【感想・ネタバレ】無限の住人(24)のレビュー

道場潰しや殺人などを繰り返す剣豪集団「逸刀流」に、目の前で父を殺され、母を凌辱された娘「浅野凜」が、その統主「天津影久」に復讐すべく、"100人切り"の異名を持つ不死身の剣士「万次」と旅をする物語。

2008年と2019年の2度のアニメ化や2017年の実写映画化もされた人気マンガ。
「大人」が引き込まれてしまうようなリアルな心情の描写、そして味と上手さが共存する絵柄で、読む人をその世界に引きずり込んでいくような作品です。

<リアルな心情描写>
主人公である凛は、万次と出会い、復讐のために用心棒になるよう頼みます。万次は私怨には付き合わないと断りますが、天津を殺して復讐を果たしたいと悔し涙を流し、対価を身体で払うことも厭わないという覚悟を見せて懇願する凛の姿に万次は説得され、復讐の旅が始まります。ただ、旅の中で天津と遭遇し、行動を共にするようになったことで、その心境に変化が現れ、最後は…。「絶対に殺す」という思いから、「なぜ殺すのか」という思いに行きつき、最後は「殺すべきかどうか」という思いを抱きながら揺れる凛の心情がよく描写されています。

<絵の上手さ>
絵柄自体が動きを感じさせるような味のあるもののため、戦闘シーンはよりリアルに感じます。なにより、魅せることに重きがおかれているような戦闘描写が多く、殺人の描写が芸術的とさえ思ってしまう場面があり、引き込まれます。

「大人が読むバトルもの」を探している人に強くおすすめの作品です。
ぜひ読んでみてください!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

かつてないピンチでやべえ……と思ったところにやってくる助太刀!!!! 何度やってきても「うお~!」と叫んでしまいそうになるこの展開の熱さよ。

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2017年08月14日

Posted by ブクログ

最終章というだけあって読み応えあり。尸良と不死を絡めて描かれる話は面白いです。願わくば錬造が幸せになりますように。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

清々しいまでの外道野郎、尸良。
瀕死状態であっても、その執念と怨念で幾度も戦線復帰する様が心底不気味でしたが。
不死身になったらしい。なぜだか恐怖感が減りました。
今度こそ完全に死ぬのでしょう。
凄惨な死様の予感に胸をときめかせつつ、次巻へ。

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2013年10月06日

Posted by ブクログ

ぉぉぉやっと尺良と対決になりましたよ!
でもだんだん登場人物が交錯してきて、1から読み直したくなる(苦笑。

とりあえず。
槇絵だしてください(待。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

無限の住人登場キャラクター中、最も外道である、尸良が登場して、大活躍。
尸良と卍と凶、三つ巴の戦いが始まった。最初の頃のスピード感ある展開はさらになく、展開は緩やかになっているから、完結までは、最低3巻ぐらいはあるな。

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2009年10月04日

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