今村翔吾のレビュー一覧
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賤ヶ岳の七本槍と呼ばれた男たちが
佐吉こと石田三成に語りかけ、問いかけていく話。
順番に1人ずつ出自や、心の中を語りながら
関ヶ原の戦いを向かえ、終えていくので
読者は7人分の関ヶ原の戦いにふれて
8人目の石田三成の関ヶ原の戦いを想像することとなる。何を考え何を伝えたかったのか。
太閤秀吉のもと...続きを読むPosted by ブクログ -
昔わが家の本棚に、伊達政宗や徳川家康が並んでいたことを思い出した。
あれは、父のビジネスの場で活用されていたに違いない。
比較的歴史好きではあるが、まだまだ知らない人が山のようにいる。
改めてオススメとされる時代、歴史小説を読んでみようと思う。Posted by ブクログ -
前作に続いての一気読み。火消しを名物にしていた小藩が代替わりで方針転換し、火消組の存続のためには、途方もない成果を出せという指示。真面目にやってきた大将は、自分で火をつけてそれを消すという悪魔の囁きに揺れ動く。果たして江戸では不審火が相次ぎ、なぜかこの小藩が真っ先に駆けつけることが続くが、不自然さに...続きを読むPosted by ブクログ
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今回の主役は何といっても新之助。
元々剣の達人という設定ながら軽い性格で番付と同じく中途半端な存在だったのに、一皮どころか大化けしました。
リーダーとしての判断に悩む源吾を後押しする深雪さんも格好良かったけれど、今回だけは新之助に敵いません。
そして前回までは顔出し程度だった「鬼平」も立派なレギュラ...続きを読むPosted by ブクログ -
気持ちのいい終わりかただった。今村翔吾は羽州ぼろ鳶組シリーズを追い、そのほかもいろいろ読んだがおもしろい。
今回は実験的に一部を本を見ながらaudible も使った。やはり自分で読む方が速いし入り込めるようだ。Posted by ブクログ -
2024/3/8
先に読んだ家族に「新之助ちゃんと帰ってきた?」と確認してから読書スタート。
入れ込みすぎてるから安心を確認してからじゃないと読めない。
いや新之助が退場するわけないって思ってるんだけどさ。
退場どころか未来のお嫁ちゃんまで出てきましたよ。
しばらく離れ離れだけども。
お嫁ちゃんかど...続きを読むPosted by ブクログ -
羽州ぼろ鳶組シリーズ8作目
今作は頭取並、鳥越新之助が主役。
大ピンチの新之助がぼろ鳶組の面々だけでなく江戸火消しの主だった頭達から信頼され助けられていくストーリーがなんとも感動させられる。
毎度お楽しみの終章は少しあっさり終わった様で少し期待外でした。Posted by ブクログ -
ぎゃー!!何だこの巻、新之助が格好良すぎる。
こんなの好きならずにいられない!
源吾も深雪も本当にしびれるほど素敵で最高でしたーー。
とんでもない展開に、前巻にも増してページをめくる手が止まりませんでした。夢中で読み耽り、気づいたら深夜1:00。
怒濤の展開に、火消したちの活躍と無茶振り、恋の予感...続きを読むPosted by ブクログ -
【羽州ぼろ鳶組6】
安定の面白さ!主役は火消しの纏番の彦弥。
そして舞台は吉原。吉原は大火から場所を移転し、江戸の中でも異色で独自の掟の世界。
吉原の花魁:花菊はその苦界から逃れるために、死ぬ機会を待ち望んでいた…なんて哀しい。そこへ現れたのが彦弥、という場面から物語は始まる。
美男で軽業師、も...続きを読むPosted by ブクログ -
今村翔吾の描く石田三成と豊臣の七本槍の物語。
影武者徳川家康等、数多の歴史小説で徹底的に悪者嫌われ者クソ官僚に描かれた石田三成。そんな三成を徹底的にエエ者に描いた快作である。
七本槍それぞれの個性に託し、豊富治世の日ノ本をいかに良い国にするかを考え設計した三成という姿は新鮮でカッコ良くて清々しい...続きを読むPosted by ブクログ