【感想・ネタバレ】九紋龍――羽州ぼろ鳶組のレビュー

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Posted by ブクログ

『夜哭烏』に続き、今村作品三作目。今回も熱〜い作品でした!最強の火消、辰一こと"九紋龍"の背景描写が巧みすぎて、作者の才能が怖いわw 彫り物の件なんて感心してため息しか出ない…。最後は、我らがヒロイン・深雪さま(?)が大活躍し、良い結末であった。星四つ半。

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2024年04月28日

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シリーズ第三弾。ほんとに安定して面白い。
今作も強烈な個性を持つ新キャラクターが登場する。
最強の町火消し九紋龍、大文字屋の下村彦右衛門、御連枝様の戸沢正親。今後も盛り上げてくれそうな魅力溢れるキャラクターである。
そして、サイドストーリー的にラストで書かれている勘定小町こと深雪さんの才女ぶりがなんとも素敵な話で物語を締めくくってくれます。

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2024年01月19日

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今作も文句なしのアツアツ展開
冬休みに入りまして、いつもより読書が捗ります。

会話のコミュニケーションは乱暴だけど
心ではお互いを信頼して焔との戦いに挑む男達
毎回鳥肌が立つのを感じながら「うぉぉ…」と声が漏れます( ^ω^ )

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2023年12月24日

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文句なく面白い。ようやく理解を得た家老が倒れ、代役の若殿は、我儘でケチ。一方江戸では、放火のどさくさで残虐な盗みを働く盗賊団が暗躍。なぜか、江戸一の火消しと言われた「九紋龍の辰一」が、他の火消しを捕えるという謎の行動に出て、ぼろ鳶を邪魔する。肝心の奉行は丸切り役に立たないという四面楚歌。こんな中でも、わずかなヒントを頼りに少しずつ難題を解き、最終的には解決を見る。今回は辰一の存在がピカイチ。ストーリーのスパイスになっているのはもちろん、主人公の反面教師としての役割を果たし、最終的にはジンテーゼに至る快感。勘定小町の冴えも、物語を豊かにしている。ややできすぎの感がなくもないが、一旦忘れて純粋に楽しもう。

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2023年11月05日

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今回も最高に面白く格好良かったです!

相変わらずのぼろ鳶のメンバーたちですが、前回からのそれぞの成長された姿が今回は発揮されていて、仲間の絆もそうですが、阿吽の呼吸で動いている姿が本当に格好良かった。
私も街の民だったら心から「ぼろ鳶が来たなら安心だ!」って思ってしまうほどでした。

そして、新たに登場した火消し達、連枝様。
出だしは嫌なやつだなぁから始まって、後半にかけて、やっぱりそう来たか!と期待を裏切らない進み具合が楽しくて楽しくて最高でした。

深雪と源吾の掛け合いも、最初の頃より、ずっと深く、仲良くなっていてめちゃくちゃニヤニヤしながら読んでいました。
深雪の商人とのやりとりも格好良かったし。
千羽一家との今後も気になるし。

次も絶対に読むの決定だな!

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2023年09月23日

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3巻目も悪辣すぎる悪人が登場するが、それを忘れさすくらいサブキャラたちが魅力的。九紋龍・辰一、ご連枝様・正親、大丸の四代目・・

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2023年08月31日

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ネタバレ

2023/6/27
今回はえげつなさがいい塩梅でちょっと心穏やかに読めました。
毎回かっこいい人が出てきて涙ぐむ。
だからこそ未来に待つ史実、田沼様の失脚が怖くなるんよね。
一橋めっちゃ悪もんやん。どう納得させてくれるの?
ひー怖い。
それはともかく今回は火消じゃない人たちがとても素敵。
バカ殿かと思わせて実はとても実直な民思いの人だったご連枝様。
冷酷な四角四面の牢役人ではなかった昔源吾を捕らえてた人。
大丸の四代目、昔深雪に振られた豪商。
いやみんなかっこいい。
最後に深雪さんの見せ場も作って終了。
大満足でしょう。
シリーズ続きも楽しみ。ちょっと怖いけど。

