ナウシカ+ラピュタ+ダンジョン飯…?
龍を獲り、その肉や油を売って生活する龍(おろち)捕りの人々の話。
異世界グルメものとしてのキャッチーさもありますが、それ以上に、世界観が素晴らしい。
ファンタジーとしてのリアルがしっかりと描かれているので、ためらいなくお話に飛び込んでいけます。
空飛ぶ捕龍船『クイン・ザザ』での生活風景が、またいいんです。読んでいると、幼い頃に抱いた冒険へのワクワク感や、憧れがよみがえってくるんです。
龍捕りの名手で変人のミカや、新人のタキタなど、個性あふれるキャラクターたちも魅力。生き物を殺すことに対する悩みや葛藤なども描かれていて、それがこの作品に奥行きを与えています。
もちろん、美味しそうな料理描写もたくさん!なぜか鯨カツが食べたくなります。
龍は強く大きく、襲われれば小さな街などひとたまりもありません。そんな龍を相手に戦う人々の勇気としたたかさに、思わず拍手を送りたくなる作品です。
感情タグBEST3
匿名
ミカ
ミカってこの物語の中でも不思議な存在。
とんでもなく龍が好きで
時々思いもよらない行動をする。
ずば抜けた能力を発揮する事がある反面
平常時はめためた気が抜けてて
何とも掴みどころがない。
Posted by ブクログ
ダヴィンチ特集で気になって、入手したもの。ひとまずまとめて6巻まで。本作中では、竜は戦う相手というより、食す対象となっているから、いかにもな見た目じゃないのがポイント。典型的な竜だと、バトルシーンがメインになってしまい(簡単にやられる訳ないもの)、料理シーンが二の次になってしまいそうだけど、そのあたりを、上手いバランスで見せてくれている。かといって単調な繰り返しじゃなく、職業としての竜捕りを上手く成り立たせてあって、リアリティの感じられる日常生活も良い。これは素晴らしい。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
捕龍船「クィン・ザザ」号は、世界有数の大都市・ハーレへ到着。そこでミカは昔の仲間・クジョーと再会した。かつて2人は一緒に旅をしていたが、ある出来事を機に決別していたのだ。クジョーは久々に会ったミカに、1匹の龍の捕獲話をもちかける。ソイツは3年前に捕らえ損なったという“銛付き”龍。ミカとクジョーは2人きりで再び空へ――!
【感想】
Posted by ブクログ
空を翔け、龍を狩る。強大なものを狩るあの緊張感とワクワクはモンハンで手に汗握りながら、仲間と協力して討伐対象を狩るような楽しさなのかもしれない。個人的にはさらに、「狩ったものを食べ、素材を活かし、生きる」というのが非常に好みな題材。