加藤千恵のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?
    読み終わって思う、番組見たかったなぁと…
    特に私の大好きな、朝井リョウ×西加奈子×若林正恭は本当に面白かった
  • 消えていく日に
    ちょっと、本当にこれはよかった。
    たまに心がギュッとなるけど、痛めつけるタイプのギュッじゃなくて、背中を押してくれるギュッ。
  • いつか終わる曲
    それぞれの物語が、それぞれの楽曲の歌詞とうまくマッチしてる感じが良かった。
    知らない曲も幾つかあったので、曲を聞いてからまた読み直すと二度楽しめる。
  • いびつな夜に
    この方の短編を読むと
    そこら辺にあるものが
    “ モノ”になる

    そしてそこに確かに思いがあって
    嬉しいも悲しいも幸せも切ないも
    自分の心と一緒に
    寄り添ってくれる
    そんな気分になる
  • この街でわたしたちは
    面白かったです。
    美味しいごはんと、幸せな恋苦い恋…堪能しました。添えられた短歌も、切り取られた気持ちに切なくなりました。
    登場するのは実在する飲食店のようです。東京は今でも行ったことがない地ですが、行ってみたいお店がたくさん出来ました。
    進んだ恋、終わらせた恋、ときてうわーっとなった後に、友だちか...続きを読む
  • さよならの余熱
    「私が寝てたら何時に帰って来ようといいの?12時半が朝の5時になろうと関係ないの?」「なんでそんな極端なの?」って掛け合い、両方に対してそれなだった。書き写すの嫌になるぐらい、1.つまらぬもの、は自分のことだった。まとめると、切ないフェードアウトにとても惹かれる。共感しすぎて書き写すのも迷った。

    ...続きを読む
  • ハッピー☆アイスクリーム
    幸せは過ぎ去ってから気が付くものだってやつ、違うと思います!ちゃんと幸せの中にいるときも、気づいてます。ふわーって、してますよ。あとね、大事な時に何も言えないなら、私は何のためにこんなにも多くの言葉を携えているんだろう、とよく思います。やるせなさも切なさも残る形で終わるところが、リアルな日常を描いて...続きを読む
  • いびつな夜に
    切り取りたい言葉が多すぎて捨てられない。この人の描く世界や言葉はどこまでも切ない。嫌になるぐらい分かってしまうことが悲しくもあり、うれしくもあり。ストーリーも素敵だったので何度でも読み返してほしい。多分その時代に応じて刺さるものが違ってくるから。
  • こぼれ落ちて季節は
    すごい何重もの関係。点と点がつながる。このA-sideとB-sideが好きだなあ。ずっと読み返していたい。人と関係がつながって、最後時を経て出てくるの、いいなあと思った。人生もこんな奇跡が連なっていますように。

    と、時が経って何年後かに読み返すと何も響かなくて、人生こんなもんだよって思っちゃって、...続きを読む
  • 卒業するわたしたち
    いろんな卒業を切り取れる加藤さんはすごいなあ。卒業って学校だけじゃないんだよね。自分のなかで落とせたら、区切りをつけられたら、卒業できるんだよね。自分なりの卒業、そろそろしようと思ってるので。こういう風にたった何ページかで終わってしまうような恋でも、ちゃんとさよならしようと思うよ。
  • いつか終わる曲
    この人の文は朝井リョウちっくで、とても素敵だし好き。久しぶりに文がどタイプな人みつけたんだ~、きれいなの。多分加藤千恵に出会ったのはこの本きっかけでした。
  • この街でわたしたちは
    物語が切なかったり
    短歌が切なかったり
    短い1行なのに、こんなにも感情を表現できる

    最後の2編も好き
    友達だった相手と一線を越えるって
    ドキドキする

    人生は、恋愛も含めて
    すれ違いとタイミングと、思い込みなのかな
    2020.05
  • いろごと
    読み終えた後は、心がじんとする。まるで、友達の話を聞いているような。過去の自分のことのような。そんな身近で、ちょっと胸がズキンとする短編集。女の子は、みんな一度はこんな気持ちを経験しているんではないだろうか。
  • ハニー ビター ハニー
    情景や感情の描写が細やかで綺麗。
    短くて軽いのに、胸の奥でじくじくと重く気怠い感情を引き起こす作品達。
    個人的には、唐突な終始は印象的な場面だけを切り取っているようでより共感しやすかったり、終わり方もどれもどうとでも転がりそうな脆さがあって良かった。

    こってりとした痺れるような甘さも、じわじわ漏れ...続きを読む
  • あとは泣くだけ
    加藤さんの小説を遡って読んでいますが、
    どの作品も、言葉選びも話の展開も巧みで面白く、
    この作家さんに出会えてよかったです。

    恋愛小説はあんまり、なんて思っていてほんとうに損しました。

    一人称で淡々と話を進めつつ、
    そこに挟まれるジャストな感情表現と会話の妙で、
    登場人物の気持ちと状況が手に取る...続きを読む
  • その桃は、桃の味しかしない
    なんかもう、ぐしゃぐしゃの、どうしようもない気持ちを、加藤千恵さんはいつも代弁してくれる。
    夏に旬のかわいい桃。甘くてやわらかい桃。傷つきやすい桃。本当は渋みもあったりして。旬は短かったりして。そんな恋の話。

    今の自分の恋と重ねて読んだ。
    うまくいかないことなんてわかっているのに、やめられないの...続きを読む
  • いろごと
    2015/6/13

    色事。ショートストーリー。

    もう過去にしかないわたしの色事。
    恋愛現役時代だったら泣いていたかもしれないなぁ。
    各話、心当たりがありすぎて胸がキュッとなって本を閉じて深呼吸する時間が必要だった。
    人生で恋愛できる期間ってすごく短いね。


    いつもなら家に着くなり、メイクを落と...続きを読む
  • 真夜中の果物
    何だろう、このフンワリとした温かさ(*'ω'*)
    切ないのに心がジワリと温かくなるのは、主人公達の前向きな心のおかげかな?
    彼女たちは、これからもゆるいカーブを曲がりながらも前へ前へと進んで色んな景色を見つけていくんやろうなぁ(*ノωノ)

    ☆よく晴れた日に
    ☆まるわかり
    ☆二冊
    ☆酢豚
    ☆ただいま...続きを読む
  • いろごと
    20色のショートストーリーと短歌。
    「いろごと」とあるだけ恋愛のお話でした。

    加藤千恵さんの小説も好きだけれど
    元々短歌の大ファンだったため
    20もかとちえさんの短歌が読めるのか!と
    渋谷でサイン本を購入しました。

    想像していたよりずっとカラフルで
    装丁のイラストや本型も素敵。
    文庫本も好きだけ...続きを読む
  • ハッピー☆アイスクリーム
    高2です。ちょうど、この本の主人公と同じような年だからかな、
    こんなに共感できた本は初めてです。
    共感という二文字で表すと軽く聞こえてしまう気がするけれど
    短歌はもちろん短編小説もぐっとくるものが多かったです。
    読み終わった時にほんのり暖かい気持になる本は久しぶりです。
    友達に借りた本ですが、自分で...続きを読む