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2023年06月27日

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ネタバレ

小気味いいほどの話の流れに一気に読ませてもらった。九紋龍辰一と千眼の卯之助の秘められた間柄に泣き、迫力ある火事場のシーンに息を呑んだ。
火事場をおさめて話が終わったかと思いきや、最後に勘定小町の登場と、わくわくが止まらない。
連載物によくある中だるみとは無縁、シリーズの中でも群を抜いた秀作だと感じた

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2023年03月01日

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僕が一番好きな人は、松永源吾と鳥越新之助です。九紋龍では、新之助が千羽一家の下っぱを倒すという大活躍をして凄く面白いなと思いました。新たに辰一や宗介などのに組の新しい仲間達も増えて盛り上がってきたので、面白かったです。4巻めの鬼煙管、5巻の菩薩花も続けて読みたいです。【小4】

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2022年11月07日

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火事との戦いだけでもかっこいいのに、人情でも泣かせにくる。
エンタメ小説として完璧。
シリーズが進んできて登場人物たちにも愛着が湧いてきた。新しいメンバーもなかなか癖強でよき。

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2022年10月30日

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ネタバレ

羽州ぼろ鳶組シリーズ第三段。物語もすっかりシリーズものとして土台が踏み固められてキャラクターがより際立ってきているし、チームワークも強固なものになるストーリーに変化してきた。
まるで現実世界で仕事のプロジェクトチームが軌道にのってきて其々が手応えを感じはじめてきたようなそんな高揚感とダブる。
そしてそれに比例して対峙する“敵”も闇を持って組織だってきた。
今後の展開も非常に楽しみになる内容でギアが1速、2速ときてここで一気に4速に飛び越えて、それも無理なく加速するような心地よい勢いを感じる。
読み出したら止まらない。。。

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2022年10月29日

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今回も胸熱々!
壮絶な過去を背負った九紋龍こと、に組辰一の生き様。不器用で乱暴だけど、実は優しく熱い男。

千羽一家との戦いはまだまだ続くのか...回収されていない伏線があり、先が楽しみです(*´艸`)

今回は、みんなの見せ場が良かった♪
最後の深雪の件も良かったなー(*´-`)
今村先生は、表情や動きの描写が上手すぎです!

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2022年10月23日

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今回も熱い!
ぼろ鳶組のメンバーはもちろん、に組の頭を筆頭に人情溢れるキャラクターが人を救うために奮闘する。
もちろん活躍するのは火消しだけじゃない。
みんながみんな、本当にかっこいい!
それぞれの見せ場がとても上手に描かれていて、キャラクターの個性が生き生きしてる。
まだまだ続きが楽しみ!

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2022年07月28日

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いやいや熱かった!
敵は極悪非道の千羽一家。

江戸家老・六右衛門が病に倒れ、国元新庄からやって来た御連枝様・正親…これが素晴らしい!
もう松田翔平で脳内ドラマ再生(°▽°)

今回は九紋龍・辰一のドラマに泣けます(´Д` )
男達の熱い闘いに、江戸の町とわたしの胸も燃え盛る!
そして深雪!毎回最終話は深雪!
もうこれが最高!深雪のスピンオフ出して頂きたい!
勘定小町で一冊\(//∇//)\

熱くなりすぎて息切れしてしまった…

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2022年06月17日

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いやー面白い
今回もすんばらしいキャラクターが登場しつつ
長期シリーズに向けたいつでも回収できそうな伏線はりまくりの第三巻でした

それにしても今村翔吾さんはよく分かってる
そうなんですよ主人公の源吾の活躍以上に妻である深雪さんの活躍を求めているんですよ!読者は!少なくとも自分は!!
そんな希望にしっかりと答えてのエンディング
素晴らしい!

