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1971年発売。50編のショートショートが収録されている。
1961年に発売された『人造美人 ショートミステリイ』『ようこそ地球さん ショート・ショート28選』の中から19編を選び、さらにほかの短編集に収録の作品を加えて50編にまとめた自選短編集。
いわば星新一の初期の自薦ベストアルバムみたいなもの。めちゃくちゃ面白いし、何度も星新一節にうならされた。
有名な『ボッコちゃん』『おーい でてこーい』『生活維持省』『親善キッス』はもちろん、星新一にしては珍しく風景描写が多い文体の『月の光』『冬の蝶』、これぞラストといった『最後の地球人』など作風も豊かでバラエティに富んでいる。特に好きだったのは『鏡』『妖精』『肩の上の秘書』『よごれている本』。
宇宙船って草原にしか着陸しないのかしら。
———紹介(公式より)——
著者が傑作50編を自選。SF作家・星新一の入門書。
バーで人気の美人店員「ボッコちゃん」。彼女には、大きな秘密があった……。
スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群。
表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。
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子供の頃わくわくをくれた星新一先生に
この歳になってもまたたくさんわくわくさせられる
淡々とした文体で最後にふっと投げ掛けるオチ
しかもちゃんと自分で分析させるテクニック
もう最高です!
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なぞの青年が1番好きでした!
思ったよりゾッとするオチが多くて、夜少し怖くなりました笑
星新一は中学〜高校の時に読んでいて、内容を忘れていたので読み直しました。2、3ページで終わるものも多く、こんなにすぐオチがつくっけ!?と驚きました。
この前まで5分後に意外な結末を読んでいましたが、星新一はただのどんでん返しだけでなく、皮肉っぽい表現や考えさせられるものが多いように感じます。
また機会があれば他の作品も読みたいです。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い!
ショートショートの短編集でSFからコント要素やらちょっと5分程の読書にもぴったりで、気をつけなければいけないのは、うっかり笑ってしまう作品もあるので電車など乗っているときは要注意だ。
個人的には親善キッスが思わず笑ってしまったくらい面白かった。
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読みやすく、面白い。
たまにオチが分かりづらいものもあるが基本はスッキリする。
星新一のショートショートはSFでありながら、社会風刺的な側面も強いためポップな感じで考えさせられる小説
こんなんだっけ
小学生の時にハマって読んで居たはずのショートショートシリーズ。20歳を超えた今読み返してみると、果たして小学生の時の私はそれぞれの話のオチを理解して読んでいたのだろうかと疑問に思います。特に「肩の上の秘書」などは、当時読んでいたら現実味のない笑い話として受け止めていたでしょうが、今読むと本当に笑えない。行間が読めず、文字通りに受け取ってしまって感情を露わにする人が増えたり。AI技術が発展したり。ヒヤリとする恐ろしい気がしました。星新一、久々に読みましたがやっぱり面白い。他の作品も読み返してみます。
ショートショートの王道
久しぶりにショートショートを読みたいと思いこの本に手を伸ばしました。様々なシチュエーションでの綺麗な起承転結が読んでいて心地良かったです。何回もオチを予想しては裏切られるという感覚は新鮮でした。
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おすすめ
おーい、でてこい
来訪者
暑さ
猫と鼠
生活維持省
悪魔
マネー・エイジ
人類愛
ゆきとどいた生活
ある研究
愛用の時計
最後の地球人
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中高生の頃、朝10分間の読書時間によく読んでいました。短いストーリーがいくつも入っているので、10分でもスパッと読むことができるし、長めの小説のようにしばらく経ってから続きを読んだら「元々どんなストーリーだったか思い出せない…」みたいなことがないのでちょうど良かったです。
Posted by ブクログ
とにかく発想がすごい。こんなに短いストーリーの中で、最後にひっくり返るような、「そういうこと!」とはっとするような結末ばかり。しっかり読書をしたい時というより、ちょっと時間が出来た時に暇つぶし的に読みたい本だなぁと思います。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたため読んでみた。
かなり面白くてびっくりした。
個人的に面白かった回は、「殺し屋ですのよ」「約束」「不眠症」「生活維持者」「なぞの青年」「最後の地球人」。
本が嫌いな人でも簡単に読める作品です。また読書習慣をつけたい人にもおすすめです!
