星新一のレビュー一覧

  • ボッコちゃん
    手塚治虫やドラえもん、笑うセールスマンと言った作品の様な昔想像した近未来の様なショートショート。
    どれも面白かった。
  • 未来いそっぷ
    久々の星新一さん。
    この世界観、たまらない。
    短い中でくるりと見える景色をひっくり返してくれる。
    皮肉な結末も多くて好き、である。
  • さあ、気ちがいになりなさい
    フレドリック・ブラウンの描く12の短編が収録された作品。
    日本の有名なSF作家である星新一が訳した作品という時点で「面白くないわけがない!」と胸を躍らせて読書開始。
    キャッチーな話から陰鬱な雰囲気の漂う話まで多種多様で、表題作に連なり短編集の中には狂気を強く意識した作品が多かった印象。そして何よりも...続きを読む
  • 祖父・小金井良精の記(上)

    母方の祖父の話

    はじめに結婚した奥さんは夭逝して、のちに再婚した相手が森鷗外の妹さん。
    その次女がお母さんになるそうです。
    明治の頃の話が中心になりますが、ドイツに留学して、アルザスがドイツ時代に
    そこの学校で勉強してとか、東大医学部が立ち上がった頃の話。
    元文京区民にとっては興味深いところも多々ありました。
    西片...続きを読む
  • さあ、気ちがいになりなさい
    訳者はSFのショートショートで有名な、星新一。
    この短篇集を読んでいると、不思議と星新一が脳裏に浮かんできて、訳していて楽しかっただろうなと、ほくそ笑んでしまいました。

    11の短篇の後に、タイトルの中篇で終わるのですが、最初の『みどりの星へ』から狂っています。
    他にもサスペンス、ミステリー、SF、...続きを読む
  • ブランコのむこうで
    不思議で、切なくもあり、温かくもあり…現実を生きるため、夢の国でバランスをとっているんだな。お祖父さんにあった話、王子の話、さびしい街の話は少し涙ぐんでしまった。そして、彫刻の話はどう言葉に表したらいいかわからないけれど、ものすごく胸がつまる思いでいっぱいになった。もっと早くこの本に出会いたかった。
  • ようこそ地球さん
     最も印象に残ったのは、「処刑」である。
     罪を犯し、処刑用の星に飛ばされた男は、生活に必要不可欠な水をもたらし、またいつ爆発するか分からない「玉」を持ち、星を巡る旅に出る。死の恐怖と戦いながら玉のボタンを押すが、ある瞬間から、ボタンを押すことに躊躇がなくなる。そのときの男の気づきが、この短編の本質...続きを読む
  • ブランコのむこうで

    自分も小さい頃、目が覚めた時に一瞬ここがどこか分からなくなり、少しずつ現実の世界に馴染んでいく感覚を経験したことがある
    きっと、夢の世界でいろんな体験をしてたんだろうな

    ブランコの向こうの世界。
    本当にあるかわからないけど、あったらいいなぁと思いました。
  • ボッコちゃん
    読みやすく、面白い。

    たまにオチが分かりづらいものもあるが基本はスッキリする。

    星新一のショートショートはSFでありながら、社会風刺的な側面も強いためポップな感じで考えさせられる小説
  • 地球から来た男
    星新一氏が面白くないわけはない。
    初めて読んでから既に半世紀ほどたっているけど、全く古く感じない。

    ただ、改めて読んでみて、SFという衣をを被った「心理学 哲学」教本だったんだと思い立った。
    星新一特有の人を斜めから観察して、軽快に皮肉ってサラッと終わる。
    特別なことが起こってるとと思っているのは...続きを読む
  • おのぞみの結末
    一年間
    冒頭の人間だと思ってロボットに抱きついてしまう流れがよく分からない。金は払ったからという勝手な理由でただ単に抱きついたってことかな。
    ある意味優秀なロボットのおかげでその後の結婚生活に役立ったという物語。

    ひとつの目標
    世界平和のために頑張ったがつまらなくなったので元に戻すことに。

    あの...続きを読む
  • きまぐれロボット
    淡々とした文章からこんなにも世界が広がるのは星新一しかいない。エフ博士もお金持ちのアール氏も懐かしい。
  • 竹取物語
    かぐや姫による、高杉晋作並の即興当意即妙ディスりラップ(57577)がいちいちハイライト。
    しっかりSFとして面白いし、悠久過ぎて古代人と地球外生命体との邂逅史実か?とも。
    星新一の試行錯誤過程が見られる解説とあとがきもよい。
  • エヌ氏の遊園地
    不思議な世界を楽しめる短編集。
    最後にどんな結末が待ってるのかわくわくしながら読んで、最後のどんでん返しに驚かされ、少し抜けてるN氏をバカだなあと呆れながら、どの作品もクスッと出来る面白さがありました。
  • どんぐり民話館
     星新一さんの作品の中でも多分珍しい現代の民話たちです。お城と領主と青年と、そしてときどきお姫様が出てきます。そしてなぜか主人公ワタシは青年の係です。
     読む力が衰えて来ているのか結末の意味が話から作品もいくつかありましたが、それでもやっぱり星新一さん。楽しく読ませていただきました。
  • ご依頼の件

    ご依頼の件

    星新一は本当に天才だと思います。こんなにもたくさんの名作傑作を次から次へと発表するなんて‼️星新一の作品に外れなし‼️です。最後のどんでん返しに今度はどんな結末が待っているのかと思うと、いつもワクワクドキドキします。手軽に読めるのも最高です。
  • 竹取物語
    星新一さんのファンで、手に取ってみました。知ってるようで知らなかった竹取物語。様々な男の散り様も多様で面白く、解説もまた星さんらしくて一気に読めました。平安時代からSFチックな思考をする人がいるなんて、、前衛的だなと感じました。
  • ボッコちゃん

    こんなんだっけ

    小学生の時にハマって読んで居たはずのショートショートシリーズ。20歳を超えた今読み返してみると、果たして小学生の時の私はそれぞれの話のオチを理解して読んでいたのだろうかと疑問に思います。特に「肩の上の秘書」などは、当時読んでいたら現実味のない笑い話として受け止めていたでしょうが、今読むと本当に笑えな...続きを読む
  • 盗賊会社

    盗賊会社

    星新一のショートショートは どれもこれも外れがなくて、読むたびに新鮮で 今回のストーリーにはどんな結末にどんでん返しが待っているのだろうかと 毎回毎回ハラハラワクワクドキドキします。
  • 地球から来た男
    厭世的で夢想的。現実を捉えているがその輪郭はどこかあやふや。
    星新一さんの作品は初めてだったのだが、その世界観に引き込まれた。
    この人の作品が人気になるのは必然なのだと思わせる魅力がある。
    星新一さんには、この世界がどう見えているのか。
    とても気になった。