ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
感情タグBEST3
新たな
なんといっても新しくなったクィン・ザザの勇姿が見所の1つですね
そうなる前のクロッコと先代クィン・ザザの物語
胸にグッとくるストーリーを読むべし
新生クィン・ザザ
大胆な発想から生まれた設計の新生クィン・ザザ誕生。
初代の震蔵を受け継ぐエピソードが泣ける。
Ride upon fair winds!
Posted by ブクログ
クルーのキャラもあり、なかなか感傷的に振り切れはしないんだけど、この前の姫の話といい、良い場面が続く感じ。こういうエピソードが好物の自分としては、普段以上に楽しめた巻なのでした。