【感想・ネタバレ】応天の門 6巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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感情タグBEST3

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最高!

謎解きから科学まで。
学問を修めることで問題解決ができるという姿が通解。
周りの貴族もいずれも狐か狸ばかり。
和人特有の表現での裏表。
なんてことないように見せつつ、裏ではしっかり工作したり意欲を燃やしてたり。

すごい民族だな。

#カッコいい #アツい #ドキドキハラハラ

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2023年02月07日

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源融と業平

業平が源融の歌を読み込んで和歌を読んだそうですが、この6巻のようなエピソードもありそうで、夢中になって読んでます。道真の活躍がこれからも楽しみです。

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2021年06月06日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

宣来子の父、不気味

道真が幼かった頃の『菅家廊下』の話が良かった。

宣来子の父、今は闇落ちしてるけど元はいい人だったのでは? と思っていたけど、やっぱり昔から少しヤバめな人だった。
絵でも目が死んでるというか、不気味。

そんなでも、娘に対しては普通の父なんだな。

#ほのぼの #深い #怖い

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2023年11月11日

購入済み

平安京1番のプレイボーイと1番の無粋人が挑む呪われた山桜のエピソードです。悲しい恋人の思いは吉と出るか凶と出るか、反藤原の目論見も含めて見どころです!

#ドキドキハラハラ #深い #カッコいい

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2023年10月01日

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ますます面白くなってきた。

気に入るポイントは内容はもちろんの事、絵の美しさも重要。
味のある線に、見いってしまいます。
キャラクターの存在感や表情が、最初よりも豊かになって、楽しく読んでいます。
大人の漫画って感じ。

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2021年05月10日

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融様来た!

平安時代好きには避けて通れない源融様が再登場!なぜだかこの人、何かといろんな文献やらに登場するんですよね。やっぱりやり手政治家より、風流で文人で鬼に会ってるような人が1000年後の後世まで残るのでしょうね。今回の融様の凄みが出てた。これからも登場して欲しい。

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2020年10月19日

Posted by ブクログ

日本は島国である、という事は外と隔絶されているのではなく、海を経て繋がっているという話。5巻後部から6巻前部はそんな物語なのだが、この巻の引きはまた藤原氏である。かの家が他氏排斥を平然と行うのならば、その苛烈さは同門にも容赦なく振るわれる訳で、長きに渡る藤原氏の栄華はそんな血と謀略に彩られている。

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2017年09月01日

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面白い!

絵を見て大人買いした作品。
作画も綺麗だし、何より面白い。
業平と高子の過去がきになる!

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2017年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

寧さんと唐の言葉で話せて嬉しそうな道真は
いつになく年相応に可愛らしく見える。
その才を正しく使えと言う寧。
正面突破の策を考えるだけでなく、見届けると
自分も出張るところが道真の偉いところ。
業平もなんだかんだで協力して一芝居打ってくれるのは見物だった。

ひとつ得をすれば損がついて回るのは仕方ない、
一人を罰しても別の者に妬まれるだけ。
忠臣の言葉が暗く響く。
後からでも、父親にだけでも自分ではなく阿呼だと
言うだけでは気がすまなかったろうか。
阿呼のお蔭で一応は解決して空気も少しは良くなって
あのまま廊下に居たほうがきっと良かったろうに。
忠臣もまた真面目過ぎるのだろう。

山桜の話も面白かった。
きっちり芝居をする業平も好きだし、騙されてる融様が純粋。
小川を引くという発想が本当に雅だった。
道真のことを子飼いの小僧、という辺り、融もただ純粋なお貴族様では無いという描写も良い。
業平が
「恐れなどいつか克服してしまう。長く人を縛るのは情だ」
「良いことをした、これが正しかったと納得させること
己の判断で決めたと思わせることが処世の術」
と言うのも納得である。

そしてまた、一芝居打たされそうな業平様。
次も面白そうだ。

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2024年03月02日

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囚われ人は昭姫の恩人だった。
宦官に出会うことによって唐と日本の宮廷のシステムの違いを感じる。
また忠臣の暗部も垣間見る。

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2023年11月23日

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平安爽快痛快ミステリー

毎回謎の解決で歴史や当時の知恵がわかり、勉強になります!道真の平安時代講の解説も楽しみです。古代中国の宮刑や宦官は知ってはいましたが、体が女性的になるのにはビックリ!!道真の子供の頃の話は、どうしてとても好い人の忠臣が基経の配下になったのか謎です。勿論道真は子供の頃も超不細工で、作者様は写実的な描写で人物像も個性的なのに、どうして業平が疲れたおじさんで道真が超不細工に描くのが、何よりも最大の謎です!何か意図があるのでしょうか?

