【感想・ネタバレ】襲大鳳(上)――羽州ぼろ鳶組のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月19日

内容(ブックデータベースより)

侍火消の活躍を描く「羽州ぼろ鳶組」最新刊!
あの大火から18年、再び尾張藩邸を火柱が襲う! 源吾の前に、炎の中から運命の男が姿を現わす。

大気を打ち震わす轟音が、徳川御三家尾張藩屋敷に響く。駆け付けた新人火消の慎太郎が見たのは、天を焼く火柱。家屋が爆ぜたと聞き、慎...続きを読む太郎は残された者を救わんと紅く舞い踊る炎に飛び込んだ――。新庄藩火消頭松永源吾は、尾張藩を襲った爆発を知り、父を喪った大火を思い出して屈託を抱く。その予感は的中。源吾の前に現われたのは、18年前の悪夢と炎の嵐だった。

令和6年1月14日~19日

0

Posted by ブクログ 2023年06月15日

黄金雛から18年を経て続く物語。
羽州ぼろ鳶組の集大成にして更に深い展開に。。。
すぐに下巻を読みたくなります。

0

Posted by ブクログ 2022年12月05日

「黄金雛」から先に読んでください!
私も教えて貰えなかったら飛ばしてたと思うので。
1巻~9巻→黄金雛→襲大鳳

序章から泣かされた(´;ω;`)
「黄金雛」の話はまだ終わってなかった...
18年を経て明かされる真実と新しい伏線。

18年前の源吾たちを彷彿とさせる、新人火消たちが危なかっしいけど...続きを読む頼もしい!
内記の真の姿がどうも読めない。これからどう明かされるのか...
最後のページの源吾。時折見せる弱さもめっちゃかっこいいな(´;ω;`)
回収されてない伏線もいっぱいで下巻も楽しみ♪

0

Posted by ブクログ 2022年10月25日

今回、肝になる部分を描くにあたり、従来作品で敢えて隠していたのではなく、付け足した感は否めない。
だが、そうであっても怒涛の展開と、今まで出てきた江戸火消し大集合とくれば面白くないわけが無い。
下巻は西も出るのか、一体どういう終着点になるのか、今から楽しみだ。

0

Posted by ブクログ 2022年07月27日

上下巻の上巻の感想は読み終わったらすぐ書かないとどこまでが上巻のことだったかわからなくなってしまいますよね
ちょっとした事件でさっきまで書こうとしてたことも抜け落ちちゃったし

あーそうかそれでみんな感想は下巻にまとめてって書いてるんですね
あれまとめてるんじゃなくてどこまでが上巻だか忘れてるのをご...続きを読むまかしてるだけなんですね
きっとそうです(お前だけや)

じゃ「感想は下巻にまとめて」

上巻も最高に面白かった!(下巻にまとめてって書いたのに面白すぎて漏れ出てしまったやつ)

0

Posted by ブクログ 2022年06月29日

序章・大学火事から始まり、焼け跡には遺体が一つ…
復讐に燃える伊神甚兵衛はどこに消えたのか…

尾張藩屋敷を襲う火事、火事場に現れる伊神…
またしても伊神の復讐なのか?
源吾ら仲間が走る!熱い!熱すぎる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

もう表紙がヤバすぎ!
読まなきゃわからないこの興...続きを読む奮のまま下巻へ突入
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

0

Posted by ブクログ 2021年08月20日

毎度ですが、このシリーズを読むたびに、心を震わせてくれます。今の世にも通じる理不尽、それに立ち向かう人々。心の垢を落としてくれる本です!

0

Posted by ブクログ 2021年08月16日

この「襲大風 上下」を読む前に、エピソード0「黄金雛」を読むべきだったと後悔。

順番間違えた。

それでも面白かった。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月31日

202101/上下巻まとめて。絶対面白いぼろ鳶シリーズ、しかも今回は上下巻でたっぷり楽しめる!なのに上巻読む速度がのろのろペース…というのも、登場人物が多すぎて、忘れてしまった人となりや過去作での細かいエピソードを思い出しつつだったので。くどくない程度のさりげない按配で人柄や当時の経緯もちゃんと書か...続きを読むれているし、あくまで自分の記憶の衰え故に、読み進めるのに時間がかかってしまったってことです笑。この世界に戻れてからは、胸も目頭も熱くなりながら没頭。キャラクター達が良いのは勿論のこと、場景が映像で目に浮かぶ描写が毎度ながらほんとお見事。今回も、慎太郎達が門を開けようと頑張る場面とか、源吾と甚兵衛の半纏の向かい合せ鳳凰とか、辰一と登場したとことか、数々の名シーン、読んでてすっと浮かんでくる今村先生の文章はすごい。下手人や理由の謎だけではなく、源吾が父の死と向き合うところ、甚兵衛ら先達世代・源吾ら黄金世代・慎太郎ら次世代、それぞれの葛藤・世代交代・熱さが織り交じっているところ、要人や内記の心情や変化、などなど今作も盛り沢山の名作だった。今回で一区切りということであとがきがあるのも嬉しいが、早くまた次の作品にひたりたい。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年01月05日

