今村翔吾のレビュー一覧

  • 戦国武将伝 西日本編
    1話10分で読める短編集。
    ちょっとした合間時間に読めて、「もうちょっと読みたい!」と思わせるさじ加減が絶妙。

    都道府県ごとに1人ずつ歴史上の人物を取り上げる、ならともかく、
    「戦国武将」に限定するあたりがすごい。
    超有名武将でも、超有名エピソードの裏側を独自の解釈で描くなど、
    筆者のリサーチ力と...続きを読む
  • 茜唄(下)
    平家は驕り過ぎて滅びた。
    木曾義仲は粗野で京都人から嫌われ滅びた。
    源義経は配下からの讒言で頼朝に嫌われ滅びた。
    何となく学校で習った印象はそんなイメージだが色々な本を読むと勝者によるイメージ操作なのかと感じる。特に頼朝についてはあまり良く描かれる事が少ないと思う。
    この本を読んでも頼朝は暗躍し最後...続きを読む
  • 襲大鳳(下)――羽州ぼろ鳶組
    内容(「BOOK」データベースより)

    強く澄んだ眼差しは、火消のそれだった―。新庄藩火消頭“火喰鳥”松永源吾は、尾張藩中屋敷を襲う猛火の中、もう一人の鳳と邂逅を果たす。火事が特定の人物を狙った謀殺と看破した源吾だったが、背後には巨悪の影がちらつく。ぼろ鳶組の面々、同期の火消たち、そして妻深雪と子平...続きを読む
  • 狐花火――羽州ぼろ鳶組
    2024/1/15
    おもしろすぎて読み終わりたくないと引き延ばしてしまう。
    まだ結構シリーズ残ってるけどストックなくなったらつらいな。
    あと絵で見たくてpixiv検索までしてしまった。
    1件しかないんだよ。同人。もっとくれ。
    やっぱ映画化かなんかされなアカンな。
    イケメンパラダイスにできるからいいと...続きを読む
  • 襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組
    内容(ブックデータベースより)

    侍火消の活躍を描く「羽州ぼろ鳶組」最新刊!
    あの大火から18年、再び尾張藩邸を火柱が襲う! 源吾の前に、炎の中から運命の男が姿を現わす。

    大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋が爆ぜたと聞き、慎...続きを読む
  • 九紋龍――羽州ぼろ鳶組
    シリーズ第三弾。ほんとに安定して面白い。
    今作も強烈な個性を持つ新キャラクターが登場する。
    最強の町火消し九紋龍、大文字屋の下村彦右衛門、御連枝様の戸沢正親。今後も盛り上げてくれそうな魅力溢れるキャラクターである。
    そして、サイドストーリー的にラストで書かれている勘定小町こと深雪さんの才女ぶりがなん...続きを読む
  • イクサガミ 天
     明治時代に武士達が集められ行われる「蠱毒」という名のデスゲーム。愁二郎はとある少女、双葉と共に道を進むことを決める。個人的に明治時代ということで「るろうに剣心」「ゴールデンカムイ」(アイヌもでてくるから)、それと男と少女が武士達(例外あり)と戦っていくというところに「無限の住人」の要素を感じた。そ...続きを読む
  • ひゃっか!
    「塞王の楯」以来、今村さんの時代小説にはまってるが、こんなさわやかな青春小説も書ける方だったんだ。いや、びっくり。ムチャ面白くて、夜中までかかって最後まで一気に読み切ってしまった。映像化して欲しいなあ!!!
  • 戦国武将伝 西日本編
    面白い、さすがや

    西、東、両方読みました。

    そして、両方の短編の全てが面白い


    こういう歴史物の短編って
    時系列に沿ったしょうもないものになりがちだけど、
    全てにテーマがあるというか
    その武将のここが書きたいってのが伝わる

    短編集に作家の力量が現れると言われますが、
    やっぱりすごいですね

    ...続きを読む
  • 塞王の楯
    矛盾ー絶対に敵を斃す武器と絶対に敵を防ぐ楯が相対するとどうなるのか。時は関ヶ原の戦い直前に「大津城の戦い」と呼ばれる攻城戦があった。

