松本大洋のレビュー一覧

  • ピンポン 1
    天才が凡人へ、凡人が天才へ、そして最後は

    スポーツ漫画をお勧めしてと言われたら、私はピンポンをお勧めするかもしれない。
    努力の限界を容赦なく抉ってくる描写、トップの孤独、人生のかかっている試合、最後は哲学的な域に達してしまうゾーンなど、高校スポーツなのにこの人生観はやっぱり松本大洋だなぁ…と思って...続きを読む
  • Sunny 3

    死別と離別

    子供たちが親と一緒に暮らせない理由はいろいろ。
    死別のめぐむは願うことすら諦めないといけないのは辛いと思う。
    でも研二や春男んとこみたいな親ならいないほうがマシだけどそこまで理解できないよな。
    純助たちんとこは病気で入院しているから寂しいだろうけどまだたまに会えるし一番マシかな。
    テレビ局の...続きを読む
  • Sunny 5

    泣ける

    めぐむを引き取りたいという親戚夫婦がやってくるが、あまりうれしそうでないめぐむ。
    友達と用事がなどとうそをついて親戚夫婦を避ける。
    しかし叔母さんはめぐむの気持ちは全部わかっていると包み込む。
    亡くなった両親に悪いような気がしてしまうとか泣ける。
  • Sunny 2

    口は悪いが

    きい子、めっちゃ口悪いけど母親がこんな感じだったんだろうなぁ。
    でも面白い。
    問題児の春男だけど母親にはむしろ気を使っていてかわいそうになる。
    リベラル気取ってる母親は親の義務果たさずに杏子さんって呼べとか殴りたくなる。
  • Sunny 1

    自動養護施設

    自動養護施設・星の子学園を舞台にした作品。
    それぞれの子どもがどうして預けられているのかは詳細は語られないが両親を亡くしためぐむが道端で死んでいる猫を見て自分もああなるのかと泣いているシーンは胸が痛む。
  • Sunny 4

    無責任

    春男んとこは母親だけでなく父親も自由人気取りかよ。
    本当に無責任すぎる。
    やっぱり強制的に親権取り上げられる法律必要だよなぁ。
  • 東京ヒゴロ 2
    生活に疲れても情熱を抱く年配者の心情を絶妙に捉えた物語は、様々な障壁にぶつかる情態を交錯させていく。私たちはここに登場する人の気持ちに共鳴してしまう。安易に言葉の羅列で表現しない松本大洋の世界観は一コマごとの人物の表情でヒシと伝わる。この筆致に喝采、どこまでも奮闘する人間模様を応援する。
  • 東京ヒゴロ 2
    これまで子供の世界ばかり描いてきた松本大洋が、熟年の苦悩を表現している。「Sunny」は素晴らしい作品だったが、これもまた松本大洋の新たな代表作になるだろう。
     塩澤が再会するのは、かつて才能に溢れていた漫画家たち。しかしいずれも、現在は重荷を背負い、漫画を描くことそのものの情熱を見出せずにいる。中...続きを読む
  • 竹光侍 1

    読むべし、読むべし……

    映画『犬王』を観て、キャラクター原案を務めた松本大洋に興味が湧き、作画した漫画ということで読んでみた。
    主人公である浪人の瀬能宗一郎は、訳あって郷里の信濃を離れ江戸へやって来た。来て間もないため「~だに」「~なるら」など、お国言葉が度々出てくる(上京したての若者の感があり可愛い)。一見すると狐顔...続きを読む
  • 【電子書籍版限定特典付】劇場アニメーション「犬王」誕生の巻
    映画は3回観に行きました。平家物語のアニメーション本もですが、こちらもとても丁寧な作り方をしてくれている。河出書房さんのテンションが真摯で好きです。何よりキャラ原案の松本大洋氏のイラストをたくさん使って映画犬王のまさに誕生を追う本になっています。他には湯浅監督の絵コンテと歴史解説など細部まで調べこだ...続きを読む
  • 青い春
    松本大洋好きには堪らん。
    昭和生まれの先輩を見てきた
    平成初期生まれには刺さる内容。
    昭和生まれにも刺さると思う。
    行間を読む力もいらない。
    青春のアホで整理のつかない衝動と興奮を掻き立てる。
    青春は短編集である。
  • GOGOモンスター
    本の形も内容も全て好き。
    IQに憧れてダンボールを被っていたのは私です。
    見えるのが普通で見えないのが能力。
    人に見えないものを見えるのは普通。
    人に見えないものが見えないのが能力。
  • ビッグコミックスペリオール 2022年9号(2022年4月8日発売)

