系譜を正当に受け継ぎ、「宇宙にとって人間とは何か」との問いを真正面から受け止める。ここで物語は振り出しに戻った。後半も楽しみ。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1
    物語が終焉へ向かっている。激しさよりも整理や秩序を感じさせる。
    一冊のうち何度も読み返し、理解し、その度に改めて感動する。
    まだ、最終章に入ったばかりなのに、また一巻から読み返したくなる。
    アンチオックスやカンミア族を生み出してくれた、その想像(創造)力にお礼を言いたい。
    ノルルスカインやプラクティ...続きを読む
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART2
    完結を機に読むのを再開。話は大まかにしか覚えておらず、巻末の資料はありがたかった。希望を感じさせる前半から、悲劇が悲劇を呼ぶ後半へと話は大きく変転する。どうしてここまで事態が悪化したのか。最後には新たな事実も判明し、次巻が少しでも救いのあるものになりよう、期待したい。
  • 天冥の標 VI 宿怨 PART1
    完結を受けて、途中でやめていた本シリーズを読むのを再開。話はおぼろげながらしか覚えておらずもどかしいものの、大きな枠組みは覚えており、読み始めるとなかなか面白い。救世群と非染者の対立が、今後どのような推移を見せるか、注目したい。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART3
    とうとう最終巻。これだけの長い物語をきちんと完結させてくれたことにまず感謝。予想していた物語とは結構違ったけど、よくもこれだけ複雑に絡み合ったストーリーを思いつくなぁと思う。アクリラがこの後どうなるのかちょっと心配。後日談をいつか書いてくれないかな。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART1
    とうとう10巻。PART1ではチカヤの晩年とかセレス離脱後の地球圏とかが語られて、終盤に向けての穴が埋められてますね。しかし2PA艦隊は完全にシンギュラリティを超えていますね。
  • 天冥の標 X 青葉よ、豊かなれ PART2
    ミスチフ=オムニフロラとの決着、ブリッジレス各族との交渉あたり。この辺りまでくると規模が大きすぎて想像が追い付かなくなってくるな。