そして相変わらずのキャラ立ちの凄い面々
これはもうこのキャラ設定をもとに脚本家さんたちが集まってTBSの月曜夜8時から43部に渡って放送するしかないでしょうよ!
衆議院予算委員会とかで話し合ってもらえないだろうか?
あーでもあれか民間企業だもんな〜TBS、国会が番組編成に口出せないよな〜残念(クリアすべきはそこじゃない)

あ!43シリーズもやったら江戸の町が燃え尽きるなこりゃ(心配すべきもそこじゃない)

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2022年06月09日

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「羽州ぼろ鳶組」の3冊目。

今度は、火事を起こしその隙に皆殺しの押し込みを働く盗賊・千羽一家の狼藉から幕が開くお話。
その盗賊が江戸に入ったと思しき火付けを止めるべく奔走する<ぼろ鳶>だが、病に倒れた家老に代って江戸に入った藩主の親戚・戸沢正親に火消の削減を宣言されるわ、現場ではに組の頭・九紋龍の辰一の大立ち回りに大混乱と、内憂外患の危機的な状況に…。
物語が進めば、最初は嫌な男と思われた正親の思惑や辰一の心情が次第に知れていくが、それにしても、どうして今回出てくる男たちはどいつもこいつも格好いいんだ。
新庄の民を思い火消見廻役に盾突く正親や背骨が軋んでも膝を折らなかった辰一はもとより、今回も盗賊を殺さずに斬り捨てていく新之助や己の過去をぶちまけて過ちを償う卯之助に加えて、素知らぬ顔で辰一を切り放つ牢屋敷の石出や羽州の良品を相場の倍で引き取る彦右衛門といったチョイ役まで、凛とした男たちの姿に惚れ惚れする。
勿論、源吾も『江戸っ子は五月の鯉の吹き流しってなもんさ』と、人を恃まぬ辰一の言い残した言葉を全うする男振り。

と言いながら、最後の最後でみんな持っていく勘定小町・深雪さん、恐れ入りました。

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2022年06月05日

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江戸と上方を股にかける極悪組織との戦い、新庄藩の財政問題に端を発する御連枝との駆け引き、に組の辰一の暴走など、様々なトピックスをうまく一つの物語にまとめて、かつ熱い火消し魂を織り交ぜる構成が素晴らしい。
江戸で最も権力を持つのではないかと思えてしまう勘定小町様の活躍もまた素晴らしく、読んでいて本当に楽しい作品です。

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2022年05月16日

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火事を起こした隙に押し込み強盗で皆殺しを働く千羽一家
藩主の親戚が火消しを削減する宣言
に組の九紋龍こと辰一とのいざこざ
と困難だらけ

最後までぐいぐい引っ張る面白さでした
男達の見せ場もそれぞれあって良かった
そして深雪さん最高!
あと鳶丸可愛いです♪

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2022年01月06日

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内容(「BOOK」データベースより)
火事を起こし、その隙に皆殺しの押し込みを働く盗賊千羽一家が江戸に入った。その報を受け、新庄藩火消通称“ぼろ鳶”組頭・松永源吾は火付けを止めるべく奔走する。だが藩主の親戚・戸沢正親が現れ、火消の削減を宣言。一方現場では九頭の龍を躰に刻み、町火消最強と恐れられる「に組」頭“九紋龍”が乱入、大混乱に陥っていた。絶対的な危機に、ぼろ鳶組の命運は!?啓文堂書店時代小説文庫大賞第1位シリーズ続刊。

令和3年11月5日~13日

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2021年11月13日

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今回は藩主の財政問題も交えて、どう折り合いをつけ、火消しの仕事を全うしていくかという部分が垣間見られて良かった。過去の登場人物たちとのやりとりも魅力的。

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2024年03月31日

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【羽州ぼろ鳶組シリーズ 3】
江戸の町の一人に成れるこのシリーズ♡

火付けをし、そこに大勢が気を取られている隙に、大店の一家を皆殺しにする盗賊一団『千羽一家』が今巻の敵である。
上方で大暴れをした後、江戸に舞い戻って来たらしい一団に立ち向かう火消し達。

新庄藩火消しぼろ鳶組と、に組の頭:九紋龍の辰一、藩主の代役:戸沢正親も大いに関わってくる。
敵か?味方か? 
辰一VS寅次郎は、プロレスラーVS力士の様(笑) 勘定小町の深雪の算勘の力もピッカピカ!