    編集の一生がない・・・

    娘の友達 という作品で知った作者さんの新連載が最近なくて残念ですが、
    この漫画雑誌のラインナップは最強です。
    サンダーボルトに関しては、
    MS戦としてはちょっと地味だったかもしれませんが、ジムカスタムや新たなペガサス級タイコンデロガ(パイロットや艦長がムーンライトマイルで見たような・・・)のワ...続きを読む
  • 東京ヒゴロ 1
    すごくいい、漫画に魅せられたものたち、漫画を忘れようとしても忘れられないものたち。そんな人たちの想いが、ものすごく生々しく描かれる。セリフ少なく静かな漫画のようで、圧倒的に語りかけてくる。これはすごい。はやく続きが読みたい
  • ドエクル探検隊
    かわいい動物がたくさん出てくる。その動物たちがゆうもうかかんに、ようかいと戦うのがかっこいい。
    隊長の博士が、ほろんだはずのナスカの王国が存在していて、人もふつうに生活しているのを発見しても、王国を守るために、だまっていたのもすごかった。欲よりも王国を大事にした。
    絵が、かわいくてきれい。ぼくの大好...続きを読む
  • ビッグコミックスペリオール 2022年8号(2022年3月24日発売)

    今号はラインナップが神

    サンボル、らーめん、血が掲載されていて本当に感謝です。
    内容はもちろんグッドです。
    自然派ママさん達の話がありました。私自身、このような方達と出会ったことがあり、とてもリアルに描かれていると感じました。どうしてそこに行き着いたかが大事で、自然派コミュティがママさんたちにとっての拠り所になっている...続きを読む
  • 東京ヒゴロ 1
    圧倒的な描写、普通の人々の普通じゃない生活が個性として描かれる松本漫画。漫画は編集あっての漫画なんだろうね。
  • ビッグコミックスペリオール 2022年7号(2022年3月11日発売)

    娘の友達の作者の作品がない..

    今週はタイトルに記載した作品が休載なので残念です。
     冒頭の戦闘以外は慰霊祭などの人間模様を描く溜めの巻でしたけれども、こういった日常や世界の
    背景をきちんと描いてくれるのはやはり物語に重厚な奥行きができてすばらしい。死の商人の親玉も
    ハイテクに囲まれ優雅に暮らしているように見えても、それは楽...続きを読む
  • ビッグコミックスペリオール 2022年6号(2022年2月25日発売)

    編集の一生がなかなかよき

    最新兵器を作り続け人類を戦争へと導くAE社はレヴァン・フウやダリルたちにとって悪の象徴であり滅ぼすべき敵ですが、そんな彼らと同じような気持ちをイオたちもAE社に対して持っていました。
    実際、本巻ではガンダムMk-Ⅱを始め、アッシマーや百式、リックディアスといった『Zガンダム』世代のMSたちがすでに...続きを読む
  • 東京ヒゴロ 1
    松本大洋はいろいろ読んでピンポンはすごかったけど他は絵は好きだけど何度も読むという感じではなかった

    東京ヒゴロはこれまでとちがった
    絵もストーリーも人物もピタッとハマり物語に没入できた
    ずっと読んでいたい
    そんな漫画

    自分が成長して松本大洋をわかるようになったのか?

    続きはいつ?