ISBNで検索しても0ページ。良く分からない。それはさておき、若さも眩しければ、諫めたい所もあり。さすが大人はしっかりしてる、と思ったら人に話を聞きに行くために喧嘩ふっかけたり。本当に火消しの面々は情熱的で真っ直ぐで愛おしい。内記が何を考えているのか…黄金雛の感想でも書いたけど、彼への心情は本当に大...続きを読むきく揺れ動かされ続けてます。源吾も父親を巻き込んだ過去の事件と向き合う時。読者もやっとそこが読めるのか、とワクワクです。図らずしも2年続けて新年1作目がぼろ鳶シリーズでした。嬉しい。

0
購入済み

待ってました ぼろとび 

2020年12月21日

読み応え十分 待った甲斐がありました
江戸火消の人情と情熱をとくとご覧あれ

0

Posted by ブクログ 2020年12月15日

待っていました!!
羽州ぼろ鳶組、最新刊。

ここに、ついに新庄藩火消頭、松永源吾の父の最後が知るところに。

一時代、江戸に尾張藩火消ありと名実ともに一番だった。
そこに皆を率いるスタープレーヤー、伊神甚兵衛。

甚兵衛は大きな火事の際、言語の父親とともに、死んだと聞かせれてはきたが、焼死体はたっ...続きを読むた一体。
源吾の父親のみ発見されただけだった。

日の扱いに慣れている犯人、それが火消しとしての名声を我がものにしていた甚兵衛その人だったのだ。

後半に期待が。

0

Posted by ブクログ 2020年12月13日

時代ものエンターテイメントでは今や第一人者ではなかろうか。松永久秀を取り上げた歴史小説でも唸らせられた作者の出生作シリーズである火消しもの。あとがきでも書かれているように大団円というか一種の集大成感がある作品でした。一時は史上最強と謳われた尾張藩の火消し、ある陰謀で潰されたその尾張藩火消しの天才的な...続きを読む頭目が陰謀を生き延びて自分たちを潰した者たちに復讐をした、その復讐の火事で多くの犠牲が出て終わりの頭目も死んだものと思われていたのだが、またも復讐と同じような火事が頻発して...という話。作者が作った江戸の魅力的な火消したちがばんばか出てきて活躍するし悪役もまたえげつないぐらいの悪事を働くし、と大団円的な内容。とにかく魅力的な登場人物が多過ぎる作品だけどとっちらかずに上手く書いているところがほんとにお見事。このあとどんな作品を書くのか...非常に楽しみなシリーズと改めて思いました。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月26日

表紙の背中は誰のものだろう。
そう思いながら読み進めた。
まさかあの人だったとは…。

十八年前に終わったはずの物語が、再び動き出す。
源吾にとっては因縁深いもの。
何度倒れても蘇る、と言われる伝説の神鳥・鳳凰。
幼い頃に憧れた、己の火消羽織と正反対の方向を向く"鳳凰"との再会は...続きを読む、亡き父との邂逅でもあった。
伝説と同じく何度でも蘇る、その男との再会が意味するものは?
十八年前の事件の真相がいよいよ明るみになるのか?
読みながらゾクゾクする。

それと同時に思い巡らせたこと、"正義"。
正義とは人の数だけあるもの。
自分が信じる正義と他人が信じる正義が同じとは限らない。
自分が信じた正義を非難され、挙げ句に罪に問われることさえある。
正義とは、また忠信とは何なのか。
ずっと考えながら読み進めた。

