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Posted by ブクログ 2020年07月26日
良書。1990年代以降のDRAM半導体メーカーの凋落、今なお日系メーカーの強い分野とその背景の分析、総じて一番思うことはイノベーションとは技術と市場の結合であって、市場と結合しない独りよがりの技術は淘汰されること。これは多くの人が教訓として心がけ、明日の産業衰退の種にもう2度としないよう決意すること...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月07日
電子立国日本の中核を担っていた半導体産業の凋落と、サムスンを始めとした新興国の隆盛。その渦中の中にいた、半導体メーカ技術者であった著者による分析と今後の日本の半導体産業への提言が本書。
目から鱗だったのが、半導体産業の凋落の理由。今までのメディア情報で、設備投資のタイミングが遅いことと、アメリカから...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月03日
1980年代に世界をリードした日本の半導体産業。ところが現在では日立とNECのDRAMの合弁会社エルピーダメモリーは経営破綻し、日立、三菱、NECのマイコンを経営統合したルネサスエレクトロニクスも倒産寸前まで追い込まれるなど、当時の面影はありません。
日本の半導体産業が世界一であった1980年代に日...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月13日
半導体業界で活躍した著者であるため,半導体に関する記述が多い.特に,コンソーシアム(セリート)や国家プロジェクト(あすか)での,日本のやり方の失敗について手厳しく批判している.
イノベーションは単なる高い技術ではなく,製品を作る以上は必要とされるものを作る技術でなくてはならない.マーケッティングを...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月23日
元日立でエルピーダにも在籍した半導体技術者が、日本半導体の敗戦の原因をその内部にいた経験から分析したものである。まずは日本の技術は一流でそこは負けていないという神話の否定がある。少なくともコストパフォーマンスの面で劣っていたことは確かだろう。エルピーダで経験した事実の解説は負けるべくして負けた状況が...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月21日
DRAMから続く半導体ショックについて、内部最前線で働いていた著者による分析と提言。合弁会社、国PJ等色々テコ入れ画策するも、ことごとく潰れる状況とのこと。
ニュースできいていた情報と大きくことなる内部事情に驚きながらもワクワク?しながら読む。これは半導体業界だけではない。機械系も同じかも。マー...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月26日
日本メーカー、特にソニー、シャープ、パナソニック、NEC、日立、三菱電機などの電機メーカーは、サムスンやアップルなどに敗退している。
なぜ、日本型ものづくりは世界で勝てないのか。その理由を考察した一冊。
筆者の湯之上氏は、日立製作所入社から16年にわたり半導体の開発に従事した、日本のものづくり現場...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月06日
【ポイント】
23/イノベーションとは、シュンペーターの定義:「発明と市場の新結合」
◆「爆発的に普及した技術や製品」 と著者はしている。
55/半導体の量産技術
量産移管の方法には、「コピーイグザクトリとコピーエッセンシャリ」がある。
89/エルピーダはなぜ倒産したか?
...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月15日
今まで多くの日本脅威論を読んできましたが、その多くは製造業の実態をご存じない方が書いたものであり、一方で、日本のモノづくりがいまだ健在であるという本を読んで自分を安心させてきました。
特に、ものづくりにおいて、最終製品では外国勢に負けていても、材料や半製品、製造装置のシェアは高く、これが日本の強さ...続きを読む
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