感情タグBEST3
死別と離別
子供たちが親と一緒に暮らせない理由はいろいろ。
死別のめぐむは願うことすら諦めないといけないのは辛いと思う。
でも研二や春男んとこみたいな親ならいないほうがマシだけどそこまで理解できないよな。
純助たちんとこは病気で入院しているから寂しいだろうけどまだたまに会えるし一番マシかな。
テレビ局の人に必死に「おっちゃんの子供にして」って頼む春男に泣けた。
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優しい絵の中にも、子どもたちの切なく複雑な気持ちの描写がリアルで、物語に引き込まれた。
側にいる大人たちの存在とか、もう全部が良い意味で生々しい。
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ひとつの世界観の中に、楽しさや、哀しさや、暖かさや、冷たさや、優しさや。全部詰まってて、全部良いんです。読む度に、引き込まれて、好きになってく。経験なんて無いのに、そこに自分も居たような感覚になります。
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絵もセリフも依然として相当高度だ。といっても細密なのではなく、描き込み過ぎないから、読み手の想像(純助が笑介にいう「そーぞー」)が膨らむ。星の子学園という恵まれない子どもたちが暮らす施設のエピソード。外部から見て惨めに思える場所も、その日常は笑いや悲しみが織り込まれ、生きる力に溢れている。
重要なのは現実を支える虚構の力。めぐむのカップの話、豚の脱走、ミクロマン、メディア向けの「お涙頂戴」的な話。いい悪いの話ではない。虚構が現実を変える。そういうことだと思う。
3ではとくに指、爪の描き方がポイントだ。園長先生だけではなく、牧男、めぐむ、純助、春男から掃除のおばさんに至るまで。いずれも顔の表情以上のものを読みとることができる。
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痛々しくて目をつぶりたくなる様な子どもの真剣さを、大人が回避して子どもたちが歪んでいってしまう…という様な、大人からの目線で描くマンガも見かけるけれど、
大人の視点を一度捨てて、真剣に描くとこうなる。
作中のめぐむちゃんの描写、両親を亡くして自分のなかの愛情をどこにぶつけたらいいかわからないという感情、
それに共感できるということは、ひとの中の素直さの結晶の様な綺麗なものを改めて信じさせてくれる、傑作なんだと改めて思います。
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待ちに待った新刊です。
2巻があまりに切なかったのですが、今回は星の子たちの元気な姿が描かれていてよかったです。
冒頭の雪のシーン、美しいです。
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1,2巻ほどではないけど素晴らしい話ばかりだった。テレビの取材の話が特に気に入った
イラスト集が喋ってるみたいな感覚になるくらい絵が素敵
何故か浦安鉄筋家族思いだした
Posted by ブクログ
松本大洋の漫画は芸術的だ。
なんというか、読み手に対してもある程度の質というか問いを要求するそんな漫画。
例えば机がベトベトのタンメン450円の中華料理屋においてあっても、まず読まないし、読めない。そんな時には不向きだし、美味しんぼとかバキを読んだ方がよい。闇金ウシジマ君も同じ感じで読んだ後のシンキングタイムが必要。
3では登場人物の元気と対象的に通底する寂しさがある。まあ寂しさなんてものは世の中のどこにもあるんだけども、サニーではさりげなく、そして象徴的に寂しさが描かれている。
Posted by ブクログ
3巻分まとめて。
育った環境は違うけど、誰でも子供の頃にこういう気持ちになるよなぁって胸がきゅっとする話がたくさん。
松本太洋さんのお母さんは工藤直子さんとのこと。
本当か嘘か分からないが、小さい頃は「お母さん」ではなく「なおさん」と呼んでいたという記事を後から読んで、春男のエピソードをより切なく感じた。