個人的な意見ですか、カズレーザーの帯にあったようにこの本が面白くない人は、本読むの向いてないです!笑
Posted by ブクログ
基本的に星新一の本好き。
帯にカズレーザーのオススメって書いてあったからちょっと恥ずかしくて直ぐ帯捨てた(カズレーザー苦手なわけじゃなくて誰かのおすすめなのが微妙な気持ちになり)。
いつも通り好きな空気の漂うSFミステリーで満足度が高かった。オチの気持ちよさがクセになるので早く読みたいとスイスイ読み進められた
Posted by ブクログ
小学生のころ、星新一のショートショートは何回読み直したのかは覚えてないが、20年以上経った今でも覚えている文章もあり、懐かしい気持ちになりたいと思い本書を読んだ。今も色褪せない星新一の世界に引き込まれて時間を忘れて読んでしまった。小さい頃読んだ感想と大人になっても読んだ感想は異なるものだろう。小学生から社会人まで幅広い読者ファンがいる作品でこれからも読んでいきたいと思う。
Posted by ブクログ
言う事ありません。
ショートショート50選を堪能いたしました。
長編と対比することは意味をなさないですが、たったこれだけの文章で不思議な物語が読める幸せ。
全く古さを感じない。予言者だったのでは?
Posted by ブクログ
星新一作品は『きまぐれロボット』に続いて二冊目。
SFのイメージが強かった『きまぐれロボット』の方が好きかな。
それでも非常に面白い。好きなのは以下の作品。
「ボッコちゃん」:SF。こういう設定好き。
「来訪者」:宇宙式ドッキリ。微笑ましい。
「月の光」:他の作品と全然雰囲気が違う。
「暑さ」:怖い!!
「最後の地球人」:200ページくらい書けそうな世界観。
Posted by ブクログ
「悪魔」★★★☆☆
氷の上で金貨をもらうエス氏がまぬけ。最後はS氏も沈んだ方がインパクトあった。
「ボッコちゃん」★★★☆☆
一何が起こったか分からなかったが、最後よく考えたらゾッとする怖さ。青年の薬でバーが全滅したってことか。
「おーい でてこーい」★★★★☆
中学の文化祭でこの作品の演劇をしたので思い入れがある作品。何でも捨てられる穴、そんな都合のいい穴なんてないよなー。最後は上空からどんどん物が落ちてきて地獄絵図になりそう。
「殺し屋ですのよ」★★☆☆☆
たしかに殺し屋だからといって、映画でよくあるような派手に殺す必要ないのよね。本業が看護婦なら何でもやりたい放題だな。
「来訪者」★★★★☆
ロボットに対して美女が誘惑する絵面がシュール。これが放送されたのは恥ずかしいなぁ。でも実際宇宙人が接触してきたら、どう対応していいか分からず慌てそう。他の星の対応も気になるので番組の続きを見たい。
「変な家」★★☆☆☆
変な薬のメリットをあまり感じない。作中にもあるようにズル休みくらいしか用途ないなぁ。
「月の光」★★☆☆☆
人間をペットとして飼うの気持ち悪い。でも少女は別に主人のこと嫌ってる訳でもなく、純粋な愛が成立してるから驚く。
「ツキ計画」★★★★☆
うげぇ...最後おしっこ飲まされたってことか。このキツネの騙す能力は使い道無さそうだ。
「暑さ」★★★☆☆
殺す対象が段々大きくなってる。最後は人間(結婚相手)をやったような感じで後味わるい。巡査が殺されるんじゃ無いかとビビったわ。
「約束」★★☆☆☆
子供が成長して約束を果たせなかったけど、もし約束を守る流れになったら、どうやって大人の嘘を辞めさせたのか気になる。
「猫と鼠」★★☆☆☆
形勢逆転して言葉遣い変わるのが面白い。
「不眠症」★★★☆☆
最後に夢と現実が入れ替わるのが面白い。薬のために昼夜通しで働かなければならないほどの金額を課せられたケイ氏が可哀想。夢のようには上手くいかず、現実でそんな生活したら身体もつわけない。
「生活維持者」★★☆☆☆
ランダムに選ばれた住民を殺して、なぜ生活維持者に繋がるのか謎。最後自分の名前を引いた執行人は運無さすぎ...。
「悲しむべきこと」★★☆☆☆
サンタクロースのプレゼントが自腹だったらやってられんな...。
「年賀の客」★☆☆☆☆
人間関係がよう分からん。誰が誰の生まれ変わりなんだ?
