加藤千恵のレビュー一覧
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面白かったです。
美味しいごはんと、幸せな恋苦い恋…堪能しました。添えられた短歌も、切り取られた気持ちに切なくなりました。
登場するのは実在する飲食店のようです。東京は今でも行ったことがない地ですが、行ってみたいお店がたくさん出来ました。
進んだ恋、終わらせた恋、ときてうわーっとなった後に、友だちか...続きを読むPosted by ブクログ -
幸せは過ぎ去ってから気が付くものだってやつ、違うと思います!ちゃんと幸せの中にいるときも、気づいてます。ふわーって、してますよ。あとね、大事な時に何も言えないなら、私は何のためにこんなにも多くの言葉を携えているんだろう、とよく思います。やるせなさも切なさも残る形で終わるところが、リアルな日常を描いて...続きを読むPosted by ブクログ
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物語が切なかったり
短歌が切なかったり
短い1行なのに、こんなにも感情を表現できる
最後の2編も好き
友達だった相手と一線を越えるって
ドキドキする
人生は、恋愛も含めて
すれ違いとタイミングと、思い込みなのかな
2020.05Posted by ブクログ -
情景や感情の描写が細やかで綺麗。
短くて軽いのに、胸の奥でじくじくと重く気怠い感情を引き起こす作品達。
個人的には、唐突な終始は印象的な場面だけを切り取っているようでより共感しやすかったり、終わり方もどれもどうとでも転がりそうな脆さがあって良かった。
こってりとした痺れるような甘さも、じわじわ漏れ...続きを読むPosted by ブクログ -
なんかもう、ぐしゃぐしゃの、どうしようもない気持ちを、加藤千恵さんはいつも代弁してくれる。
夏に旬のかわいい桃。甘くてやわらかい桃。傷つきやすい桃。本当は渋みもあったりして。旬は短かったりして。そんな恋の話。
今の自分の恋と重ねて読んだ。
うまくいかないことなんてわかっているのに、やめられないの...続きを読むPosted by ブクログ -
高2です。ちょうど、この本の主人公と同じような年だからかな、
こんなに共感できた本は初めてです。
共感という二文字で表すと軽く聞こえてしまう気がするけれど
短歌はもちろん短編小説もぐっとくるものが多かったです。
読み終わった時にほんのり暖かい気持になる本は久しぶりです。
友達に借りた本ですが、自分で...続きを読むPosted by ブクログ