誰もが魔法を使える世界の中で、ただ一人魔力ゼロの少年・アスタ。そんな彼が反魔法(アンチまほう)の剣を武器に魔法騎士団の中で成長していく、という物語。
正直、最初は「よくある王道の剣と魔法ものでしょ?」と舐めていました。が、一度読み始めると止まらない!
「ここが見せ場です!!」と全身で訴えかけてくるようなダイナミックなコマ割りと、丁寧に描かれたキャラクターたち。一人ひとりが人間味にあふれていて、それぞれの強さを持っていて、もう敵も含めて全員かっこいい&かわいい…!
また、作中には心に残る名セリフがたくさん登場します。
特に主人公アスタの、人を思いやり、意思を貫くまっすぐな言葉の数々には痺れます。どんなにバカにされても諦めず、並々ならぬ努力を続けてきたアスタの言葉だからこそ、スッと心に入ってくるんです。そんな彼の言葉と、何があってもくじけない姿勢に、周りの人たちも心を動かされていきます。
ブラッククローバーは、アスタの成長譚であり、そんな彼に感化されて変わっていく仲間たちの成長譚でもあると思います。グッとくるシーンが多くてうかつに外では読めません(笑)
王道だからこそ、深いんです!
やっぱり「友情・努力・勝利」っていいよね! 改めてそう思わせてくれる物語です。
感情タグBEST3
漆黒の使徒を相手にハート王国の術式を使い迎え撃つクローバー・ハート連合軍がかっこよくて面白かったです。
うーん
半年修業したようだけど、アスタをはじめ、皆前よりむしろ弱くなったように見える。ダークトライアド達が強すぎるせいか、悪魔そのものと戦った経験あるのにあっさりやられすぎて、残念。
Posted by ブクログ
前回のエルフの魔石をはめるの石板は、セフィロトモチーフで、今回はクリフォトの樹モチーフ(というかそのものズバリ)っていうのは、なんか繋がりがあるのかな。
かなり強い敵に、アスタ以外も奮闘している一方、黒の暴牛の拠点にいたメンバーは苦戦を強いられていて、中々面白く読めた。
ダンテの剣はどういう魔法で作ってるんだろう...。
長期連載の宿命・・・
話の内容はとても安定していて変わらず面白いです。が、
この作品に限ったことではないのですが、
長期連載になればなるほど1巻毎の話の展開が遅くなってきています。(特にエルフ編以降。)
ざっくり内訳ですが、下記をみれば明らか。
1巻:入団編
2~3巻:魔宮編
4~5巻:王都編
6巻:誘拐編
7~9巻:海底神殿編
10~12巻:魔女の森編
13~15巻:騎士団選抜試験編
16~22巻:エルフ編
23巻~:ハート王国編 ←今ここ!
最新巻が出るごとに読むのもいいですが、ある程度まとまってから読みたいと思うのは贅沢な悩みですかね?