「ねらわれた星」★★★☆☆
皮剥グロ...かと思ったら服だったのね。たしかに異星人から見たら服が皮に見えなくもないか。
「冬の蝶」★☆☆☆☆
猿が知能持ってたってこと?長い話の割にパッとしない。
「デラックスな金庫」★★★☆☆
「趣味となると人は盲目的に金を使い、後悔しない」という一文、自分にも心当たりがあり刺さった。ゴキブリほいほいの如く泥棒をおびき出して捕えるのはナイスアイデア。好きなことで稼げる仕事してる主人公は幸せそうだ。
「鏡」★★★☆☆
悪魔より残虐性が増してく夫婦の方が悪魔だった。
「誘拐」★★★★☆
ロボット博士らしい逆襲撃でラストは痛快。犯人は赤ちゃんを人間だと信じ込ませられたくらいだから、クオリティは相当高かったんだろうな。見た目がリアルな赤ちゃんロボ想像したらちょっと気味悪い。
「親善キッス」★★★★☆
オチが面白い。団長たちは美女の肛門とキスしてたってことか...。全員スカートの理由もいつでもすぐに口を出せるためと考えると納得いく。
「マネー・エイジ」★★★☆☆
何でも金で解決できる世界だから、金持ちからしたら最高の世の中だろうな。ただ、悪いこと何でも隠蔽出来るなら善悪の判断がつかなくなりそう。
「雄大な計画」★★★☆☆
社長にまで上り詰めたらもう報告する必要ないよね。俺でも報告しないと思う。
「人類愛」★★☆☆☆
宇宙の果てで妻の浮気相手に遭遇。一生の運を使い果たすぐらいすごい確率だなぁ。
「ゆきとどいた生活」★★☆☆☆
テール氏の反応なくて違和感あったけど死んでたのね。手が有能すぎて生活めっちゃ便利そう。
「闇の眼」★★★☆☆
眼のない子供気持ち悪い。最後に口調が大人っぽくなったのは怖い。幼稚なフリをしてたのか?
「気前のいい家」★★★☆☆
重みで落とし穴に落ちる仕掛けは頭いい。さらにハマった相手を利用して自分の味方につけるのはお見事。
「追い越し」★★☆☆☆
別れてから自殺されたら後味悪い。
「妖精」★★☆☆☆
願い事2倍ライバルにも効いちゃうから悩むなぁ。
「波状攻撃」★★☆☆☆
こんな訪問販売嫌だなぁ。
「ある研究」★★★☆☆
人類で最初に火を生み出した人の反応を見てみたい。
「プレゼント」★★☆☆☆
6本足のペットが足元サイズって、ラール星の住民どんだけデカいねん。
「肩の上の秘書」★☆☆☆☆
肩の上にインコって設定は面白い。しかし、盛り上がりにかけオチも弱い。
「被害」★★☆☆☆
どうやって貧乏神閉じ込めたんだろ。神様だから一筋縄ではいかないはず。
「なぞめいた女」★★★☆☆
警察と演出家をあざむいた演技力で、次回作の主役は彼女に決まりだね。
○
「キツツキ計画」★★☆☆☆
タカ強し。キツツキ食べるんだ。
「診断」★☆☆☆☆
復讐もの?よく分からん。
「意気投合」★★☆☆☆
宇宙船目当てじゃなくて、人間の肉を欲してたって終わり方の方が絶望感あってゾッとする。
「程度の問題」★★☆☆☆
神経質すぎてものんきすぎてもスパイは務まらない。難しそうな仕事だ、俺には絶対無理だな。
「愛用の時計」★★★☆☆
時計が狂ってたおかげで命拾い。K氏の愛情を感じた時計が恩返ししてくれたのか。
「特許の品」★★★☆☆
物体はハイになる薬みたいな物か。デメリットなく快感を得られるなら試してみたい。
「おみやげ」★★☆☆☆
原爆がなかったら銀の卵がどう人類に影響してたか気になる。
「欲望の城」★☆☆☆☆
夢の中で殺されたってこと?
