土屋晃のレビュー一覧

  • ジョイランド
    ロンドンの空港でペーパーバックを購入して読んでいたがそのうちに日本語版が出版されこちらに切り替えた。テイスト的には『スタンド・バイ・ミー』に近いか。個性的で魅力的な登場人物の中で古めいた遊園地を舞台に物語が紡がれていく。ホラー主軸ではないがそれがロマンスの周辺にスパイス的にちりばめられて飽きさせない...続きを読む
  • ジョイランド
     夏休みに<ジョイランド>でバイトする大学生の話。

     大学にはいって彼女ができて、でもなんかうまくいってなくて…。という悶々が続くのでなんか切なくなる。
     うんうん、10代の終わりから20代の前半って、四六時中こんな感じだったよなって思う。自分が好きな人が、自分が好きなほど好きでいてはくれない...続きを読む
  • ジョイランド
    キングの青春小説。
    オカルティックな要素を含みつつも、メインは一夏の体験の中、人々に喜びを与える遊園地の中で繰り広げられる優しさ、別離、人の儚さを細やかに歌い上げる。
    個人的にはキング久しぶりのヒットでした。
  • 青い虚空
    何故だか今まで読み忘れていたので。原著の出版が2001年なのでDECとかSUN MICROSYSTEMSなど今は亡き企業名がたくさん出てくるのはなんとも古くさいし、IT技術的観点からも「それはいくらなんでも無茶でしょ」的テクニックがたくさん使われている点はどうにも腑に落ちないのですが、それを超える面...続きを読む
  • 悪魔の涙
    さすがはジェフリーディーヴァー!
    全く予想のつかない展開。すごい。
    最近読書意欲が激減していたけれど、こんな本なら意欲復活!
    ライムも出てきたし。
    下手な新刊本読むより、ライムシリーズでも読み返そうかなあ。
  • 青い虚空

    難解だけどおもしろかった!

    天才ハッカーの話なんですけど、PCに詳しくない僕にとって凄く難しくて泣きたくなりました。しかし!難しいところを飛ばし飛ばし読んでも十分面白かったです。こんな難解な話をこんなにおもしろく書けるなんて、やっぱりこの著者は凄いなと思いました。
  • 悪魔の涙

    やられた!

    最初、そういう設定でドキドキさせるのか、うまいなぁと感心して読んでいたら、それはドキドキさせるためではなく・・・と、良い意味で裏切られ、2転3転と楽しませてくれる傑作です。
  • 悪魔の涙
    文書検査士って初めて知りました。
    犯罪捜査って本当にいろいろ細かい操作を地道にやっていくんですね。
    海外ドラマでも「CSI」とか観てましたけど。

    今回もやられました~(笑)
    私がわかるわけないけど、それにしてもあのシーンで事件は解決かと思ったら、残りページがかなりあることに気がついて、これはまだな...続きを読む
  • 追撃の森
    通報で、森の別荘を訪れた、保安官補ブリンを、殺し屋の銃撃が襲った。ブリンは、現場で出会った女をつれて、深夜の森を走る。襲撃、反撃、逆転。知力を尽くした戦いがはじまる!
    すごい、の一言!息もつかせぬ、スリル!かなり長い作品だが、時間を忘れて、ストーリーに、のめり込んでしまった。ただ、あえていうなら、登...続きを読む
  • 追撃の森
    女性警官が深夜の森林をひた走るスリリングな作品。
    ジェフリー・ディーヴァーの久々のノン・シリーズです。

    ブリン・マッケンジーは、ウィスコンシン州の女性保安官補。
    家庭でくつろいでいた夜、通報で一人、別荘地に向かうと、夫婦の遺体が!
    殺し屋二人に追われ、夫婦の友人の女性ミシェルと共に、広大な森林公園...続きを読む
  • 追撃の森
    「別の結末を読んでみたい」
    解説の言葉がぴったり。
    もちろん、これもいい。でも他でも…
    と欲張りたくなる、いいストーリー展開とキャラ。

    どんでんがえしは期待を込めるけど、今回も、意表をつく。
    ああ、うまいな。
    今回もどっぷりと、森の中で、一緒に時間を過ごせた。
    ありがとう。
  • 悪魔の涙
    ワシントンDCを舞台に起こる連続大量殺人。手がかりは手書きの脅迫状のみ。FBIは 文書鑑定の第一人者であるパーカー・キンケイドに協力を依頼するが、パーカーには捜査に参加できない事情があった。
    おもしろかったー!法科学・推理・アクション、家族の危機にほのかなロマンス。いろいろな要素が高密度につまってい...続きを読む
  • 悪魔の涙
    最後まで気の抜けないエンターテインメント。
    制御の利かない連続殺人事件と思いきや、練りに練った完全犯罪。
  • 青い虚空
    天才ハッカー同士(ついでに片方は連続殺人鬼)のネットによる攻防戦、という話なので、パソコン用語がやたらと頻出するのは鬱陶しい。けれどもそれは用語集でちゃんと?カバーされているし、案外読み飛ばしても支障のない部分が多い。それに、そんなことは読み進むうちに気にならない。ハマれば一気。読み終わってみると、...続きを読む
  • 青い虚空
    一級品のミステリー

    コンピューターにまつわる犯罪のお話なのですが・・・とっつきにくいと思うことなかれ!
    犯罪のバックグラウンドを作者が丁寧に教えてくれながら話が進んでいきます。

    少しでも、ネットワーク環境や、PCのことに興味があって、知識があると
    はまること間違いなし!
  • 獣たちの庭園
    第2次世界大戦前のアメリカ、ニューヨークで殺し屋をしていたポール・シューマンは罠にはめられ拘束されるが、米国海軍情報部から意外な二者択一を迫られる。刑務所に送られるか、それとも国家的任務を果たし罪を帳消しにするか。やむなく引き受けた任務は、ドイツへ赴き、ヒトラーの元で再軍備を指導するラインハルト・エ...続きを読む
  • 青い虚空
    コンピュータ用語に不安はあったが、ストーリーが展開すると、ノンストップで一気に突き進むスピード感に、途中で中断するのが不可能だと実感した。二転三転する作者お得意のラスト。読後はスリルを味わった満足感と共に、ハッキングに対する興味までもが生まれた。読書中の私は正に「ブルーノーウェア」を彷徨う幸せな人間...続きを読む
  • 悪魔の涙
    ☆3.5
    元文書捜査官 筆跡鑑定人 パーカー・キンケイド
    自分の読み進める時間のせいか、テンポよく読めなかった
  • オクトーバー・リスト
    終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト

    ■あらすじ
    怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事もどってくるのを待っ...続きを読む
  • ジョイランド
    青春とミステリーが歪なバランスなので、名作!という訳にはいかないけど、とても楽しく読めた。過去の輝きを描くときのキングはいつも冴えてる。終盤の「見世物筋」の矜持には泣けました。