加藤千恵のレビュー一覧

  • ハニー ビター ハニー
    9つのお話にそれぞれお菓子が出てくる
    恋愛短編集

    そのお菓子たちが主人公たちの物語を彩り、
    味わい深いものにしてる
    .
    表題、そして物語に出てくるお菓子の通り、
    甘くほろ苦い恋愛の複雑さが
    ありのままに描かれている
    綺麗なだけでも誇張しすぎるわけでもなく、
    等身大の恋が読者を惹き込む
  • あなたと食べたフィナンシェ
    食を中心とした日常のワンシーンを切り取ったような話なので、1話自体はサクッと読める。
    それぞれの生活にせつなさがそっと寄り添っている作品集。
  • この場所であなたの名前を呼んだ
    NICUに関わる人たちの連続短編集。
    読みやすく、感情移入しやすい作品でした。
    この本に出会えてよかった。
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に
    加藤さんの「青と赤の物語」と千早さんの「あかがね色の本」が好きでした。

    何度も出てくるテーマ、
    「物語がなくなったら?」。
    自然といつも以上に大事に読みましたとさ。笑
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    題名とカバーからさらっとした感じかと思ったらいい意味で想像と違った。
    恋愛だけじゃなくてちゃんと自分と向き合ってる主人公はきっと幸せになれる。

    コンプレックスだらけのキモ税理士にも大人の対応してちゃんと自分のことも省みるの偉すぎる。
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    マッチングアプリで知り合った人と初めて会うあの違和感。きっとこのまま一緒にいても幸せにはなれなかったはずの元彼の記憶の中の居心地の良さ。好きな容姿の人に触れられる幸福感。自分から遠ざけたはずの関係なのに募る虚しさ。物語の全てに共感です。
    周りが学生の頃から付き合っていた同級生や職場や趣味で知り合った...続きを読む
  • 真夜中の果物
    恋愛とは「勘違い」だ。
    山崎ナオコーラ

    生きている人間は全員途中、
    まっすぐ歩いているようでもカーブだったりする。
    恋愛を扱う映画も歌も
    一部のセリフ、歌詞だけが刺さることもある。

    でも数年経ってみると、
    あの頃の自分はガキだったなあ
    なんて思うわけで。

    でもその数年後、
    やっぱりそうだよな、...続きを読む
  • ハニー ビター ハニー
    恋とは何か、わたしのそんな疑念にひとつの解答を与えた。恋心は言葉では表せないけれど、確実にそれに近いなにかに触れたのがこの作品だった。あまくて、にがくて、あまい。名詞の甘さがあまったるかったり、あまくなかったり。

    恋なんて、勘違いに等しい。人だまりにいくと、みんな勘違いをしていて、勘違いのおはなし...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    本の内容はもちろん面白かった。
    それ以上に読んだことがない作家さんをたくさん知ることができたし、紹介されており本の中に読んでみたいものもたくさんあった。

    たまには意識的に新しい作家さんを開拓しないと読むものが偏っちゃうから。
  • ご本、出しときますね?
    小説家の方々の独特な頭の中がとても面白い。聞き手の若林さんの面白さと相まってテレビ観といたら良かったー!と悔しい気持ちでいっぱい。またやってくれたらいいのに。
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    旦那との出会いがアプリだったこともあり、
    題名に惹かれて購入。

    アプリあるあるの内容と、女性の悩みなど
    分かることが多くてとても面白くテンポも良くて
    一気読みした!

  • マッチング!(新潮文庫nex)
    2023/8/28
    結婚を意識するようになった主人公の田島琴実は先に結婚して子育てをしている妹から勧められてマッチングアプリを始める。
    その中で何人かの男性と会っていくエピソードをまとめた話。
    マッチングアプリを通して出会うことについてを女性の視点から描いていて、初対面の男性をどのように見ているのか...続きを読む
  • マッチング!(新潮文庫nex)
    それぞれの章が短く、読んだ後にスッキリできる感覚がとても良かったです。
    最初は、出合う男性に対してどんな感情を抱いたのか。
    が知りたくて読んでいたのですが、主人公と共感できる部分がとても多く、ストーリーを読むことが楽しみに気づいたら変わってました。

    自分が恋活・婚活をしてるけど、最近疲れた…とか迷...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    オードリー若林さんと作家さんの対談のような感じで進むテレビ番組の書籍化。 作家さんってなかなか面白い人がたくさんいるものだなと感じられるし、心の中はちょっと黒い人が多いのかなと。 そして、意外と作家さん同士って交流あるものなんだなと。
  • ご本、出しときますね?
    同名のテレビ番組の書籍版。対談番組なので普通の対談本として読める。内容は若林×小説家2人の対談。読んだことない人も多かったけどどの人も面白くてみんな読んでみたくなったし、小説家の皆さんのとがり方は自分とは違くて自分はやっぱ作家ではないな、とも思った。
  • ご本、出しときますね?
    面白すぎてあっという間に完読。
    物書きの皆さんは日々何を考えてるんだろうって気になって仕方なかったので、得にしかならない!と鼻息荒めで読んだ。
    勉強になったのは、森鴎外の行き着いた哲学が
    【諦め】ということ。
    対談されていた作家さんの本や、処方された本など読みたい本が増えたので何を読んだらいいかわか...続きを読む
  • ハニー ビター ハニー
    友達の彼氏と浮気してて、ガムのレシートで気づかれるの悲しい。友達のこと好きなら尚更ひどいよなあ(1作目)。あと2作目は彼氏に好きな人ができたのに一緒に暮らすっていう。でもわかるんだ~何も知らなくて勝手に黒い想像して落ち込んでいくよりは、いやな事実を全部知ってその事実に侵されていくほうがいいって感覚。...続きを読む
  • 消えていく日に
    *好きで仕方のなかった人からの連絡。結婚記念日を前に穏やかな毎日を過ごしていたのに、昔の記憶が蘇るようで……(「返信を待たない」)。誕生日に大好きなバンドのライブ、そのチケットは彼がプレゼントしてくれて。あのときは、こんな誕生日がくるなんて思いもしなかった――(「ハグルマ」)。ままならぬ切ない心情を...続きを読む
  • ご本、出しときますね?
    読んだことのない作家も出てくるけど、それでも面白い。もちろん読んだことのある作家ならなおさら。コンビニ人間の村田沙耶香さんって変わった人。ある意味コンビニ人間の主人公みたい。
  • あかねさす――新古今恋物語
    大学生の時に買った本を数年ぶりにもう一回読んでみた。

    和歌から連想される現代の恋の物語。
    昔の人はこんな想いを抱えていたんだなとか、その想いを歌にあらわせるのはすごいと思った。

    学生みたいな純粋な恋から、大人のちょっとビターな恋愛まで、色々な“恋愛”の形が読める一冊。