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【ネタバレ注意】こんな夫婦の形もアリ!? 攻めまくり一夫多妻漫画『ハレ婚。』名シーン10選

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2019年8月、最終巻となる19巻で5年間の歴史に幕を下ろした『ハレ婚。』。一夫多妻制を描いたお色気ハーレム漫画……と思いきや、まっすぐな純愛、女たちの友情、ふふっと笑えるコメディ要素などがバランスよく詰まっており、芸能界にもファンが多い名作です(10巻にはHYDEさんとNON先生とのエピソードもあり!)。

テーマがテーマだけにアダルティなシーンはありますが、それだけで敬遠するのはもったいない! 美しく可愛らしい絵柄で描かれる“夫婦の形”を、女性書店員が選ぶ名シーンと共にご紹介します。

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※当記事に記載の内容は全て「ぶくまる編集部調べ」です。また、当記事にはネタバレを含みます。

目次

あらすじ

東京での恋に疲れた小春は、北関東にある北つばめ市に帰郷することに。しかし、そこで推し進められていた条例は、ひと家族四人まで奥さんを持つことができる、「ハレ婚(=ハーレム結婚)」と呼ばれる一夫多妻制だったのです。

戸惑う小春の前に現れたのが、ゆず、まどかの二人の“妻”を連れた謎の変態美形・龍之介。ひょんなことから龍之介の第三夫人となった小春は、4人での“家族生活”に身を投じることに……。

『ハレ婚。』©NON/講談社

登場人物紹介

まずはメインの登場人物をチェック。

前園小春 ―― 単純さと素直さが武器のムードメーカー

初登場時22歳。図らずも “既婚者ハンター”の異名をとり、不倫の恋に疲れ果てて帰郷します。北つばめ市で龍之介と出会い、3000万円と引き換えにハレ婚をすることに。素直で単純、お人好しですが思ったことははっきりと言う性格。

最初はゆずやまどかに邪険にされますが、次第に伊達家になくてはならない存在になります。

『ハレ婚。』©NON/講談社

伊達龍之介 ―― 3人の妻を愛する変態天才ピアニスト

『ハレ婚。』©NON/講談社

ゆず、まどか、小春の夫で、初登場時25歳。自分には三人の妻の誰もが必要だと豪語し、ハレ婚制度を堪能しています(小春いわく“わいせつナルシスト”)。自分でもおののくほどの精力を持つ変態である一方、12年前に出会った小春に恋をして以降、彼女を思い続けている一途な面も。

『ハレ婚。』©NON/講談社

かつては天才的作曲家・ピアニストとして活動していましたが、登場時は無職。しかし、家族を守るために自分や父親と向き合って、再び人気ピアニストとして返り咲きます。

伊達柚子(ゆず)―― 見た目と中身のギャップにグッとくる巨乳ギャル

『ハレ婚。』©NON/講談社

龍之介の第一夫人で初登場時26歳。ギャル風の見た目と、不意に出る茨城訛りのギャップがたまらない巨乳(小春に言わせれば“姑みたいなホルスタインギャル”)。父親は北つばめ市市長の大津一基で、3人の弟妹がある長女。そのため派手な外見や気の強い口調とは裏腹に、家事全般が得意で気が利くしっかり者の、まさに理想のお嫁さんです。

本命は昔なじみでチンピラ風のジョー。

『ハレ婚。』©NON/講談社

根はいい男ですが、職につかずフラフラとしたり、長い間音信不通になったりした上、3年6ヶ月の懲役をかけられるなど、はっきり言ってダメ男。最終的にはゆずの幸せのために身を引きますが、伊達家に生まれたゆずの子ども・麟之助は、誰よりもジョーに似ています。

伊達まどか ―― 龍之介を盲信的に愛するクール美女

龍之介の第二夫人で初登場時21歳。モデルか女優かと見紛うほどの容姿に、ミステリアスな雰囲気がたまらないクール美人(小春的には“無愛想おすましクイーン”)。

伊達家の家計を請け負いつつ、龍之介のマネジメントも担当。龍之介との付き合いは三人の中で最も長く、売春や堕胎に傷ついた暗い人生から救ってくれた彼に心酔しています。龍之介の言うことには絶対服従し、独占欲が強すぎることから“忠犬”と揶揄されることも。

『ハレ婚。』©NON/講談社

一度離婚しますが、龍之介をどうしても諦めきれず再接近。小春の気持ちをかき乱します。

松橋うらら ―― ピュアすぎて天使すぎる女子高生

小春の実家である「喫茶ルパン」でアルバイトをする高校3年生。少し内気ですが、可愛い上に優しくて気立ても良く、誰からも愛される天使。農家の一人娘のため、両親からお見合い結婚を迫られていますが…!?

