今村翔吾のレビュー一覧

  • 童の神
    塞翁の盾の前に読むつもりやったけど、予約期限の関係で後回しにした本作を読んで納得。今村翔吾は外したらアカン、フォロー必須の小説家。

    日本史の悪役として虐げられてきた化外の人々。ちょっと目線を変えたら彼らこそ被害者、力を持つものに敵視され捕らえられ奴隷とされて忌み嫌われ差別されてきた人々。

    「人を...続きを読む
  • 冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業
    シリーズ5作目だが、毎回趣向を変えて来るのがすごい。泣かせる話やったなあ~ そして最後に全巻の最後の話の続きが。いやあ、気になるわ~
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組
    今回も最高に面白く格好良かったです!

    相変わらずのぼろ鳶のメンバーたちですが、前回からのそれぞの成長された姿が今回は発揮されていて、仲間の絆もそうですが、阿吽の呼吸で動いている姿が本当に格好良かった。
    私も街の民だったら心から「ぼろ鳶が来たなら安心だ!」って思ってしまうほどでした。

    そして、新た...続きを読む
  • 八本目の槍(新潮文庫)
    好きな武将は石田三成です。秀吉を支えた武将たちのさわやかな群像劇でありながら、物語が進むに連れて大きな謎が明らかになる構成。彼らの生き様が胸を打つ。
  • モーニング 2023年33号 [2023年7月13日発売]
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組
    ぼろ鳶シリーズ二作目。
    今回は、火消しならではの罠を仕掛けられますが、それに敢然と立ち向かうぼろ鳶組。
    クスッと笑ったり、熱い行動に感動したりと、とても楽しめました。

    ぼろ鳶シリーズは、なんと言っても登場人物が魅力的です。
    江戸ならではの粋な人たちが登場します。

    クライマックスでは、ど迫力のシー...続きを読む
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組
    双風神の舞台は大阪で弾馬も出てきて新しい緋鼬という強敵(竜巻)も出てきたが星十郎と山路連貝軒のコンビが大阪を救い危機一髪でとても面白かったです。黄金雛は零巻で源吾の昔の話らしいのでとても楽しみです!【小5】
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    数々の火消が勢揃いで、頭の中で人間関係図を思い浮かべるのが大変だったけど。
    伝説の伊神甚兵衛との再会、真相、火消らとの絆、熱い熱い物語に、胸が熱くなった。
  • 茜唄(上)
    平家物語が誰によって紡がれたのか、その謎を主軸に、平家側の視点から話が展開する。
    家族としての平家を描くこと、武士の世をつくることなど、かなり面白い。

    歌を伝えているものが誰なのかも謎の一部。面白い。
  • 茜唄(下)
    深い感動と面白さ。頼朝のことも改めて読んでいたいと思う。
    新解釈の平家物語、かなり面白い。
    塞翁の盾で感じたもの足りなさもなく、最高の読書体験でした。
  • 茜唄(下)
    祇園精舎の鐘の音、所業無常の響きあり

    沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす

    おごれる人も久しからず、唯春の夢のごとし

    たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ

    そして、

    見るべき程のことは見つ


    平氏と源氏の戦いとはなんだったのか、改めて物語を読んでみたくなりました。
  • 茜唄(下)
    歴史は立場が変われば、見方も変わる。
    平氏は悪、源氏は善。正に勝てば官軍。
    そんな概念を覆す、渾身の一作です。
    感動しました。
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組
    3巻目も悪辣すぎる悪人が登場するが、それを忘れさすくらいサブキャラたちが魅力的。九紋龍・辰一、ご連枝様・正親、大丸の四代目・・
  • イクサガミ 天
    物語が頭の中ではっきりとイメージできました。
    明治初期の雰囲気も物語から読み取れました。
    この先道中でどんな戦いが起こるのか、東京では何が待っているのかワクワクしています。
    続きが楽しみです。
  • 茜唄(下)
    上巻と続けて読んで最後の頼朝と希子の話し合いで義経と知盛のまさかの真実など驚きの連発でした。このお話は終わりですが今村翔吾さんのお話は面白いのでぜひ読んでみてください。【小5】
  • 玉麒麟――羽州ぼろ鳶組
    新之助が犯人と追われて驚いた!そして火付盗賊改方が犯人だということにもびっくりです。次の双風神も期待しています。【小5】
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
    今村翔吾さんの作品は、映画を観てるような感覚に陥ります。情景が浮かんできて、自分がその場にいるような感覚になります。

    熱い話でした。
    人々の熱い想いに感動しました。
    主人公は、完全無欠ではなく、苦悩や葛藤を乗り越えてヒーローになります。

    時代小説は読まず嫌いですが、そんな私でもすんなり読めました...続きを読む
  • 茜唄(上)
    最後の方から色々分かってきたからどんどん面白くなってきました。下巻もこの流れで期待しています。読むのがとても楽しみです。【小5】
  • 茜唄(下)
    読み終わるのが悲しく、でも美しい文章にぐいぐいと引き込まれて読んだ。
    この作品には人間への愛のようなものが描かれており、壮大なスケールで歌われている。
  • 茜唄(上)
    今村氏の書く平家物語は実に新鮮だ。
    現代的な魅力あふれるキャラクターで若い世代でも古臭く感じず楽しめる。言葉の選び方はしっかりと時代に沿っており、蘊蓄にうるさい歴史小説ファンの心も掴みそう。私は大河ドラマなどで平家物語のあらすじをざっくり知っている程度だが、今村氏の原作で大河ドラマを作ってほしいと思...続きを読む