加藤千恵のレビュー一覧

  • 真夜中の果物
    これは、好き嫌いがありそうです。
    ひとつ2~3ページに
    短歌(?)がついてるショートストーリー。

    日常に、
    それこそ今この時にでも
    起こっていそうな出来事たちを
    さらさらと書いてくれています。

    久しぶりに会うあの人、
    一緒にいたはずなのに何処か噛み合わないあの人、
    さよならのキ...続きを読む
  • さよならの余熱
    私にとって2冊目の加藤千恵さん。
    前回のように甘いだけでなくちょっと寂しげな内容が多い短編集
    『彼氏さん』、がすきでした
    相手の子にがつんと言ってやりたいね
  • ハッピー☆アイスクリーム
    10年前ってどんなだっけ?

    大切な君がいたから幸せでそんな自分に惑わされてた

    そんなかんじ!?(笑)
    大切な人との関係は永遠ではないと知り、自分を本当に理解してくれる人なんて自分以外には有り得ないのだとある日思った。

    そんな17歳。
    今、27歳、どーなっただろうか…。

    永遠ではないとしてもね...続きを読む
  • ハッピー☆アイスクリーム
    もろ年代がかぶっていて
    「あっわかる!」と共感する歌だらけ。

    短歌って百人一首みたいなのしか
    知らなかったので新しかったです。


    これをきっかけに短歌にハマりました。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    この本を初めて読んだ時、 私はまだ学生で 彼女の作る短歌に共感しながらもすごく衝撃を受けた。
    それと同時に、その才能に嫉妬のような感情を抱いたことも覚えている。

    それから 時は随分たって、社会人になった私も
    再度手に取ったこの文庫本に また同じような共感と衝撃を受けている。

    選ばれた短い彼女の言...続きを読む
  • 真夜中の果物
    ●あらすじ
    久しぶりに再会した元彼と飲むビールの味、男友達と初めて寝てしまった夜の記憶、不倫相手が帰っていった早朝の電車の音……。まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色がある。せつない記憶を切り取った三十七のショートストーリーに短歌を添えて贈る、『ハニー ビター ハニー』の原点。甘くて苦い恋...続きを読む
  • 真夜中の果物
    まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色がある。


    三十七のショートストーリーと短歌が詰まっています。


    一番印象深いのは「男友だち」という作品。


    失恋した女性とその男友だちの居酒屋でのできごと。


    男女の友情って成立するわけないって思ってたけど、自分もこんな感じだな。

    最近の自分...続きを読む
  • 真夜中の果物
    こういうサクッと読める短編集っていいですね。

    ただ、自分は読んでて楽しいけど、やっぱり男性受けはしないかも。
    完全な女性向けな感じです。

    加藤千恵さんの話は、基本どれも女性向きだと思いますが・・・w
  • 真夜中の果物
    若くしてデビューした歌人・加藤千恵さんのショート×短歌。全て恋愛にまつわるお話。おこがましい発言であるのは承知なのですが、自分にも書けそう…!と甚だしい勘違いをしてしまうほど、わかりやすい文章で題材も身近。誰かのブログや恋愛話を聞いているような、リアルなお話が37編詰まっております。総じて、切ない。
  • さよならの余熱
    初めての加藤千恵さんでした。

    一つ一つの短編に漂う恋の儚さ、切なさ、ままならさ。
    物語の登場人物と似たような体験をしたわけではなくても、ふとした言葉や感情がいつかの自分に重なり、その頃の甘く切ない気持ちが甦ってきてしまう。

    心地よい切なさ。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    昔読んで、そのあと絶版になったのか全然見かけなく
    なってしまい、残念に思っていたところ、集英社で発売!

    あの頃の、やるせない気持ちや、ドキドキした気持ちが
    甦ります。

    新たに加えられた小説五編もよかったです。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    2001年に出版された『ハッピー・アイスクリーム』はすでに読んでいた。やはり短歌が輝いている。重要と~はね、笑っちゃうくらい本当のこと。一人で旅に出る妄想したなぁ。今もするけど。
  • さよならの余熱
    等身大恋愛短編集。って感じでしょうか。


    見に覚えがあるような感情たち。

    恋愛ってこんな感じだよね。
    みんな結局同じとこにはまるんだよね。


    特別な部屋で が好きでした。


    西さんのあとがきも素敵。
  • ハッピー☆アイスクリーム
    高校生っていう、もう子供じゃないけど大人にもなりきれない、
    そんな宙ぶらりんな時代を切り取った、31音の歌たち。

    変わり映えのない毎日に嫌気がさしたり、
    些細なことで大騒ぎしたり、
    卒業したらきっと世界が変わるって信じてたり、
    でもずっとこのまま高校生でいられればいいのにって願ったり。

    登場人物...続きを読む
  • さよならの余熱
    ハッピーエンドが好きなわたしだけど、
    加藤サンの描く恋のほろ苦さやささやかな絶望はそんなに嫌いじゃない。
    何気ない会話や描写がすごくあったかくて、それでいてちくちくする。
  • ハニー ビター ハニー
    どの短編も、女の子なら誰もが一度は体験したことがあるであろう、甘酸っぱくて、胸が痛くなるものばかりだ。
    どれを読んでも顔がにやにやしてしまう。全ての主人公の考えが痛いぐらいわかるからだ。なかでも一番心がキューンとなった短編は「甘く響く」である。友達の恋の始まりをみてしまったかのような、こっぱずかしい...続きを読む
  • 真夜中の果物
    どの話もそうだよなーと思いながら。何気ない日々の一コマ。このあとどうなっていくのかなと、もう少しお話が続いてほしかったな
  • あなたと食べたフィナンシェ
    カフェで読むのにちょうど良いわと読み始めて数分後、しまった!と思った。
    誰が『アンキモ』というお話で泣きそうになると想像できただろうか。
    大事な人との時間を、過不足なく綺麗に切り取って提示された感じがした。
    それはきっと語り手にとって愛おしい瞬間でもあるのだろうなあと。
    美味しくて切ないショートショ...続きを読む
  • 一万回話しても、彼女には伝わらなかったこと
    年上の女性が書いた女同士の人間関係の短編集、ってところに惹かれて読んだんだけど、思ったより若いかんじ。
    わたしは30代で読んだけど、アラサーくらい、29くらいの頃のほうが響いたかなと思った。

    最近Xで嘘かほんとかわからない苛立たしい話とかをぼんやり読んで時間を潰してしまっていたから、ちょっとパンチ...続きを読む
  • この場所であなたの名前を呼んだ
    NICUを舞台とした短編集。働いている人が赤ちゃんが元気になるためにできることを一生懸命行ってる。優しさと暖かさに包まれた世界のそれぞれの物語。