様々な思いを胸に、源吾の納得のいく結末を迎えることを願って下巻を待ちたい。

0

Posted by ブクログ 2020年09月22日

 江戸の火消したちが18年前の大火の悪夢と対峙する羽州ぼろ鳶組シリーズ第11弾。

 主人公の源吾が父の死の謎と向き合うことになる今作、新たな幕開けという感じで一気に読まされてしまいました。

 個性豊かな火消しの面々を描く横軸と過去にさかのぼって謎に迫る縦軸が物語に深みを与え、否が応でも盛り上がっ...続きを読むてくる展開でした。

 果たして源吾は父の人生と向き合うことができるのか、江戸の町を無事守ることができるのか、興味は尽きません。

 シリーズ初の上下2巻となる今作、下巻がでるのを楽しみに待っています。

0

Posted by ブクログ 2024年05月05日

まだレビュー書けてないのですが。
下巻読んだら、上巻の感想忘れちゃいそうなので。苦笑
いつもはPCで書きますが、今日はスマホで。

羽州ぼろ鳶組シリーズ、ずっと読んでました。
すごく面白いんです(←語彙)
時代小説なのに、
少年ジャンプ読んでる気分になります。

1〜9まで読んで、0を読んだのですが...続きを読む
(スターウォーズみたい。笑)
主人公である松永源吾の父、
松永重内達の世代の話でした。
火消しの矜持や思いが次の世代に受け継がれていく。
シリーズ10作目、襲大鳳。
0から続く物語でした。

最初から火災が発生、
そこからそれぞれが動き出して
途中今までと重複することが重なり、
読むスピードが鈍り掛けました。
後半はその分を取り戻らすように畳み掛けられ、
一瞬で転換、一気読みでした。

誰一人、命を諦めないし
一人ひとりに正義と善悪があって。

これまでの作品も、
下手人が極悪人という訳ではなく
優しい人たちが堕ちていくというか。

だからって火をつけて良い訳もないし、
人の命を奪って良い訳ではないけど、
やむに止まれない背景があり、
いつも涙涙で読みながら号泣するのですが。苦笑

今作は、炎聖と呼ばれた伝説の火消しである
元尾張藩火消頭取 伊神甚兵衛の影が。
この人がスーパースターと火付下手人という、
正義と悪を両方背負う、
ほんとに漫画に出てきそうな方です。
私の中で伊神甚兵衛は、NARUTOとかに登場しそうなんですよね。イメージ。
強くて優しくて格好良くて、
だけど仲間のために復讐を果たそうとする。
悲しいのにとても良い男なんです。

その人が18年の時を経て現れる…?
源吾が憧れた火消しの伊神甚兵衛。
父が助けようとした下手人の伊神甚兵衛。

もう混乱と混乱で下巻に続きます。
GWに読み切りたいと思います…!

0

Posted by ブクログ 2023年11月15日

11作目は初の上下巻の上巻。前作が源吾の父親の代の話だったが、その話から繋がってる。さて、真相はととても気になる。ただ、もはらぼろ鳶だけの動きでなく、江戸じゅうの火消しが絡んでくるので、登場人物がややこしくてしょうがない。しかたないとは思うけど・・・

0

Posted by ブクログ 2023年11月04日

ここに至る巻までに、いろいろな火消が登場しましたが、この巻では、彼らがいよいよ団結してことにあたります。ただ、その分ぼろ鳶の活躍は控えめで、そこが残念なところ。今回の火付けの方法、目的、そして犯人は?源吾の過去の因縁も絡まってどうなるのか、下巻が楽しみです。

0

Posted by ブクログ 2023年08月25日

府下の火消しが集結するから、組や人の名前が踊り、これまでのぼろ鳶で得た知識の大集結だった。
尾張藩で起きた火災のなぞを追う源吾ら。
別行動をとる内記。
甚兵衛の亡霊を追いながら、謎に迫る。
いつもながらおもしろい。

0

Posted by ブクログ 2023年04月15日

源吾の父重内の死の真相が分かりそう、、、後編に続いてしまった。表紙のイラストが上巻下巻で繋がってる。

0

Posted by ブクログ 2021年10月04日

10月-02。4.0点。
羽州ぼろ鳶シリーズ。18年前、「黄金雛」で死んだ伝説の火消「伊神甚兵衛」。同じような火付けが発生し、今回は源吾、大音勘九郎らが若手をおさえる時代交代に。

伊神甚兵衛は果たして生きているのか。。
一気読みした。黄金雛をなぞるような物語、源吾・勘九郎ら現役世代の協力、息もつか...続きを読むせぬ展開で、下巻を早く読みたい。

0

Posted by ブクログ 2021年09月10日

もうそろそろ飽きるかと思っていたけど、やっぱし惹きこまれた。上下巻一気読みしてしまった。火喰鳥の時は単発のつもりで書きはったんやと思うのに、10巻が連続した大きな一つの物語になってるって凄いな。しかも短期間で書いてはるし。作家の熱量がそのまま源吾で表現されていて、なんか勇気をもらってる。シーズン1は...続きを読むこれで終わりらしいけど、新刊がでたらきっと僕も読み続けていくやろうな。

