【感想・ネタバレ】応天の門 15巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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ちょっと未来の暗示?

不死の仙薬のドタバタと、承和の変に絡む話と。
仙薬と考えられたものは、キーワードから察するに屠蘇散だった、ということか。
実際は道真の時代よりもかなり前に日本に入ってきているので、そこはちょっぴり脚色ですかね。
後半は無実の罪で流された人たちとの関わりで、道真の未来と重なると見て読むとちょっと重たい。

1
2021年12月12日

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良かった

前半はほのぼの、中盤はなぜこの話が入っているのだろうと思う軽いエピソードだったのだけれど、そこから繋がる恒貞親王がここからメインの人物になってくる。
そして業平の過去が分かり、女遍歴とは異なり、更に一介の学生である道真の想いに手を貸して自分の身にも危ういことに取り掛かろうとする…
政変の起こりそうな次巻の(1巻ではおさまらなさそうだが)内容が本当に楽しみ。

#ドロドロ

0
2022年06月14日

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最終章が始まった?

表紙の二人と表題を見ると、あの歴史上の事件が始まったかと思いましたが、まだでした。早く続きを読みたい。完結して欲しいが、ずっと読んでいたい。スピンオフとかあれば良いです。空海の話には欠かせない橘逸勢の書を道真が読むシーンが個人的には良かったです。続きが出てうれしい!

0
2022年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドジっ子具合にお前〜〜〜ととなりつつ、さらりと良いところも見せてくるのが長谷雄の素敵なところ。
忠臣と道真の関係も見られてほのぼの。
融様のいつもの大騒ぎに付き合わされただけどおもいきや……
道真が業平に頭を下げてまで行動するなんて、次のステージに進んだ感。はらはら。

0
2023年04月25日

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