#笑える #ドキドキハラハラ #タメになる

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2023年11月22日

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唐から渡ってきた人物は昭姫の知り合いであった。
それぞれの人生の流転を垣間見ながら、道真は何を思う。
簡単に入内が決まった多美子に波乱か?

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2023年11月21日

匿名

ネタバレ 無料版購入済み

六巻目

在原業平の元にある報告が届いた。
検疫の役人が唐人の密航者に殺されたというものだった。
そして京のまちを歩いていた長谷雄は建物の隙間にけがをした唐人の女性を見つけた。
状況を調べるために道真を連れた業平は港に到着。
遺体を調べた道真はその遺体に小さな穴があるのを発見したが、その傷をつけた犯人は昭姫と旧知の仲で……。

道真が年上の女性と打ち解けた感じで話しているのを見てしまった宣来子。
へそをまげてしまう。
白梅はその人と道真はそういう関係ではないと弁解するが聞かず、父である忠臣の言葉にもギャンギャンと言い返してしまう。
道真が年上好きだと誤解したままの宣来子はどんなに勉強しても絶対に道真より年上になれないことを嘆くが……。

宣来子と道真のエピソードがかわいかった。


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2023年11月16日

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6巻もこの先を思わせるような素振りがチラチラ見え隠れしていました。面白かった。
寧さまとの出会いと別れは道真の唐への思いを強くしたけど、昭姫さんの「夢は夢のままのほうがいいこともある」でウッと。
再読で、島田忠臣が基経についてる訳もわかりました。「そなたの替えなどおらぬ」と言われてたらね。。基経にとっては、超有能な駒くらいの感覚なんだろうけれど。
しっかり出てきた源融、キャラが濃すぎて好きです。頭キレッキレなのか狂人なのか……政にも興味あるのかなんなのかで、血筋もあるしこれは光源氏のモデル最有力候補と言われるのもわかる。
融ちん「つまり私が幸せであればこの世もすべて幸せであり、何もかも上手くまとまるということよの」……んなわけない。。
融ちん…と業平殿みたいな引き顔で読んでたら、ラストに良相が爆弾を投下。常行兄さんの危惧…多美ちゃんの入内やら良房と基経が全力で妨害してくるやろ。
続きも楽しみです。業平殿の演技力がたかい。

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2023年06月11日

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源融

風雅にそこまで入れ込めるのも才能だと思える。
道真からしたらなんのこっちゃという感じであろうけれど、難題をうまく解決できて良かった。
さて次巻は藤原家のいざこざで死人が出そう。緊張感が高まるところ。

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2022年06月13日

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寧さまと昭姫の件も、源融の件も、久しぶりに菅原道真と在原業平がタッグを組んで事件を解決しています。
間に挟まれた幼少期の道真と島田忠臣とのエピソードが、これからの道真の行く道を暗示しているようで気になります。

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2020年02月23日

Posted by ブクログ

唐の宦官の話と、渉成園を作った源融の話
とおるちゃんこと、源融は源氏物語の主人公光源氏のモデル最有力候補らしい。
さすが嵯峨天皇の皇子。作中では冷や飯を食ってはないけども、藤原にやられがちなトオルちゃんですが、応天門の変以降、上役がどんどん失脚とか死去とかして、ぐんぐん出世するらしいです。
その上、年下の基経が51歳で死んだ後にも、働き続け74歳でその生涯に幕を閉じる。すげぇぜ光源氏。

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2019年08月28日

Posted by ブクログ

藤原も反藤原も、黒い感情のうねりが怖い。
大人たちがだいたいみんな怖い。
どうやら業平様が他人にドン引きしてるのが好き。

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2018年08月15日

Posted by ブクログ

これまで、裏側のお話的に出てきていた藤原氏と対藤原氏の政治バトル。それにとうとう道真が巻き込まれるか?というシーンで終わる巻。
平安の時代を親しみやすいテーマ、モチーフで描写していたので、ここまでは主人公ふたりもどことなく客観的に描かれていたけれど、さあ、いよいよか、というところ?
歴史の教科書的なラストは知っているだけに、それをどう物語にしていき、どう締め括るのかが楽しみ。

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2016年11月27日

Posted by ブクログ

寧様の一件の続き、な6巻。業平様と道真の二人がガッツリ組んでるのは久々……なのは気のせい?そんなに登場人物多くないのに、なんでだろ?

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2016年11月11日

Posted by ブクログ

前の巻を読んでからだいぶ間が空いてしまったので忘れていたけれど…。
役人変死事件の解決と新しい事件。
道真と忠臣の過去の話も。なかなかにつらい。

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2017年06月14日

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