【感想・ネタバレ】岳飛伝 四 日暈の章のレビュー

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Posted by ブクログ

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全編に渡り金軍と南宋軍の全面対決が展開される第四巻。
大軍勢のにらみ合い、読み合い、ぶつかり合い。「水滸伝」らしいヒリヒリするような闘いの連続。金軍では沙歇、南宋軍では辛晃がその能力を発揮。金軍の騎馬隊の進撃に対し長刀隊を編成し応戦する岳家軍。そして大将同士の一騎討ち、幾度も激突するウジュと岳飛。
作中で辛晃が岳飛を「太い戦をする」と評する場面がある。ぴったりの表現だ。童貫の卓抜さや楊令の鋭さとも違う、この「太さ」が岳飛の魅力であり強さの正体なのだろう。

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2018年05月31日

Posted by ブクログ

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豊かな中原を巡って金国と南宋がついに戦いの火蓋を切った。
そんな中、交易で独自の存在感を示す梁山泊。

梁山泊とは一体何か。
多くの漢の志で作られた梁山泊は、最早国土など必要としない、理想を具現化したような何かなのだと思う。
義務に縛られるのではなく、自分たちが主体的に守っていく理想?

ただ、なんだろう。
初期メンバーに見られた、熱くたぎるもの、生々しい心のぶつかり合い、喰いしばった歯の間から漏れてくるもの。
そういうものがなくなり、セリフも行動も地の文も淡々と進む。
だから、読んでいても心が震えなくなってきたんだよなあ。

“別に、夢を志と言ったっていいさ。しかし、夢は夢なんだ。志ほど、自分を縛りはしねえよ。捨てたけりゃ、捨てる。だけど、なかなか捨てられねえのが、夢ってやつさ。血が通っちまってるからな。”

そうなの。
そうだと私も思うの。
でも、理屈っぽいなあとも思うのよ。
もっと感覚でわかりあえたはずなのに。

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2018年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった。今回は金と南宋特に岳飛との戦い。決め手が無く、引き分けに終わった感じ梁山泊はどうなるかと言うことはまだまだ続く話の中ではまだ語られず。次へ。 まあペリーローダンみたいなものか。

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2017年03月13日

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