加藤千恵のレビュー一覧
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「甘く響く」が好きで不覚にも泣いてしまった。経験したことのある、些細な感情ばかりをこんなにうまく表現しているのは、すごいと思った。文章が寄り添ってくれる感じ。Posted by ブクログ
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やっぱり加藤さんの小説も文も好きなのだと実感した。あの頃の自分の感情とか不安とか、訳もない憂鬱とか、色んなものが蘇ってきた。分かる、分かる!ってなる。
なんなんだろう、あの頃って不思議だ。それでいて綺麗で甘酸っぱくて哀しい、そんな時。
素敵な短歌がいっぱいあって、印象に残るものがいっぱいあった。あー...続きを読むPosted by ブクログ -
JK、ってこんなにガラス細工のように脆くて、公園の鳩のように図太い摩訶不思議な生物だっけか。もはや思い出しもしなかった記憶の琴線をかき鳴らし、かつての女子高生も、現役のJKも、世代を超えて時代を超えて共感できる(ハズ)。「世界の中心だったあたし、かつ世界の誰よりも不幸なあたし」を思い出すのだ。Posted by ブクログ
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あの頃のアタシ達は何の根拠もなく無敵やと思いながらも、チョットした事も大げさなくらい心の中で大きな出来事になって傷ついたり。
それでも、やっぱり無敵と思ってみたりwww
その無敵が、いつまでも続くと思ってたり。
なんとも懐かしいあの頃。
なんで、あんな風に強気でいられたんか不思議( *´艸`)
でも...続きを読むPosted by ブクログ -
どの話にも、「高校の頃、こんなこと考えたな〜」と共感できるところがたくさんあった! 高校生の女子たちに読んでもらいたい一冊。笑
短歌も「うんうん!」と力強く相づちを打ちたくなりことがズバッと詠まれていて気持ちよかった〜。Posted by ブクログ -
わたしの高校生活はこんなに華やかじゃなかったんだけど
でもなんか分かるような気がしてしまう
読み終わったら 空を眺めて 雲がただ流れていくのを見てみた
とっても贅沢な気持ちになった
お金じゃ買えない何かが 一番心に染みるわけだPosted by ブクログ -
加藤さんが17歳で詠んだ短歌に短編小説を加えたもの。
5編の小説はすべて高校生が主人公。
大人じゃないけれど、子ども扱いもされたくない…
それが高校生だと個人的には思ってるんだけど
あたしが高校生だった時も、こんなこと思ってたなーとか感じていたなーという気持ちがちりばめられていて、共感できます。
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古典の美しさに気づいたのは、大学で女人源氏物語を読んでからだった。今も昔も人間の気持ちは変わらない。高校生のときに出逢えてたらよかったなと思う一冊。Posted by ブクログ
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どの話もタイトルの通りハニーとビターを詰め込んだ感じでした。どの話も「変じゃない恋なんてない」の言葉の通り、一筋縄ではなかった。
話自体引き込まれて、胸が締め付けられるように切なくなったけれど、何より作者が短歌をやっていたということが納得できるほど、言葉の表現が濃くて素敵だった。
女の人に向けた本だ...続きを読むPosted by ブクログ