感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2018年05月31日
全編に渡り金軍と南宋軍の全面対決が展開される第四巻。
大軍勢のにらみ合い、読み合い、ぶつかり合い。「水滸伝」らしいヒリヒリするような闘いの連続。金軍では沙歇、南宋軍では辛晃がその能力を発揮。金軍の騎馬隊の進撃に対し長刀隊を編成し応戦する岳家軍。そして大将同士の一騎討ち、幾度も激突するウジュと岳飛。
...続きを読む作中で辛晃が岳飛を「太い戦をする」と評する場面がある。ぴったりの表現だ。童貫の卓抜さや楊令の鋭さとも違う、この「太さ」が岳飛の魅力であり強さの正体なのだろう。
Posted by ブクログ 2017年02月28日
いよいよバトルシーンがメインになってきて、熱いオトコたちが前面に出てきてはいます。ただ、本人たちですら憧れの中で思い出している、ひと世代前の面々の方が、どうしても大きく見えてしまうんですね。これまで織りなされてきた物語を、ひとまわり小粒にした感じに思えてしまう。相変わらず読ませられる小説には違いない...続きを読むんですが、やっぱり”水滸伝”のパワーには…って思えてしまいます。岳飛のキャラも、もちろん好きなんですけどね。
Posted by ブクログ 2018年09月03日
豊かな中原を巡って金国と南宋がついに戦いの火蓋を切った。
そんな中、交易で独自の存在感を示す梁山泊。
梁山泊とは一体何か。
多くの漢の志で作られた梁山泊は、最早国土など必要としない、理想を具現化したような何かなのだと思う。
義務に縛られるのではなく、自分たちが主体的に守っていく理想?
ただ、なん...続きを読むだろう。
初期メンバーに見られた、熱くたぎるもの、生々しい心のぶつかり合い、喰いしばった歯の間から漏れてくるもの。
そういうものがなくなり、セリフも行動も地の文も淡々と進む。
だから、読んでいても心が震えなくなってきたんだよなあ。
“別に、夢を志と言ったっていいさ。しかし、夢は夢なんだ。志ほど、自分を縛りはしねえよ。捨てたけりゃ、捨てる。だけど、なかなか捨てられねえのが、夢ってやつさ。血が通っちまってるからな。”
そうなの。
そうだと私も思うの。
でも、理屈っぽいなあとも思うのよ。
もっと感覚でわかりあえたはずなのに。
Posted by ブクログ 2018年05月01日
岳家軍と金軍との戦い。格好良くてひりつく展開と戦闘描写は流石。梁山泊、特に秦容はもはや何を目指しているのか?と思ってしまうが、これはこれで漢達の物語。知らぬ地を開拓していく様にも戦いがあり楽しい。北方さんが自分で経験したことを元にしているのでは、と思うほどディテールが凄い。この話も今後の展開が楽しみ...続きを読むだ。
Posted by ブクログ 2017年03月05日
金と南宋の激突、兀朮と岳飛の対決、力の限りの闘い
その裏で、金国も南宋の内政にも変化があらわれる。
戦いながらさらに混沌としていく。
変化する梁山泊も含めて、五里霧中。
Posted by ブクログ 2022年07月23日
本巻は岳飛VSウジュの総力戦
ウジュは金国の総力を挙げた30万
対する岳飛は南宋、張俊軍を集めて20万
岳飛には兵力差を埋める為の秘策があった・・・
南方の開墾地の秦容の方も徐々に厚みが増してきて読んでいて楽しいです!
梁山泊が完全に外野にまわり、物語は歴史に限りなく限りなく近付いてきた...続きを読むようです・・・
Posted by ブクログ 2021年10月17日
ウジユ率いる金軍と岳飛率いる南宋軍の戦が長びいていた。南宋の秦檜は講話を考えるが岳飛の活躍が邪魔だとも感じている。
岳飛の立場の微妙さが目につき始めた。
Posted by ブクログ 2019年05月06日
南宋というか、岳家軍と金の戦いが始まった、が、やっぱり梁山泊軍のいつもの面々がいないと物足りない感じがする。
王貴はいけると思ったけどダメだったか…