NHKで星新一さん原作のドラマをやってたこともあり、影響を受けて『きまぐれロボット』以来読んでみた。
私事だけど、通勤がバスに変わってバスの中読むには短編集が時間的にちょうど良くて気持ちの切り替えに向いている。
星新一さんの本を読むたびに勤務地が変わったばかりのこの時を思い出すことになるだろう。
...続きを読む宇宙や未来など夢のあることばかりではなく人間としての営みから生まれる歪みや感情のずれ、勘違いなどこの現代にも同じように通じることばかり。
どこか皮肉めいていてフッと笑いたくもなり、ゾワッとする怖さだったり、それを短編で上手くまとめている天才だと思う。
特に
「霧の星で」
「見失った表情」
「処刑」は私のお気に入り。
人間自体もその感情も複雑でまるで宇宙。
それは地球にいてもどこにいても変わらないんだろうな。
他も読んでみたいし、またこれも忘れた頃に読み返そう。