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2023年07月29日

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今回は…
火事を起こし、その隙に押し込み強盗をやらかす千羽一家との戦い!

毎回、毎回、かっこいい〜!
今回も惚れました〜。

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2023年05月27日

Posted by ブクログ

羽州ぼろ鳶組の第三巻。

今回も胸熱展開満載で面白かった!
火事を消し終わった後に火消し半纏をひっくり返して町を練り歩くっていうのが本当に格好良いなぁって読むたびに思うよ。

当時の火消し半纏の絵柄が気になりすぎて、刺子絵図みたいな本調べてしまった。
水滸伝の九紋龍柄のもあって、本当に格好良くて粋。

続きもどんどん読んでいかなくては!

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2023年04月01日

Posted by ブクログ

火事場の盗賊・千羽一家。
己の欲望のために、罪なき民を殺めることは許されない。

九紋龍・辰一登場。
江戸の町にとって、頼もしい火消しに出会えた。

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2023年02月28日

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やめられない止まらない
シリーズものにハマったのは10年前の真田太平記以来かしら!あー完結しちゃうときのロスが怖い
今回もわたしの推しは深雪さん!新之助の活躍もワクワクした。ちょっとでもグロい描写がわたしは苦手なので★マイナス1で。

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2023年02月09日

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長男から貰った #ヨギボー に寝そべって読書していたら、本が面白すぎるのとヨギボーが心地良すぎて、寝るのが深夜になってしまった。

いつもは遅くても10時半までに寝るようにしているので、久しぶりの夜更かし。やはり起床時間はずれ込んだ。9時-4時が理想。

それにしてもヨギボーは気持ちいい。体を包み込むようにフィットする。身動きする気がなくなる。人をダメにするソファなので気をつけて、と長男は言っていた。

#今村翔吾 の火喰鳥シリーズ第3弾「九紋龍」 を読んだ。前作に劣らず抜群に面白いエンターテイメント時代小説だ。笑いあり涙ありで、心をぐっとつかまれる。

ラストの勘定小町の章は圧巻だ。キーワードは夫婦の絆。続きを絶対読もうという気になる。次回作はついに鬼平犯科帳の平蔵まで登場するらしい。楽しみすぎる。

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2022年08月24日

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今回の敵は、放火をしておき、そちらに目を引きつけておいて、別の所で、押し込み強盗を企てる輩ども。最初は嫌だった家老の代行の正親が、後半では頼もしくて、素晴らしい存在に。そして今回も深雪がいい味を出しています。新之助、今回の九紋龍、魅力的なキャラがいっぱいで今回も満足な読書でした!最後の終わり方も爽やかで次巻も楽しみ^_^

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2022年05月15日

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火事を起こし、その空きに皆殺しの押し込みを働く盗賊・千羽一家が江戸に入った。それを阻止しようとした「ぼろ鳶」は火付けをとめるべく奔走するが、藩主の親戚が現れ火消しの削減を宣言する。一方現場では「に組」の頭九門流が乱闘。絶対的な危機に「ぼろ鳶」の命運は・・・・

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2024年03月25日

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火消しの本編もおもしろかったけど、第六章、エピローグみたいなお話が一番好きでした。大丸さんが出てくるなんて!勘定小町と連枝様がご活躍でした。

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2022年08月26日

Posted by ブクログ

個人的に秀才ではなく天才的最強キャラが来ると冷めるので、本作はなんとも言い難い。
最後の最後の章は面白かったが、どうにも一冊の本にすると余計なドラマが長い気がするのは本を読み慣れないからなのだろうか…。
あからさまな伏線を回収する時も、きっとこんな書き方なんだろうな、と想像出来てしまうのがな…。
想を裏切る展開に出会えることを願って次作も読みたい。

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2022年08月23日

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