「盗んだ書類」★★★☆☆
良心を目覚めさせる薬、元から良心がある人が呑んだらどうなるんだろ。
「よごれている本」★★☆☆☆
生贄を探してるくらいだから見た目もっと悪そうな悪魔を想像した。
「白い記憶」★★★☆☆
記憶喪失の相手にいきなりプロポーズするの度胸ある。
「冬きたりなば」★★★☆☆
軽い気持ちで言った来年がまさか5千年も先とは...時間の流れを地球基準で考えちゃダメね。
「なぞの青年」★★★★☆
これが税金の正しい使い方。
「最後の地球人」★★★☆☆
地球上に最後の1人とか寂しすぎる。生きる自信ない。
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有名な作家であることは知っていたものの、一度も読んだことがなかったので購入。人生初のショートショート集です。これが何十年も前に描かれていたなんて、、不思議な感覚です。永く愛される理由もよく分かりました。カフェでの待ち時間なんかに、ぴったりの本だと思います。
Posted by ブクログ
・感想
超有名ショートショート作品集。
SF.ミステリー、童話、寓話色んなジャンルのちょっと不思議な話が詰まってた。
大体が人間の愚かさを風刺した作品が多かった。
特定の時代を象徴するものが出てこないため50年前??近くの作品なのに古臭さを感じなかった。
Posted by ブクログ
短編集としてスキマ時間に読むのに良かった。展開が読める話もあれば全く別の角度からくる話もあり、読んでいてワクワクした。自分なりに結末を予想しながら読むと面白いかも!サクサク読めるのに考えさせられる文章で、ショートショートという分野の面白さを味わえる作品でした。
Posted by ブクログ
ショートショート。
前回読んだ別の星新一作品にあまりいい印象が持てなかったので不安だったが、これは面白かった!
SFのような、ファンタジーのような、時にはミステリーのような、世にも奇妙なお話っぽいところもあり、想像以上に楽しめました。
結末が???で結局どうなったのかよく分からず、思わず調べてしまったものも。。
電車一駅分でサクッと一話読めてしまう手軽さも◎
Posted by ブクログ
寝る前の一冊におすすめ。
ショートでかつ一つ一つ中身が濃いので、少しの時間でとても充実した読書体験ができる。
有名すぎる本だが、改めて読書が苦手な人にもおすすめできる本。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていた星新一ショートショート。
ひとつひとつのお話が短いのにハッとできるようなオチがあって満足感◎
SF要素が多くて楽しめました。少しずつ読み進めるのがおすすめです。
Posted by ブクログ
SF短編集です。SFは普段ならほとんど読まないけど、オススメにあったのと、短編なので読めるかな?と思って気になっていた作品でした。
読み出すとなんだか夢の中にいるような気分になったのがすごく不思議でした。これはきっと、SF短編集だからでしょうか…。
ショートなのにどれをとってもオチがあって、凄いな~。そしてその中で、ひとつひとつのストーリーに深い意味が込められてるようで…。そういった点ではある意味ミステリーかも。
Posted by ブクログ
短編だから仕方ないが、状況説明の描写が多くこんなこと普通言うかなといらない気を働かしてしまった。それでも面白いものが多くいまだに覚えてるのも何個かあったので楽しめはした。