河合祥一郎のレビュー一覧

  • 不思議の国のアリス
    支離滅裂、でもなんだかクセになる
    ユーモラスな言葉遊びと不思議な世界観に没入

    --- この本を読んだ経緯 ---
    ・言わずと知れた名作であることは認知していつつも未履修だったので、教養のためにもと思い今更ながら一読しました。


    --- 感想 ---
    ・アリスはあっけらかんとした性格だったから良か...続きを読む
  • 金より価値ある時間の使い方
    隙間時間に勉強して教養を高めれば、人生が豊かになる、と言っている。読み継がれている古典は、何よりだ、と。
  • 新訳 ハムレット
    戯曲というものを初めて読んだが、とても勢いが感じられて、面白く一気読みしてしまった。リズムを感じやすいように段をずらしてあったり、文の翻訳自体も相当こだわってあって、シェイクスピアの表現、比喩の美しさが感じられた。狂気とも言えるほどの憎しみあい、復讐心に面白さがあり、現代まで読み継がれてきた一つの理...続きを読む
  • 金より価値ある時間の使い方
    本屋でネーミングに惹かれて購入。薄い本なのであっという間に読完。今から100年以上も書かれたものだけど、人間にとって大切なことは今と変わらない。「人よ汝を知れ。」今年はこれをテーマに生活しよう。
  • 金より価値ある時間の使い方
    時間の使い方次第で幸福になれるよという内容。時間の使い方ノウハウというよりは
    人生を豊かにする知恵が書かれていました。
    共感できた箇所を少しご紹介します。
    ・人よ汝を知れ
     自分の限界を知り、性格を知り、心を知り
     どんな人生を送りたいかを知るということ
    人は頭で考えて行動しているつもりでも、実際理...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    有名な作品ですが、きちんと読んだことがなかったので手に取りました。
    話のテンポが早くて読みやすかったです。
    登場人物も個性的で飽きません。
  • 不思議の国のアリス
    テンポよく物語が進む上にコロコロと場面が切り替わる。さらには多彩なキャラが出てくる。まるで、ネット小説を読んでるようだと思った。



    もともと、少女に話してやった話(その場で作り上げた)を本にまとめたらしい。少女が退屈しない話をと作っているうちにそうなったのだそうだ。作りもなんだかネット小説に似て...続きを読む
  • 鏡の国のアリス
    『鏡の国』はチェスゲームと連動しているらしく、全くチェスを知らない私にとっては……なぜ駒がそこに動くのかが分からなかった。
    注釈には「正式なゲームではこうなる」みたいな事が書かれているが、それがさっぱり理解できない。
    けれど、物語はチェスゲームを知らなくても読み進めることが出来る。
    読み直したいかと...続きを読む
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    今まで読んできた日本の推理小説に度々登場する作家エドガー・アラン・ポー。
    やっと読むことができました。
    「モルグ街の殺人」は、世界初の推理小説とされ、1841年と今から180年も前の作品です。
    冒頭の部分は少し読みづらいですが、トリック自体は斬新で面白かったです。
    他にも、暗号解読や推理ものがあり、...続きを読む
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫
     昨年刊行されたE.A.ポーの新訳傑作選。3冊シリーズの第1弾にあたる『ゴシックホラー編』。

     ポーの語りの技巧、言葉への拘りを訳出することに腐心したと訳者あとがきにあるが、訳自体はとても読みやすく、それでいて軽過ぎない。約80㌻に及ぶ作品解題とポーの生涯についてもかなりの読み応え。

    『ゴシック...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    子供の頃読んだアリスよりも、わかりやすい表現だった気がする。
    アリスは色んなところから出てるからわからないけど、多分、訳してる方が違うのかな?

    ことば遊びの表現が面白くてすいすい読める。
    意味わからない。
    というか意味は特にない、それがいい。

    巻末に解説がついてるのがいいね。
  • オイディプス王
    随分前に岩波文庫で読んだような気がするけど、改めて再読。古典中の古典な訳で、内容は分かっている。そもそもこれが悲劇として上演された古代ギリシャにおいても、観客たちはオイディプス伝説について現代の我々以上によく馴染んでいたはずだ。それでも読み始めると「世帯で最初の推理小説」と言われるだけある緊張感のあ...続きを読む
  • ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫

    1.おすすめする人
    →最古のミステリーを読みたい、
     ホラー要素がほしい

    2.感想
    →エドガー・アラン・ポーの短編集。
     当時の様子を想起させるゴシック調の建造物や
     その歴史が事細かに記載されていて、
     人間の本来の怖さをリアルに感じられる。
     どの話も印象的だけど、
     「アッシャー家の崩壊」...続きを読む
  • 不思議の国のアリス

    鏡の国のアリス同様に、実写化された映画などを見ているせいでファンタスティックな世界観をイメージしやすいですが、本の中にはそこまでの詳しい描写はありません。
    しかしながら、アリスや出てくる登場人物のセリフ、快いテンポ感からそれらを感じされる名著です。
    また、翻訳者の意地と言いますか、日本語の韻に世界...続きを読む
  • 鏡の国のアリス

    実写化された映画などを見ているせいでファンタスティックな世界観をイメージしやすいですが、本の中にはそこまでの詳しい描写はありません。
    しかしながら、アリスや出てくる登場人物のセリフ、快いテンポ感からそれらを感じされる名著です。
    また、翻訳者の意地と言いますか、日本語の韻に世界観を壊さずに当てはめた...続きを読む
  • 人間のしがらみ(上)
    2023年元旦からぼちぼち読みました。
    主人公フィリップはモームのことかな。自伝。
    ころころと学ぶべきことを変えてドイツに行ったりイギリスにいったり、画家になろうとしたり公認会計士になろうとしたり。医者の勉強を始めたところ。伯母さんやさしかったな。だれの目線で読んだらいいんだろう。フィリップにはらは...続きを読む
  • ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人
    ポー傑作選2 怪奇ミステリー編
    『モルグ街の殺人』
    著:エドガー・アラン・ポー
    訳:河合祥一郎
    令和4年 角川文庫


    角川文庫から出ているエドガー・アラン・ポーの傑作選。怪奇ミステリーが沢山集められていて、面白い話が沢山。
    何作かに登場するデュパンは本当にスマートで、ホームズのモデルになったと言わ...続きを読む
  • オイディプス王
    約2400年前に書かれたギリシャ悲劇が本として読めることに驚きです。

    本によって訳し方など内容が若干違いがあるようですが現代でもとても読みやすかったです。

    冒頭の怪物スフィンクスの件だけ、物足りなさを感じました。

    「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本脚。これは何か」という謎をかけてテーバイの住民...続きを読む
  • 不思議の国のアリス
    ディズニー版は知っていたものの、原作はちゃんと読んだことが無かったので読んでみた。文章やキャラの発言、歌が韻を踏んでいたり、知らないエピソードがあったり、意外とアニメ版と大きく違っているのだなあとびっくりした。帽子屋さんももっと色々出番があるのかと思いきやほとんど無かった。
  • 鏡の国のアリス
     子どもの頃に簡略化された絵本を読んだだけだったので、ちゃんと読むのは今回が初めて。実写映画に出てきたジャバウォックなどは、こちらに登場してたのか。
     解説にて、白のナイト=キャロルで大人になっていくアリスを見送るシーンとあり、彼の想いが込められた物語という側面があることを知った。一見とりとめのない...続きを読む