『ハレ婚。』©NON/講談社

前園哲郎&前園直子 ―― 小春を見守る明るい夫婦

北つばめ市で「喫茶ルパン」を営む小春の両親。多額の借金と父親の病気により店を手放そうとしますが、小春がハレ婚によって得たお金によって難を逃れます。闊達な母親とスケベでお調子者の父親はバランスが取れている……のかも。
父親が亡くなる寸前に、伊達家全員で釣りに出かけるエピソードは必見です。

目からウロコの夫婦論 女性書店員が選ぶ名ゼリフ10

男性なら誰もが妄想する(?)一夫多妻制がテーマの本作。男性向けのエロシーンが豊富で、そこも見どころの一つではあるのですが、実は結婚制度や夫婦に関わる奥の深い名シーンが盛りだくさんなのです。そこで、特に推したい10の名シーンを女性書店員がピックアップ。性別問わず、すべての恋愛や夫婦仲に悩む人々、漫画を愛する人々に届けこの想い。

1/「相変わらずキミは……可愛いだけの女だね」

『ハレ婚。』©NON/講談社

出会って間もない小春に対し、龍之介が言い放ったエキセントリックな一言。パンチの強さが、個性の強さを表しています。人を食った腹立たしい発言ですが……正直……ちょっとぐらっときてしまったMな子猫ちゃんもいるのでは? 実際、小春はキュンとしてしまいます。わかる。

2/「幸せにするよ 3人目だけど」

『ハレ婚。』©NON/講談社

作品の特徴を端的に表す名ゼリフ。何を言っても許されるからイケメンは得ですね。

3/「身も心も 僕だけを愛し 僕だけのために生き死ぬ…… 結婚ってそーゆう契約…… だと思うんだよね」

『ハレ婚。』©NON/講談社

成り行きで結婚を決意した小春に、珍しく真剣な眼差しで持論を吐く龍之介。結婚制度の根底には確固たる“愛”が必要なことを、改めて考えさせられます。

これだけだとただの自己中ナルシストのようですが、その後に続く

「僕は自分のモノを命がけで守る キミ達の一生が幸せであるように最大限務める その覚悟が僕にはある」

というセリフから、龍之介の三人への深い愛情と覚悟が伝わってきます。三人の女性に対して揺るぎない責任を持つ龍之介。なんて……イイ男なんでしょう……。

4/「家出しても 男といても 逃げられない 僕から解放されたいなら 向き合うしかないんだよ」

『ハレ婚。』©NON/講談社

自分の気持ちに向き合えない小春にとどめを刺す龍之介。問題を解決するためには本質と向き合うべしというこのセリフは、夫婦関係以外にも言えることでしょう。普段ヘラヘラしてる男だからこそ、たまのいいセリフが突き刺さります……。

5/「嫁だもん 旦那を信じないでどーすんのよ」

『ハレ婚。』©NON/講談社

龍之介のように言葉を武器に人を追い詰めるのではなく、素直な気持ちを素直な言葉で伝えるゆず。ここでも、ストレートな言葉が小春を揺さぶります。Iカップギャルにこんなこと言われたら死んでしまう……ゆずちゃん結婚してくれ……。

6/「あたしはどこにも行かないぞ! 誰に何て言われても 喧嘩してもおばーちゃんになっても ず————————っと側にいるよ!」

『ハレ婚。』©NON/講談社

長い間連れ添い、暗い過去も共にしたまどかが去って、気落ちする龍之介。小春のまっすぐな愛情が、龍之介の心を温かく癒やします。夫婦になる、生涯を共にするって、こういうことなんですよね。