0

Posted by ブクログ 2021年06月17日

江戸を連鎖的な火付けが襲い、対して火消連合で対抗しようとするが…。
何がどうなってるのかよくわからない程ごちゃついた伏線が張り巡らされて上巻終了。
個人的には本作は群像劇的に映った。
下巻でどう収束するのか気になる。

0

Posted by ブクログ 2021年02月24日

羽州ぼろ鳶組シリーズ11作目

過去の作品が伏線でもあったかのように、18年前の事件が掘り起こされる。
シリーズ初の上下巻となったが、下巻まで待って読み始めて正解だった。

タイトルの「かさね」を「襲ね」としたあたりが上手い。

下巻の展開が楽しみ。

0

Posted by ブクログ 2021年02月17日

<羽州ぼろ鳶組>シリーズ第10作(前作「黄金雛」はシリーズ0扱いらしい)は初の上下巻。

読み始めると序章は「黄金雛」の続き。『大学火事』の焼跡に入った「に組」頭の卯の助が見つけたのは、松永重内ー松永源吾の父ーの遺体。しかしそこに下手人である元尾張藩火消頭取・伊神甚兵衛の遺体はなかった。
そして十八...続きを読む年後の現在。徳川御三家尾張藩上屋敷で再び火事が起こる。火柱を上げて激しく爆発する家屋。伊神の復讐は終わっていなかったのか。
何らかの瓦斯が関係しているらしき、どうやって起こしているか分からない爆発事件に、源吾ら各頭取たちは若手火消たちを現場に出さないようにと通達する。それは奇しくも十八年前の「黄金雛」の事件と同じ構図だった。

上下巻にするだけあって、内容も色々と盛り込まれている。
この上巻を読んで気になるのは、伊神が本当にまだ生きていて十八年も経ってまた復讐を再開しようとしているのかどうかということ。
そして松永源吾は前作「黄金雛」で父親に対する反抗心、もっと言えば軽蔑するかのような気持ちを持っていたのだが、この事件を機に父の本当の思いや火消としての矜持を知るのか、そして父に対する思いに変化があるのかということ。

この二つがテーマの軸になっていくと思うのだが、もう一つの軸になりそうなのが新人火消の慎太郎と藍助コンビ。身体能力は高いが無鉄砲な慎太郎と身体能力は低いが炎の動きを視る能力に優れている藍助という対照的な二人がこの事件でどんな活躍を見せどう成長していくのか、注目したい。更に藍助と伊神甚兵衛には奇妙な縁もある。もう一度「狐花火」を読みたくなってきた。
そしてもう一人、二人を見守る立ち位置にいる進藤内記。若手は火事場に出てはいけないという通達を破って現場に出向く二人に、「菩薩花」のあの進藤内記は何故行動を共にしようとするのか。

進藤内記側からの「菩薩花」の振り返りが書かれていて、それを読むと内記には彼なりの思いがあってしたことやそれでも誤算や行き違いもあって思わぬ方向に行ってしまったことなどが分かった。
源吾側から見た内記の言動は許されないところばかりだが、内記のおかげで救われた命があることも確か。
人は善悪はっきり分けられるわけではないことが改めて分かる。

卯の助もかつては千羽一家として強盗を働いていた。慎太郎も鳶になる前は生きるためとは言え、人を殺めたこともあった。
主人公の源吾も父の真意を汲み取れず、父を傷つけていただろう。
人は人を傷つけることもある一方で助けることもある。

上巻終盤で再び尾張藩屋敷が襲われる。今度は中屋敷を中心に五箇所も爆発が起こる。
そこに現れたのは…伊神甚兵衛? 彼は下手人なのか? 最後のセリフの意味は?
そしてこの尾張藩爆破事件はまだ続くのか、火消たちはどうやってこの恐ろしい爆破事件を止めるのか。
気になって仕方ないまま下巻に続く。

0

Posted by ブクログ 2020年12月15日

2020.12.15
甚兵衛様はきっと下手人じゃないと信じて下巻に向かいます。だってそんなの救いが無さすぎる(T . T)
シリーズ初の上下巻、素晴らしいです。

0

Posted by ブクログ 2020年09月14日

江戸の町の火消したち。町火消、定火消し、侍火消しと立場は違えど仕事は同じ。放水車もはしご車も無く、水さえ満足になかった時代の過酷な消火。火元に飛び込むのは現代でも大変なことだ。火と戦う心意気に惚れてしまう。

0

Posted by ブクログ 2023年09月06日

町に突如発生する連続爆発!

書きたいこと伝えたいことがいっぱい伝わってくる。
最初からこのシリーズを読んでいる者にしてみたら、くどく感じる。

0

「歴史・時代」ランキング