nanaさんのレビュー一覧
レビュアー
-
購入済み
また新たな始まり
大波乱大冒険の活劇のような西都編を経て、また違うフェーズに突入した感の中央都編。
みんな少しずつ変化を迎え、それぞれに思い悩んでいる……中でも一筋縄にはいかない猫猫と月の君との恋愛は一体どうなるんだろう。思慮深い二人の結末が二人にとっても周りにとってもハッピーであることを祈るばかり。
私の読み違えでなければ、主上も自分と月の君との関係に気付いているように思えた。
名前も残せず覚えてももらえずw、偉業をさらりと西の地に置いてきた羅半兄に清涼感すら感じてる。人生の大半を生き残るための戦いに投じてきた雀さんが、猫猫と姉妹のような絆を築き始めてきたことにほっこりした。
(前巻にあった超繊細な旦那様との -
購入済み
異世界の魅力たっぷり
和風ファンタジーの摩訶不思議な描写は大好きなんですが、前回から時間が経ってるためか頭に?マークを浮かべながら途中まで読みました。
なるほど伏線か!ww
白月様がやっと本心に気付いたぽい?
が、肝心の雪緒ちゃんが違う方向を極めてきていてそこが面白いというか切ないというか…異類婚の難しさよ!!と。
私なら宵丸殿を選ぶのにぃ(聞いてない)
恋心がすれ違うほどに極められていく雪緒の禁術、そこも見どころ。
欲を言えば、摩訶不思議描写のほかにもストーリー的な膨らみも欲しかったかなぁ…
新刊待ってたのに、あっと言う間に読み終えてしまって残念。また新刊を待つのが長いです(涙)
-
購入済み
結婚まだだけど夫唱婦随
やっと地味凛々しい美世ちゃんが復活して、開花した異能で戦う第6巻。
旦那様は窮地に陥りながらも、その強い異能で敵を一網打尽にするべく美世ちゃんを導く役割かな?と思いながら読みました。
もうそろそろ結婚してもよろしくなくて?
立派に夫唱婦随、お似合いの素敵な夫婦です。古き良き時代のけして華美ではないけど裕福な夫婦の暮らしぶりを覗くのも楽しみだし!
今後は夫婦二人三脚で世の中の悪い異能と戦っていく一話完結ストーリーでもいいかなと思いました。
読み始めて間もなくこの巻の話のオチどころが見えたので、勧善懲悪型のシリーズにしたら面白いかも、と思った次第です。 -
-
-
購入済み
大河ドラマを見終えたような……
面白かったので、1作めから一気に読み切りました。
初めは、名家の嫡女が政略的に王家に嫁いでいき偶然にも後継者の母となり…といういち女性の生涯なのかと読み始めましたが(それだったとしても面白かった)
読み終えた今、ある王家の一時代を外部からお嫁に来た者の目線で描いた大河ドラマのようだったなぁと思っています。
これで完結だとも続編有りとも書いてませんが、私的にはここで終わるのが余韻があって好きですね。
何百年も前の人間も、現代とあまり差がなく悩みもあれば楽しみもある、並行したパラレルワールドのようでもあり、あれこれその後を想像する余地があって良い作品でした。
今、良い紅茶を頂いた後のように、その芳 -
購入済み
見事素敵なミッションでした☆
ムサシが一桁ナンバーたる所以と言うか資質と言うか、先を見越す力や対人観察力、度量も桁外れだし深いところでの優しさ、脱帽です。かがりちゃんに言った言葉も本当にそう、表面的な庇い立ては今後の彼女の糧にはならない。かがりちゃんと同じ年頃には、既にたくさんの部下や責任を背負っていたムサシを思い出しました。
ムサシが素敵だなと思うのは、そんな肩の荷があることに何の悲壮感もないこと。オレは孤独なヒーローだ!的な哀愁も気負いも漂わせない。憧れます。敵味方問わず従わせ、場を制圧していく様に痺れました。
真の意味の自尊心を持ったかがりちゃん、あのいじめっ子達も今後はナイスガイに成長するのではないでしょうか。 -
購入済み
話の続きが楽しみ
この後もストーリーは続いていくであろうエンディング、早く3巻目も読みたいなぁと思います。
こういう身分違いの淡い恋模様も絡めたファンタジーな設定、好みなんですが、アチラコチラの見覚えあるシリーズにもよく似てて、ちょっと苦笑いしつつ読みました。
お互い惹かれ合っていく所はよく分かるのですが、ヒロインの逡巡型思考回路は大ヒットしている同作者様他作品のヒロインにも通じるところがありますよね。
そのくどさが折角のミステリアスな展開を邪魔しちゃってる感、否めません。そこは残念です。
とは言え、やはり好みの設定ですし、読んでいる間の多幸感含め、次巻以降も勿論楽しみです。
☆は今後の展開に期待込めて4つにし -
ネタバレ 購入済み
初めの疑問は消えなかったけれど
シリーズの1から3まで一気に読みました。
そもそもの始まり、当の本人が術後に重大なハンデを背負ってしまうようなことを(生業としていることを辞めざるを得ないこと)、意識を失ってるでもない成人相手に、この現代において無告知で決行するようなことってある??と甚だ疑問に思ってしまい、それをズルズルと引摺りながら読み通してしまいました。
結果的には、そんな根本からの疑問点を覆すくらいに魅力的な登場人物たちに癒しを感じて、次の巻が待ち遠しいのですが。
主人公の過去、そして現在の仕事=死にまつわること、に相対する生、それが食事なのですね。
同じく死を引き摺って生きている同居人の彼とささやかに楽しむ日々の食事 -
購入済み
なるほど、と思った種明かし
そこで次巻に繋ぐか!という前巻からの解決回。
なんとな~く感じていた結果は外れなかったけど、自分の中の疑問点は未解決のままで、それは今後の話の伏線になるんだなと理解しました。
アレをアレになぞらえた仕掛けは、ほほぅと単純に感心。そういえば陰陽師シリーズだったな、と(笑)
解決してスッキリはしたのだけど、2巻跨ぐ必要性はなかった気はします。
ちょっと長めの1巻にまとめて、仲間うちで軽口叩きあうシーンとか探検に向かうシーンとか、も少し簡潔にしてくれたほうがよかった。
そのほうが現代口語の会話のテンポの良さが活きる気がしました。
すみません…本当に個人的な意見及び感想です。 -
購入済み
楽しく読みました
今巻は楽しく読みました!
私にとってはオカルト風味のホームドラマ、昭和の大家族ドラマの香りが薄っすらする憩いのシリーズです。
主人公·芹ちゃんは嫁ぎ先を仮初の…と思い込んでますが、巻を追うごとに芹ちゃんを大事な家族として大切にする北御門家の面々の様子が分かってきて、読み進めるほどに暖かな気持ちになります。北御門家は由緒正しきお家柄で本当に品があるなぁと思うのは、口は悪くとも心根がいいというか、式神に至るまでそういう部分を持っているからです。
是非、2時間ドラマで定期的に映像化して欲しいなとオモイマス!
台詞まわし、活字よりも耳で聞いたほうがテンポ良くて活きる気がする! -
-
-