小川一水のレビュー一覧
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全10巻完結するまで読むのを温めていて、完結したと思ったら現実世界でも新型コロナウイルスの流行。持ってるとしか言いようがない。
冥王斑は架空の感染症のはずだが、その描写、設定がかなり具体的に描かれており、著者は医師免許か何か持っているのだろうかと思わざるを得ない。参考文献が見たい。未知のウイルス...続きを読むPosted by ブクログ -
予想外の終わり方。
この話の続きではなく、「全体の物語の一部」ていう構成が面白い。
最終巻まで読んだときに見える世界が楽しみ。Posted by ブクログ -
小川一水初めて読んだけど、私は馴染む文章で読みやすかった。
そして面白かった。
SFで百合てどんなんかと思ったけど、2人が徐々に信頼関係を構築して仲を深めて行く過程ににこにこしちゃったし、並行してこの作品の世界がどんなモノなのかっていうのが少しずつわかっていくのがとても楽しかったです。
というか作者...続きを読むPosted by ブクログ -
第1巻メニーメニーシープから7巻を経て、ついに物語はメニーメニーシープのその先にたどり着いた。
アクリラは地の底でカヨに責められ、カドム一行は真実を知るためにセレス北極シティを目指す。
一方メニーメニーシープでは、エランカ初代大統領は人々をまとめ、<咀嚼者(フェロシアン)>に反撃ののろしを上げていた...続きを読むPosted by ブクログ -
面白いという話は各所から聞いていたが、もったいなくて手を出せなかった本作。
(これは私の悪癖で「マロリオン物語」なんかもこのせいで手を出せていない・・・)
いつまでもそうしてるのももったいないので、ついに一念発起して手を出してみた。
西暦2803年、植民星メニーメニーシープは入植300年を迎えよう...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに<海の一統(アンチョークス)>は<領主(レクター)>に反旗を翻した。
一方、植民地議員エランカやセアキ・カドムも<領主(レクター)>に対する反抗を決意する。
多大な犠牲を払い、ついに<領主(レクター)>を打ち倒した時、メニーメニーシープは誰も想像しなかった事態に陥る!
作者もあとがきで書いて...続きを読むPosted by ブクログ -
これは続きも読まねばなるまい……
圧倒的なうねりと変革の果てに待つ『天冥の標』1巻の結末。餌をおあずけされたような気分になりつつも、まだ物語が続く楽しみも同時に味わっています。
植民星・メニー・メニー・シープの総督ユレイン三世の圧政に耐えかね、「海の一統」を始めとした市民たちはついに蜂起し、ユレイ...続きを読むPosted by ブクログ -
それぞれの野望や思惑がメニーメニーシープに大きな変化をもたらし、予想だにしないことが起こる。。これも誰かの思惑なのかな?って感じのところで終わりましたね。ノルルスカインや地球からきた奴らが何を知っていたのか、気になります。次の巻がとても楽しみです。Posted by ブクログ
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作者いわく、50000人で蝿の王をやりたかったとのこと。
生き残っているのがほぼ子供の状況の中、我々の生活がいかに整えられたインフラで成り立っているのかを思い知らせれる。
食べ物の生産、ゴミの廃棄、電力の供給、死体の処理、etc...。
当たり前の話だが、誰かがそれらをやってくれているのであり...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙農家と非展開体と呼ばれる肉体を持たず、意識だけでほぼ悠久の時間を生きている存在の話。
農家と非展開体の話しが交互に進むが、農家の話は、巨大企業が作り出す安く大量な商品に侵食され、宇宙でも厳しい価格競争にさらされる現実の世界とたいして変わらない状況は、どんなにテクノロジーが発展しても資本が力を持...続きを読むPosted by ブクログ -
1巻で登場したラバーズ(恋人たち)の話。
メインの登場人物がラバーズなので、話は常時エロで進行する。
ラバーズの本拠地であるハニカムは、様々な人間の性欲を満たすVRのようなシチュエーションを作り出すことができ、まるで風俗星と呼んでも差し支えないスケールである。
風俗を宇宙スケールにしてしまう発...続きを読むPosted by ブクログ -
木星で謎の巨大動力炉であるドロテアワットが起動するというオープニングから、
人類が宇宙に進出した2300年まで時間が進んだ舞台背景の話。
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伝説の始まり。
植民星メニー・メニー・シープにおける様々な勢力、種族が入り乱れ、暴政を強いる君主に抵抗する話。
しかし、多くの謎が解明されないまま物語は進み上巻は終わる。
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話の大まかな流れは、圧政君主と革命群の戦いの続きといった感じだが、物語が進む中で複数の疑問が浮かびあがる。
今後の展開次第でどう解明されていくのか
楽しみである。
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舞台を800年前の現代に移し、致死率最強のウイルスが蔓延し、人間社会の混乱を描いた話である。
また、このウイルスがやっかいなのは、感染者が奇跡的に回復してもウイルスは体内にとどまりつづけるため、感染者は被害者であると同時に他者に感染をもたらす加害者となる。
このような極限状態の中、感染者への差別...続きを読むPosted by ブクログ -
2803年の植民星から舞台は一気に現代の地球まで遡る。文章のタッチも変わり、第1巻とはまるで別の作品のよう。前巻の謎を解くカギが幾つか登場してくるが、冥王斑の発端が描かれているので、この巻だけ独立した話としても成立。パンデミックものの傑作として、まさにコロナ禍の今を知るのにもちょうど良い。Posted by ブクログ
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アイザワの名前や、ソネ号、フェオドール、ダダー、ミスチフなど、1・2巻で描かれたものが少しずつ解かれてきた感じ。相変わらずアンチョークスの人達は血気盛んというか。セアキの先祖も出てきてここから付き合いが始まったのか…!という感動もあり。
そもそもがダダーとミスチフの争い?に巻き込まれた太陽系ってのが...続きを読むPosted by ブクログ