    都に近く人々が行き交う近江国には、様々な技能を持つ集団がいた。一つは穴太衆、石積みの職能で全国の城郭の石垣を積むことで絶対に破れない城を目指す。その頂点に君臨する達...続きを読む
  • 夜哭烏――羽州ぼろ鳶組
    羽州ぼろ鳶組シリーズ第二弾。
    ほんとに面白い!
    このシリーズまだ2冊目ですが登場人物が皆々魅力的でグイグイ引き込まれます。
    ライバルや敵対していた人物も主人公の火事から命を守るという熱さに惹かれ最後は一つに纏まっていく。
    田沼意次や長谷川平蔵なんかも登場するがなんと言っても魅力的なのは奥方の深雪さん...続きを読む
  • 鬼煙管――羽州ぼろ鳶組
    期待通りの一冊。長谷川平蔵(初代)からの依頼で京都に行った主人公たち。またしても巧妙な罠に嵌められ悪戦苦闘するが、仲間の協力で危機を乗り越えるというもの。いつものストーリーといってしまえばそれまでだが、当時の民衆の状況や街の様子などがとてもリアルに描かれていて、生々しい。そして時代はちゃんと移ってい...続きを読む
  • 塞王の楯
    石垣を組むことを生業とする職人たち穴太衆を率いる頭の匡介と鉄砲作りを生業とする彦九郎の技と技のぶつかり合いが戦を通して繰り広げられ、武士による戦話とは違った趣の小説だった。
    望むのはどちらも泰平の世なのに戦により対決する矛と盾、その攻防がヒリヒリする。圧巻の戦国小説。
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組
    登場人物がそれぞれキャラ立ちしていて、兎に角粋でかっこいい江戸の火消し達の物語。
    主人公の渾名が「火喰鳥」ってのもこれまたカッコが良い。
    火消し達の苦悩や色々な思い、それを乗り越えて火事と戦う様がが熱く熱く描かれています。
  • 塞王の楯
    魅力的な登場人物とストーリー展開に、ページを捲る手が止まらず、寝不足になってしまった。胸の熱くなる一冊。
    人を率いるということがどういうことか、成し遂げる人とそうでない人の差は何なのか、いろんなことを考えさせられた。
  • ひゃっか!
    面白かった!
    先を飛ばして読みたくなったくらい面白かったです。

    やはり、青春ものは良いですね。
    ドキドキ、ハラハラ、わくわく。
    久しぶりにそんな気持ちを堪能しました。

    初めましての作家さんで、お名前は存じ上げていましたが、今、現在の好みの分野ではないので手に取ることはなかったのですが、皆さんのレ...続きを読む
  • 戦国武将伝 東日本編
    新作紹介で見た時正直?疑問しかなかった。また発売されて実際に手に取ってみても?どうしても違和感があった。それは著者作品の時代背景や人物描写、登場人物の心の機微、ここまで深く表現できるのか、という今村ワールドの大フアンの私としては23作の短編小説どれぞれに物足りなさを感じるのではないか?という不安であ...続きを読む
  • くらまし屋稼業
    2023/12/28
    ぼろ鳶があんまりおもしろくて逆にほかのシリーズに手を出すの怖くなってたけど出してみたら杞憂であった。
    こちらもハラハラドキドキおもしろい。
    キャラも立っててすぐ好きになった。
    過去の因縁とか悪の組織っぽいのがまだまだ隠されてる。
    続きも楽しみ。
  • 塞王の楯
    圧巻の時代小説。めちゃくちゃ面白い!
    お城を見るたび、昔の人はこんな城壁を重機も使わずにどうやって積み上げていたんだろう?
    そんなことを思ったものです。
    石工職人の技術とプライドが余す所なく書き綴られた戦国時代小説です。
  • 戦国武将伝 東日本編
    期待通りの作品でした。やっぱり今村先生の本は面白いです。主人公の目線で書いてあったり、その武将を違う人の目線で見るなどいろいろな書き方があってとても面白かったです。ちなみに僕は西日本編より東日本編の方が面白かったです!

    戦国武将伝 東日本編 TOP10
    ⑩松斎の空鉄砲  北信愛
    ⑨猿千代の鼻毛  ...続きを読む