7/「みなさん………お嫁足りてますかぁ————————!!!?」

『ハレ婚。』©NON/講談社

ゆずの父親で、ハレ婚を制定した張本人である市長。本作の世界観を象徴するかのようなぶっ飛んだセリフと、コミカルなおっさんぶりのインパクトは絶大です。彼が登場すると気温が上がる気がします。

8/「あたしだっておっぱいが欲しいっ!!! そこそこの‼ 立派なやつ!!」

『ハレ婚。』©NON/講談社

落ち込んだ夫を慰めるにはおっぱいが一番。でもない。肝心のおっぱいがない。
貧乳の己を嘆き呪う小春に吹き出さずにいられない名場面です。テンポよく切り替わるエロシーンとギャグコマのバランスがあっぱれ。

9/「愛し続ける為に結婚している」

『ハレ婚。』©NON/講談社

龍之介の二枚目ぶりが久々に炸裂したシーン。結婚とは、相手をいつまでも愛するためにあるという独自の龍之介理論には、謎の迫力があります。

10/「僕がキミだけを愛すと言ったら ここにいてくれる?」

『ハレ婚。』©NON/講談社

最終巻、とある決意を固めた小春を引き止める龍之介。頑なに複数人の妻にこだわっていた彼が、初めてその信条を覆したシーンです。

ちゃらんぽらんのようでいて、父親との確執を経て誰よりも“家族”にこだわる龍之介。三人の妻への愛は本物ですが、まどかとゆずとの縁は、どちらかといえば同情に近い感情から始まっています。逆に、唯一純粋(すぎて変態的)な恋愛感情で追いかけているのは小春だけと言えるでしょう。

そんな小春を失いたくない龍之介の、もはや執着とも言える愛情が暴走する最終巻は圧巻です。

『ハレ婚。』をさらに楽しむ注目ポイント

本編以外にも、本作を楽しむポイントは盛りだくさん。ここでは3つの楽しみ方をご紹介します。

・巻末のサイドストーリー

4〜18巻の巻末に「ハレ婚。別宅」と題した小説が付いていたのにお気づきでしょうか? 小春たちと同じ街に住む冴えない男・保のハレ婚事情が描かれているので、ハレ婚の世界にもっと浸りたいという方はぜひお見逃しなく。

執筆しているのは、構成担当で、NON先生の夫でもある手塚だい先生。NON先生いわく本編より好評だとか。

・リアルな地方色

「北つばめ市」のモデルは茨城県北茨城市。ゆずの方言や大洗水族館、北茨城市から車で約30分ほどのところにある福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズなどは、茨城県民にとって慣れ親しんだものでしょう。

『ハレ婚。』©NON/講談社

「デレスケ」は北関東の方言で「あほたれ」「ばかもの」のような意味。

2016年には北茨城市観光協会とコラボして、海水浴場のPR企画も行われました。12巻の最後にはロケ地マップも付いていますので、スマホ片手に聖地を巡ってみては?

・SNSでの発信

完結後も、ツイッター上のNON先生のアカウント(@non620126)や手塚だい先生も関わっている作品の公式アカウント(@harekon_8)の更新頻度は高め。

カウントダウンイラスト、完結前後の「あなたの思う結婚とは?」との読者への問いかけ、「#ハレ婚の好きなとこ」「#ハレ婚の好きな回」タグで読者からのつぶやきを募集、抽選で色紙プレゼント……など、連載中も積極的にツイートや読者参加型の企画が行われていました。現在でも過去ツイートを遡れますので、完結後にファンになった方は今すぐチェックを!

終わりに

ふざけているように見えて、本作の根底にあるテーマはいつだって“愛”、そして“家族”。特別な1人に自分だけを見てほしいともがく小春も、複数人を平等に愛したいという龍之介も、自分の求める愛の形を真剣に追いかけています。それはゆずやまどか、ひいては現実世界に生きる我々読者も同じこと。

本作で展開されるさまざまな愛や家族の形に刺激をもらうことで、読み手自身も自分の理想の結婚について考えさせられるのです。

 

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